keystoneML2001/02

To: anti-wiretap@jca.apc.org, keystone@jca.apc.org
Subject: [keystone 3551] 戦争協力反対FAX通信１月２４日号
Date: Sun, 04 Feb 2001 22:51:36 +0900
From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
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Lines: 477
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 3551
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

小倉です。戦争協力反対FAX通信の１月２４日号です。編集部のミスで、電子版
の発送が遅れてしまいました。お詫びします。FAXおよび郵送版は日付通に発行
されています。今後とも情報をお寄せ下さい。よろしく。

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　　　戦争協力を拒否し、有事立法に反対する
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　　全国　YY　　YY　　　 YY　YY　　YY　通信
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●「戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国Fax通信」のファクシミリと
　郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この11月から新たに再スタートとなります。ファクシミリ／あるいは郵送で
　の定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします！
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
　開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
　くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア／取り
　組みに意味があるとお考えの方は、＊是非カンパをお送りくださるよう＊お
　願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。

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【電子版】
戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国FAX通信
Ｎｏ．６　2001年１月24日（月２回発行）
◆◆◆第１期・第６号◆◆◆

東京都千代田区三崎町３－１－18　近江ビル４階
TEL：03-5275-5989
FAX：03-3234-4118
電子メール：tokada@jca.apc.org
購読料　3000円（半年間／第１期：2000年11月～2001年４月）
郵便振替　00110-4-408708　全国ＦＡＸ通信
＊〈Fax通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
＊全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●歯止めなき大軍拡への道
　　－－中期防衛力整備計画（次期防）を批判する
●基地も戦争もない21世紀を！　三多摩集会に参加を
●ていこうせん
●まるで「軍港としての開港をせまる黒船軍団」
●天皇制の戦争責任を追及し、「日の丸・君が代」に反対する
　　2・11「反紀元節」集会へ！
●定点観測／その６◆長崎
　　－－“二つの９条”の時代の要請に応えよう！
●メディア紹介
　　－－STOP!　核とミサイル防衛－－パンフとビデオの紹介
●沖縄・安保 News クリップ（1/5～1/19）
●「日の丸・君が代」を押しつけないで！
　「強制に反対する市民運動ネットワーク」元気よくスタート！
　　－－2・25神奈川集会・デモにみんな集まって！
●1・27ゴラン高原派兵反対！　パレスチナ人への虐殺を許すな！
　　－－三多摩集会（集会後デモ）
●各地集会・行動予定（1/28～2/25）
●事務局から

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歯止めなき大軍拡への道
　－－中期防衛力整備計画（次期防）を批判する

