Date: Wed, 14 Mar 2001 23:28:38 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org
From: "M.Shimakawa" <mshmkw@tama.or.jp>
Subject: [keystone 3692] [aml] PARC 緊急抗議声明賛同を
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 3692
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org
 

   (from 『オルタナティブ運動情報メーリングリスト』 改行位置等若干変更)
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 Subject: [aml 21285] 緊急抗議声明賛同を
 From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
 Date: Wed, 14 Mar 2001 17:49:38 +0900
 

小倉です。是非ご協力ください。あまり時間がないのですが、賛同できる団体
があればよろしく。

小倉利丸
((((((((((^0^))))))))))
toshimaru ogura
ogr@nsknet.or.jp
http://www.jca.apc.org/~toshi
((((((((((^0^))))))))))

【緊急】
PARC からの声明への賛同要請です。ご協力を!!

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Parc Pacific Asia Resource Center
アジア太平洋資料センター
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-1檜ビル3f
tel. +81-3-3291-5901  fax. +81-3-3292-2437    E-mail parc@jca.apc.org

市民団体各位                    2001 3 14

3月9日、アジア太平洋資料センター(PARC)の事務所に警視庁公安部
公安第1課により、家宅捜索が入りました(家宅捜索の詳細については、
別紙「市民団体への不当弾圧に抗議する声明」をお読みください)。

私たちは、この家宅捜索を、国家権力による市民運動への嫌がらせ以外
の何物でもないと考えています。このような不当な弾圧を看過しては、
今後警察のさらに野放図な権力濫用を許すことになります。また、この
ようなことが起きると、市民の参加・協力なくしては成り立たない市民
運動は大きな打撃をこうむります。私たちは、今回の件をPARCのみなら
ず、市民運動全体への威嚇・弾圧ととらえています。

今回の事態について、私たちは市民団体に広く呼びかけ、抗議の声をあ
げるべきと思い、皆さんにご協力を仰ぐ次第です。別紙「声明」をお読
みいただき、ご賛同いただければ幸いです。たいへん時間のないお願い
で恐縮ですが、ご賛同いただける場合は明日15日12時までにPARCあてに
団体名をお報せください。
(tel.03‐3291‐5901 fax.03‐3292‐2437)

明日15日(木)午後4時より、司法記者クラブで記者会見を予定してお
り、そこでこの声明も各団体からの賛同をいただいたものとして発表し
ます。

皆さんのご支援をお願いいたします。

アジア太平洋資料センター(PARC)
事務局長 前田美穂

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[市民団体への不当弾圧に抗議する声明]
市民団体への不当な弾圧に断固抗議します。 
2001年3月15日

 3月9日午前10時より午後1時半まで、アジア太平洋資料センター
(PARC)は警視庁公安部公安第1課の捜査員9名により3時間以上にわ
たり家宅捜索を受けました。その結果、PARCの月刊誌『オルタ』の発送
宛名シールのコピー、雑誌『ザ・パスポート』(帰国者の裁判を考える
会発行)、雑誌『希望の21世紀』(希望21発行)、1999年正月の年賀状
1通(現在宮城刑務所で受刑中のMさんからの年賀状)が押収されました。
PARCは30年近くに渡って市民活動を続けており、その結果として数多く
の日本の市民運動からニューズレターや機関紙が送られてきており、そ
れらを資料の一部として集積しています。押収された冊子は、集積され
ていた数千点に及ぶ資料の一部であり、一般に市販されてもいるもので
す。年賀状も同様に数百通もある年賀状のなかの1枚であり、刑務所の
中で当センター発行の『オルタ』を読んで、送ってきた挨拶にすぎませ
ん。
 この家宅捜索は、昨年11月に逮捕された日本赤軍の重信房子容疑者に
関わる「犯人隠避」の容疑で同日朝逮捕されたNさんの被疑事件という
名目で行なわれました。この被疑事件も根拠のない公安による勝手な推
測に基づいていると判断されます。Nさんは、PARC元共同代表の井上礼
子さんのお連れ合いです。
 アジア太平洋資料センターはその定款や活動案内に明記されている通
り、環境や人権、アジアの国々の現実を伝えるためにPARC自由学校の運
営、アジアの環境問題の調査やキャンペーン、ODA改革に関する政府へ
の政策提言、雑誌『オルタ』の発行などを行なっている団体であり、そ
の活動と日本赤軍とはいかなる関係もありません。被疑者の連れ合いが
関係した団体という理由で、その団体の事務所全体の家宅捜索が許され、
しかも刊行物の購読者名簿が押収されてしまうということは弾圧の無制
限な拡大です。
 また、家宅捜索が入る時点ですでにテレビクルーが事務所前に並んで
いました。これは、事前に警察から情報が伝えられていたということで
す。事務所のビルの入り口をテレビで放映し、アジア太平洋資料センタ
ーという団体名を流して、日本赤軍にあたかも関係があるかのごとき印
象を植えつけられることは、雑誌購読者などを財政基盤とするPARCにと
っては、雑誌その他の販売活動を含め、重大かつ深刻な市民団体の活動
妨害です。さらに同ビルの所有者が不動産屋を通じて移転を打診してく
るなど、具体的な被害が発生しています。
 警察側の情報がそのまま事実であるかのように垂れ流される一方で、
私たち市民の側からの主張・反論はなかなかメディアに取り上げられま
せん。家宅捜索そのものに加えて、メディア報道によってさらにダメー
ジが拡大されていくことに、私たちは深い憤りを覚えています。
 PARCのように市民の参加・協力によって活動が成り立っている団体に
とって、家宅捜索を受け、また名簿を押収されるということは、その活
動に甚大な被害を及ぼします。このような不当な弾圧をひとつ許してし
まうことは、次にさらなる弾圧の拡大を招くことになることをも強く危
惧します。
 市民の権利と市民運動の自由を守り、市民運動を発展させるために、
被疑事実との関係が直接ない団体への家宅捜索、直接関係がない名簿な
どの押収は許されないということを、強く訴えます。
 また、いかなる思想信条の団体であれ、自分たちの活動報告や考えを
伝える機関紙などを発行する自由は市民的権利のなかに含まれ、市民運
動の記録をできるだけ幅広く収録したいと考える団体がその刊行物を収
録しておくことも自由の一部です。
 このような弾圧が繰り返されないために、私たちは市民団体として、
ここに怒りをこめて抗議を表明します。

アジア太平洋資料センター
共同代表 村井吉敬 中村尚司
事務局長 前田美穂
東京都千代田区神田小川町2-1檜ビル3階
tel.03-3291-5901 FAX03-3292-2437
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