　またもや猛烈な勢いで自衛隊軍拡が強行されようとしている。昨年12月15日、閣議
決定された次期防（2001～05年）は、総額25兆1600億円（年平均伸び率は0.7％）に
達し、約4兆円の巨費が正面整備費として計上された。整備される兵器類は、まさに
超ハイテク兵器のオンパレードだ。
　例えば、こんな具合だ。先ず、退役が予定される2隻のヘリコプター搭載護衛艦の
後継艦として超大型輸送ヘリ（全長30m／55人乗り）3機を同時に離着陸させる大型護
衛艦（基準排水量1万3,500トン／速力30ノット）が3、4年先に予算化される（就役年
度は2008年度と2009年度）。飛行甲板は全通甲板型か前後二分型か未定だが、航空機
なら20～30機が搭載可能というスケール。対空・対潜能力など自艦防衛能力を始め、
多目的な機能を持つ実質上の「軽空母型」護衛艦となることは間違いなく、フォーク
ランド紛争に出動したイギリスの軽空母インビンシブルに匹敵するか、それ以上の能
力を持つ。実質的なヘリ空母である大型輸送艦「おおすみ」の二倍近くあり、海上自
衛隊最大の戦闘大型艦の登場である。
　海自では退役する2隻のミサイル護衛艦の後継艦にも500キロ先の敵目標を探知でき
るフェーズドアレイレーダー搭載の電子戦闘艦イージス艦（基準排水量7,700トン）
を2隻建造する。それには現在就役している4隻のイージス艦にない対潜ヘリ1機をも
搭載する。また、P3C対潜哨戒機の後継機（MPA）を独自開発する。一方、航空自衛隊
も宿願の空中給油機4機の導入が実現し、陸上自衛隊も現在の主力戦車である90式戦
車に替え、新型戦車の開発配備を急ぐことになった。
　これだけ大規模な正面整備体系の更新（＝事実上の大軍拡）により、果たして自衛
隊は何処に向かおうとしているのか。冷戦体制崩壊後10年を経過し、世界的な軍縮の
流れが本格化している。ゆっくりとした動きではあるが、漸次軍縮への道が切り開か
れようとしている現実を直視しようとせず、ただ周辺諸国に潜在するという「不安定
要因」の文言を繰り返すだけで、これだけの大軍拡計画を正当化するのは到底無理で
ある。
　ジャーナリストの半田滋氏は、大軍拡計画の背景に防衛庁・自衛隊の「軍事的自立
」化欲求を指摘するが（『世界』2001年1月号）、日米新ガイドライン合意を持ち出
すまでもなく、現在の自衛隊がアメリカ軍との連動性のなかで機能し、組織化されて
いる現実を直視するとき、筆者はそのような見解に同意できない。むしろ、概観して
きた正面整備体系から読み取れる作戦構想や兵力運用構想からは、アメリカの21世紀
に向けた新軍事戦略及び日米統合軍の編制上、不可欠な正面整備体系が課題とされて
いると見るべきであろう。今回はその本格的作業の第一段階なのである。
　現在、アメリカはアジア太平洋地域における軍事戦略の総見直しを進めている。一
言で言えば、大規模紛争をも含め、日本を筆頭とする同盟国への一層の軍事負担を強
要し、単なる後方支援のレベルを超えて、統合軍の形成に本腰を入れ始めているので
ある。そこでは、筆頭同盟国日本の自衛隊に補完的な軍事分担に留まらないで、文字
通り実戦的な軍事的役割を担わせるスタンスを明確にしている。
　従って、大軍拡の背景に日本の「軍事的自立」志向があるのではなく、日米「軍事
的協同」体制の構築が射程に据えられていると見ておきたい。自衛隊はアメリカ軍を
補完する〈盾〉ではなく、一定の作戦完結能力を持つ〈槍〉としての攻撃能力を備え
ることが日米当局者によって合意されているのである。そこからも、集団的自衛権を
行使可能とするために、有事法制の整備というソフト面における日本の大胆な軍事改
革が同時並行的に要請されている。その意味で今回の次期防はハード面における有事
体制構築の一里塚でもあり、それを支えるものが米軍有事法に象徴される次の有事立
法の策動なのである。
　それで私達は、自衛隊軍拡と有事法制は、以上の意味でコインの裏と表の関係にあ
るという点を踏まえた反撃の論理を創り出していかなければならないのである。
（纐纈　厚／憲法を活かす市民の会・やまぐち世話人）

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基地も戦争もない21世紀を！　三多摩集会に参加を

　沖縄にも、世界のどこにも軍事基地は要りません！　一昨年来の国会で、周辺事態
法などの新ガイドライン関連法その他が続々と通過してしまいました。
　今、私たちが「戦争に協力しません！」と宣言することはもちろん、それ以前に「
戦争の火種を作らせない！」ための行動を、平和を望む世界中の人々と手をつないで
起こそうではありませんか。
　沖縄、アジア、世界の平和を願う人々と連帯しながら、私たち自身も自分の住む地
域で平和を築く行動を作っていけるよう、知恵や情報を持ち寄る集会にしませんか。
ぜひ参加を！　そして賛同をお願いします。

基地も戦争もない21世紀を！三多摩集会
日時：2001年2月4日（日）13:00開場／13:30～
場所：三鷹労政会館（JR三鷹駅南口から徒歩15分）

【集会内容】
第１部：講演「憲法の平和主義は時代遅れですか」
　　　　加藤節（成蹊大教員／政治学）
第２部：原義和（名護へリポートに反対する会）
　　　　福本道夫（横田飛行差し止め訴訟団事務局長）
　　　　池田五律（派兵チェック編集委員会）
　　　　その他、各地からの発言・交流
主催：三多摩実行委員会
連絡先：Tel. 0422-44-0364（谷島）、042-525-9036（テント村）

2・4集会に賛同してください！
●団体・個人１口1000円から
●郵便振替　口座番号：00110-9-725546　加入者名：谷島光治
●通信欄に「2・4集会賛同として」と明記し、氏名の公表可否についても
　お書きください。

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ていこうせん

▼米軍による劣化ウラン（UD）弾の使用による白血病、ガンなど「バルカン症候群」
の問題が、イタリアから他のNATO諸国、またEU議会に広がり、大騒ぎになっている。
だが騒ぎはもっぱらコソボ戦争に動員されたNATO軍兵士の被害についてである。▼帰
国した兵士に高い頻度で被害が起こっているとすれば、当の劣化ウラン弾が使われた
コソボ、ボスニア住民はどうなっているのか。欧米の世論には最大の被害者集団の健
康の問題はごっそり抜け落ちている。▼またか、と思う。湾岸戦争の後もそうだった
。米兵の放射能被害は「湾岸症候群」として問題化したが、しかしイラクの兵士やク
ウェイトの住民への被害については一顧だにされなかった。「オレンジ作戦」で散布
された枯葉剤はベトナムの人々にどんな深刻な被害を今でももたらし続けている。▼
ベトナム戦争は「過去」かもしれないが、過去に決着をつけなかったことが、繰り返
し同様の犯罪を生み出す。逆に、日本のネオ右翼のように過去の国家犯罪を免罪する
ことは、新しい国家犯罪の準備である。国際女性戦犯法廷に出席した米国のマーク・
セルデンが提唱しているように、米国の戦争犯罪を裁く国際的な民衆圧力が必要であ
る。そのイニシャチブは米国から来ると期待したい。
（む）

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まるで「軍港としての開港をせまる黒船軍団」

　米軍から2月にアイヌモシリ（北海道）の小樽・苫小牧・室蘭の港への米軍艦船寄
港通告（函館にも入港との情報がある。1/18）が12月末からたてつづけにあった。
　米空母「キティーホーク」が私達の入港阻止行動を国・軍・民（経済団体）共同で
突破し小樽港に入港させてから、たった4ヶ月、イージス艦ジョン・S・マッケインの
2月19～22日小樽寄港を通告してきた。
　山田小樽市長は「民間商船と競合しないか調査した上で（受け入れを）検討する」
と話していたが、その後、小坂助役が電話だけでマイケル・メザーブ在札幌米総領事
に「昨年10月のキティーホーク入港から間もないので、市民感情などを考え、再考し
てほしい」とお願いした。これまで米軍鑑を数多く受け入れてきた小樽市が「自治体
が米軍艦を拒否した」とする評価もきかれるが、私達は「寄港の間隔が短いというあ
いまいな理由では拒否とは言えない、小樽は商業港だから軍艦の使用は拒否するとい
う姿勢を市長は打ち出すべきだ」と考えています。
　1/11の北海道新聞では、「仮に（寄港拒否）を貫いたとしても米海軍に受け入れら
れる可能性は少ない。小樽市がキティホークの随伴艦の寄港を拒否した昨秋のケース
でも、随伴艦は港外に停泊したものの、乗組員は民間のボートに乗り移って上陸。ボ
ートの運航許可は届け出の期限を過ぎていたにもかかわらず、北海道運輸局が「超法
規的措置」で認めた前例がある。」（小樽市もこれを追認して乗組員は自由に小樽港
に上陸していた。）
「米軍は今回、一カ月以上前に寄港を要請してきた。昨秋の経験を踏まえて、寄港
を拒否され、港外停泊した場合でも乗組員の輸送許可を合法的に得られるよう、周到
に用意しているのでは」小樽市の幹部は厳しい表情で打ち明ける。」と報じています
。
　私達は各港を管理する、小樽・苫小牧・室蘭の各市長が、市民の軍艦の入港反対の
声に応え「軍艦はハッキリNO!」と言うよう、各地区の市民・市民グループと連絡・
情報を提供しあい、活動していきます。（2001年1月18日）
（小林けん／米空母に反対する市民の会［小樽］）

米軍艦の相次ぐ入港計画に反対の声を！
★室蘭港　2月2～7日
　強襲揚陸船「エセックス」（通称：ヘリ空母）
★函館港　2月3～6日
　フリゲート艦「ゲーリー」
★苫小牧港　2月7～9日
　第七艦隊旗艦「ブルーリッジ」
★小樽港　2月19～22日
　ミサイル巡洋艦「ジョン・Ｓ・マッケイン」

▼入港を認めないよう、要請や質問を！▼
【室蘭】新宮正志市長・室蘭市役所秘書課
　　　（FAX：0143-23-3120）
【函館】井上博司市長・函館市役所秘書課
　　　（FAX：0138-22-3661）
【苫小牧】鳥越忠行市長・苫小牧市役所
　　　（FAX：0144-34-7110）
【小樽】山田勝麿市長・小樽市役所総務課
　　　（FAX：0134-25-1487）
【北海道】堀達也知事・北海道庁知事秘書課
　　　（FAX：011-251-3879）

▼抗議の声を！▼
【在札幌アメリカ合衆国総領事】マイケル・メザーブ
　　　（FAX：011-643-1283）

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天皇制の戦争責任を追及し、「日の丸・君が代」に反対する
　2・11「反紀元節」集会へ！

　卒・入学式シーズンを前に「日の丸・君が代」強制の動きはますます強まっている
。さらに、憲法調査会、教育改革国民会議などでの議論、そして現実化しつつある「
有事立法」など、「草の根右翼」の蠢動と相まって、ナショナリズムの強化が、社会
的なムードを形成するまでに至っている。それは資本のグローバル化とこれに付随し
た軍事のグローバル化に対応した、戦後日本の全面的な再編を意味するものに他なら
ない。検討されているだろうアキヒト訪韓は、アジアに対する侵略責任・戦後責任を
欺瞞的に「清算」することをとりわけ目指して展開されてきた「皇室外交」の一連の
サイクルを円環させる政治儀式の場となるであろう。これらの動きに反対するために
、私たちは今年も、持続的に天皇制問題に取り組むグループ・個人とともに実行委員
会を結成し、集会の準備を始めている。ぜひ当日の集会（インフォメーション欄参照
）と、実行委員会への参加・賛同を。
（北野誉／反天皇制運動連絡会）

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◆定点観測／その６◆長崎　“二つの９条”の時代の要請に応えよう！

　昨秋、新ガイドラインを発動するための日米統合演習や佐世保海自基地で行われた
在外日本人救出輸送訓練などにまったく取り組むことができなかったことを反省し、
今年は「二つの9条」の時代の要請にきっちり対応しなければならないと考えている
。
　憲法9条と周辺事態法9条。ダグラス・ラミスが言うように、これは「たいへん滑稽
なジョーク」である。その心は、ブラック・ユーモア、「タイヘン辛辣な挑戦」。
　99年の新ガイドライン関連法の成立は「新たな戦前」を企図するものであったにも
かかわらず、かつてのような反対運動の盛り上がりもなく、時代の転換は静かに進行
した。だからこの転換は、憲法9条の下で培われてきた「精神的脱軍事化」と形容し
てもいい、日本国民の他国に例を見ない、いかなる戦争であれ否定する平和意識とは
ついに触れ合うことはなかったのではないか。ということは、ガイドライン関連法が
国会議員によって成立せしめられたにもかかわらず、国民の意識の中ではまだ憲法9
条は生きており、多くの国民は周辺事態法9条のことをよく知っていない、そう言っ
てよいのではないか、と私は考えている。
　憲法9条の改悪に向けて憲法調査会が動き始めて2年目。新旧二つの9条が対峙する
時代はほんのつかの間であるかもしれないのだ。周辺事態法9条にもとづく協力要請
はない方が良いが、もしそれが発動される事態が生じても、私たちは憲法9条がある
限り、合法性の確信をもってこれに抵抗することができる。だとすれば、このつかの
間の時代に、私たちは力の限り周辺事態法9条の違憲性と危険性を、そして憲法9条の
かけがえのなさを国民多数に訴えなければならないということになる。これは憲法9
条が生き続ける最後のチャンスなのだ。もしこの時代の要請に応えないとすれば、そ
れこそ私たち自身が憲法9条の自然死を座視していることになる。
　「二つの9条」の時代の要請に応えなければならない。年頭にあたり、長崎ではこ
のことを確認した。
（舟越耿一／市民運動ネットワーク長崎）

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メディア紹介
　STOP!　核とミサイル防衛－－パンフとビデオの紹介

　ブッシュ米新大統領は、国防政策の目標の一つに米軍や同盟国をミサイル攻撃から
守るためにミサイル防衛システムを開発することを挙げ、ミサイル防衛の主唱者であ
るラムズフェルドを国防長官に指名した。これは、飛来するミサイルを衛星で探知し
、地上のレーダー基地から捕捉して、迎撃ミサイルで打ち落とすというもの。レーガ
ン政権時代のスターウォーズ計画の一部のSF的な代物で、実験は失敗続き。米本土防
衛のためのNMDと海外展開の米軍および同盟国を防衛するTMDがあり、TMDの共同開発
研究は、自衛隊の次期中期防衛力整備計画の柱の一つである。
　こう書いてきた時点で、NMD？　TMD？と混乱し始める。しかも、これが米ロ間の弾
道弾迎撃ミサイル（ABM）制限条約に反するとかなると、混乱に拍車がかかる。だが
、この問題は、核軍拡、東アジアのミサイル軍拡競争を激化させかねず、日米協力の
柱で、日米の軍需産業が生き残りをかけてこれに群がっているのだから、他人事では
ないのである。
　そこで、このパンフ『核も戦争もない21世紀を』を是非、手元に置いてほしい。構
成は、Ⅰ核軍縮とNMD、Ⅱ脱原発へ向けて、Ⅲ被曝の実相と世界の核被害。田窪雅文
さんが執筆したⅠが、ミサイル防衛の構想、歴史、問題点を簡便に教えてくれる。
　視覚的な方がいいという人には、ビデオ「ニュークス・イン・スペース2～アメリ
カ・宇宙支配の野望」。
なお、昨年来この問題に取り組んできた筆者も参加している「ストップ核とミサイ
ル防衛・キャンペーン」は、ブッシュ大統領の就任式にあわせ1月20日にアメリカ大
使館に申し入れ行動を行ない解散。新たに呼びかけ団体・個人を募り、2月28日に、
この問題に今後どのように取り組むかの相談会を行なう。それについては、ピース・
チェーン・リアクション（電話：03-5711-6478・杉原）まで問い合わせを。
　（池田五律／派兵チェック編集委員会）

パンフレット『核も戦争もない21世紀を』
●A5判、83頁、500円
●発行：原水爆禁止日本国民会議／平和フォーラム（電話：03-5289-8224）
ビデオ「ニュークス・イン・スペース2　～アメリカ・宇宙支配の野望」
●VHS、29分、日本語字幕付、3000円
●申し込み先：プルトニウム・アクション・ヒロシマ
　広島市高南郵便局私書箱１号（電話／Ｆａｘ：082-828-2603）
（郵便振替：01310-7-14461）

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沖縄・安保Newsクリップ（1/5～1/19）

【1月5日】在日米軍と在沖海兵隊が、沖縄市の繁華街などで実施していた酒類販売
店への立入禁止措置を解除した。▼金武町の米軍キャンプ・ハンセン内で昨年末に発
生した原野火災で、同町長が県や米軍当局などを訪れ、根本的な解決策を講じるよう
求めた。
【1月6日】省庁再編に伴う新省庁体制がスタート。沖縄政策を担当する内閣府沖縄
担当部局も発足。
【1月8日】名護市辺野古区、豊原区が、それぞれの行政委員会を開き、代替施設を
集落から近い距離には建設しないよう求める決議案を可決した。
【1月9日】沖縄本島で、米海兵隊二等兵（21）が、路上を歩いていた女子高校生の
スカートをめくり、写真を撮るなどし、沖縄県警に強制わいせつ容疑で逮捕。
【1月10日】海自第五航空群の半田謙次郎司令が、翁長雄志那覇市長に離任のあいさ
つ。その際に「自衛艦が那覇港湾に寄港できるよう、将来的に那覇市に協力を」と要
請。▼在沖米海兵隊員によるわいせつ事件で稲嶺県知事が「極めて遺憾」とのコメン
トを発表。
【1月11日】日米両政府の日米合同委員会で、在日米軍基地内への緊急車両通行につ
いて人道上緊急を要する場合など、限定的に許可することで合意した。▼米軍用地の
強制使用問題で、一坪反戦地主会が那覇防衛施設局を訪ねたが、手続き開始前に意見
照会がなかったなど局側の対応が問題として、会員の意見書提出を取りやめた。同局
は来年9月に使用期限が切れる土地（約1.23ヘクタール）の継続使用手続きを進めて
いる。
【1月12日】米海兵隊員によるわいせつ事件で金武町議会が抗議決議を可決。
【1月13日】海兵隊員による強制わいせつ事件で、容疑者が所属するキャンプ・ハン
センの元司令官が米紙（11日付）で「米軍のプレゼンスに反対する政治家が事件を宣
伝している」と述べた、と沖縄タイムス。沖縄県警の資料では、米軍人・軍属の全刑
法犯の検挙件数が2000年11月現在で51件（66人）と、件数・人員ともに1999年の総数
を上回ったとも報じた。
【1月14日】国頭村辺土名の飲食店で女性経営者を殴ってけがを負わせたとして、名
護署が米兵を傷害容疑で現行犯逮捕。さらに辺土名交番での事情聴取の際に参考人と
して同席の別の米軍属が同交番のテーブルを壊したとして器物損壊容疑で現行犯逮捕
された。
【1月15日】米兵による相次ぐ事件・事故に対し名護市議会が臨時議会を開き、「海
兵隊の削減」などを求める抗議決議案を全会一致で可決した。▼在沖米海兵隊員によ
るわいせつ事件で、沖縄県高校PTA連合会が事件・事故の再発防止を求めて那覇防衛
施設局に抗議した。▼那覇市に駐屯する海自第五航空群の平尾祐助司令が翁長那覇市
長に就任あいさつ。翁長市長は、自衛隊との共同防災訓練の実施を検討するとした。
【1月16日】「代替施設協議会」の第5回会合が首相官邸で。基地建設の3工法につい
て協議。▼全閣僚と沖縄県知事による「沖縄政策協議会」の第16回会合が首相官邸で
。▼国頭村議会が、米軍基地の整理・縮小と海兵隊を含む兵力削減の要求を含む抗議
決議を全会一致で可決、意見書を採択。▼那覇市の翁長市長が、自衛隊沖縄地方連絡
部の行徳浩志部長に対し、自衛官募集業務受託の正式要請があれば応じる、とした。
【1月17日】県道104号越え実弾砲撃演習の本土移転に伴う、在沖米海兵隊員や軍事
物資を各演習場へチャーター便で輸送するため、防衛施設庁が日本航空、全日空、日
本エアシステムの民間航空3社に対し、米国防総省の輸送検査（SA）資格を取得する
よう要請していることが分かった、と沖縄タイムス。▼楚辺通信所や牧港補給地区の
一部土地を対象とした米軍用地特措法に基づく、県収用委員会の第１回公開審理が那
覇市内で。県収用委員会の当山会長は取材に対し、3月末という期限にこだわらず実
質審理をする、と強調。
【1月19日】沖縄県議会が臨時議会を開き、「在沖米海兵隊員による女子高校生強制
わいせつ事件に関する意見書」と「同抗議決議」を全会一致で可決した。事件に厳重
抗議し、海兵隊を含む兵力削減、綱紀粛正などを強く求めている。県議会で与野党が
一致して海兵隊の削減を求めるのは初めて。

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「日の丸・君が代」を押しつけないで！
「強制に反対する市民運動ネットワーク」元気よくスタート！
　　－－2・25神奈川集会・デモにみんな集まって！

　「国旗・国歌法」が成立して2年目の春が近づいてきた。「旅立ち」と「出会い」
の場になぜ「日の丸」と「君が代」が必要なのか全くわからないが、国（及びその意
を受けた教育行政）は「完全実施」──100％とその形（壇上正面、一同起立、斉唱
）にこだわり一層の「強制」を学校現場に強いている。
　彼らは「強制はしない」と一様にいうが、形式に服従を強いることが「強制」でな
くてなんだろう。
　東京・国立では、ただ「青いリボン」を胸につけただけで教職員が「職務専念義務
」を問われ「処分」をうけた。石原都知事は年末の記者会見で「国立を正常化するこ
とで一点突破、日本の教育改革のよすがとしようじゃないか」等といきごんでいる。
　北海道根室では教育委員会の連合会が、「国旗掲揚」を要請するリーフレットを全
世帯に配布した。地域・家庭・学校が三位一体となって「国旗・国歌」を尊重する子
どもたちを育てていこう──と書かれている。向こうの本音が露骨に出ちゃっている
のだ。
　私たちは、もぐらたたきのようでも一つ一つのことに抗議をし、「いやなものはい
やだ！」「強制するな！」の声をあげていきたいと思う。
　前号の通信でお知らせの通り「『日の丸・君が代』の強制に反対する市民運動ネッ
トワーク」の運動も１月21日の街頭情宣から元気よくスタート。神奈川でも2月25日
にダグラス・ラミスさんを呼んで集会とデモをやるヨ（インフォメーション欄参照）
。そこからまた、学校への申し入れ等地域の運動へつながっていこうと思う。私たち
はひとりじゃないぞ、さあ！
（京極紀子／「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会）

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1・27ゴラン高原派兵反対！　パレスチナ人への虐殺を許すな！
　－－三多摩集会（集会後デモ）

　昨年秋に小平駐屯地で訓練を終えた武装自衛隊の部隊が中東ゴラン高原に展開する
国連兵力引き離し監視軍（UNDOF）に派兵されようとしています。1月末から出発予定
のこの部隊は、ゴラン高原への11回目の派兵部隊となります。まさしく「エンドレス
」の海外派兵の継続です。
　一方、パレスチナでは、昨年9月末からのイスラエル軍による弾圧で、パレスチナ
人たち、とりわけ子供たちに多くの死者や負傷者が出ています。
　パレスチナ人の虐殺に抗議し、自衛隊の海外派兵に反対の声を小平駐屯地に対して
上げていきましょう！

●日時：1月27日（土）13:00～
●場所：小平仲町公民館（西武多摩湖線青梅街道駅、
　徒歩15分／電話：042-341-0862）
●講演：藤田進（東京外国語大学）
●主催：ゴランPKO派兵に反対する三多摩行動
　（042-324-6479　橋本／042-525-9036　テント村）

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各地集会・行動予定（1/28～2/25）

1月28日（日）米空母に反対する市民の会／定例会・学習会　時間＊13:00～／場所
＊生涯学習プラザ「レピオ」（小樽市富岡1-5-1、稲穂小学校隣り）／300円（会員・
中高生は無料）／連絡先＊TEL/FAX：0134-62-5247）
1月30日（火）「奉仕活動義務化」を問う　時間＊18:30～／場所＊文京区民センタ
ー（三田線春日駅・ＪＲ水道橋駅）／講師＊楠原彰／700円／主催＊国連・憲法問題
研究会（03-3264-4195）
1月31日（水）「日の丸・君が代」強制NO! 地域の取り組み　時間＊19:00～／場所
＊品川区立中小企業センター（東急大井町線下神明駅2分）／講師＊吉田隆穂（部落
解放同盟品川支部）／500円／主催＊「日の丸・君が代」の強制に反対する品川の会
（03-3779-7695）
2月1日（木）日朝国交交渉で何が問われているのか　時間＊18:30～／場所＊文京
シビックセンター（丸の内線ほか後楽園駅、春日駅すぐ）／パネラー＊笹川紀勝、前
田朗（予定）、中村利也／主催＊日朝国交正常化の実現と日韓条約の見直しを求める
全国署名運動事務局（03-5684-0194　日韓ネット）
■憲法があぶない！　懇談会　社民党と新社会党などを招いて　時間＊18:30～／場
所＊中野商工会館（中央線中野駅5分）／よびかけ＊私たちは共同の力で参議院選挙
をやりたい（準）／連絡先＊03-3263-3394（9ネット　土井）
2月4日（日）基地も戦争もない21世紀を！三多摩集会 → 一面参照
2月10日（土）～11日（日）非核・平和条例を考える全国集会　【10日】13:00～記
念講演＊山内徳信（元読谷村長）／問題提起＊江橋嵩（法政大学）、各地からの報告
／18:00～交流会【11日】9:00～分科会［①非核・平和条例／②周辺事態法と労働者
・市民／③原子力空母と原子力災害］／11:30～全体会／場所＊横須賀市文化会館／
1500円／主催＊同実行委（TEL：045-253-3563／FAX ：045-263-4841）
2月10日（土）危ない教科書が「神の國」をつくる!?　開場＊18:00／場所＊文京区
民センター（三田線春日駅・ＪＲ水道橋駅）／講師＊俵義文／300円／主催＊アジア
連帯講座（03-3372-9401）
2月11日（日）天皇制の戦争責任を追及し、「日の丸・君が代」に反対する2・11「
反紀元節」集会　【デモ】16:00集合／場所＊西神田公園（総武線水道橋駅）【集会
】18:00開場／場所＊全水道会館（総武線水道橋駅）／講師＊西野瑠美子（ジャーナ
リスト）、西原博史（憲法学）／主催＊「紀元節」に反対する2・11集会実行委／連
絡先＊日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター（03-3205-7363）、反天皇制運動
連絡会（03-3368-3110）
2月15日（木）連続拡大討論会第１回　改憲試案を読む　時間＊19:00～／場所＊日
本キリスト教会館4F（東西線早稲田駅）／報告＊天野恵一／500円／主催＊新しい反
安保実V（03-3368-3110）
2月17日（土） 80年代の「国際化と国粋化」を問い返す　時間＊17:30～／場所＊文
京区民センター（三田線春日駅・ＪＲ水道橋駅）／講師＊武藤一羊、天野恵一／連絡
先＊反天連（03-3368-3110）
2月24日（土）憲法の論じ方を変え、改憲論を斬る　開場＊13:00／場所＊日本キリ
スト教会館6階（東西線早稲田駅）／発言＊武藤一羊、天野恵一、笹沼弘志、ダグラ
ス・ラミス、赤石千衣子ほか／当日2000円、前売1800円／主催＊ピープルズ・プラン
研究所（03-5273-8362）
2月25日（日）「日の丸・君が代」強制に反対する集会とデモ・神奈川　開場＊
13:00、デモ出発15:30 ／場所＊横浜市技能文化会館／講師＊ダグラス・ラミス／500
円／主催＊「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会（090-3909-
9657）
■戦争に協力しない！させない！練馬アクション総会　【第1部：総会】13:30～／【
第2部：記念講演】15:00（予定）／中北龍太郎（弁護士）／場所＊練馬勤労福祉会館
（西武池袋線大泉学園駅南口）／連絡先＊03-3825-8428（池田）

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