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Date: Mon, 27 Nov 2000 15:57:14 +0900
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Subject: [keystone 3332] 日本平和大会・国際シンポジウム
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日本平和大会・国際シンポジウムのご案内です。

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2000年日本平和大会・国際シンポジウム
「沖縄からの発信  米軍基地被害の根絶を求める国際連帯を」

【日時】
                2000年11月30日午後1時30分〜6時30分
                           12月 1日午前9時〜12時

【場所】
                郵便貯金会館 メルパルクOKINAWA
                        那覇市 松川20
                        電話:098-887-5000

【主催】
                2000年日本平和大会実行委員会
                〒105-0004
                東京都港区芝1-4-9 平和会館内 日本平和委員会気付
                電話03(3451)6377、FAX03(3451)6277

【目的】
 沖縄や日本本土をはじめ、世界各地で、在外米軍基地が周辺住民に被害や犯罪をもたら
すなど重大な問題となっており、これに反対する住民ぐるみの運動も世界各地でうまれて
います。シンポジウムでは、在外米軍基地による各国の被害の実態を交流・告発するとと
もに、その背景にあるアメリカの戦略などについても検討し、基地被害の根絶をめざす運
動の国際的な連帯と共同の可能性を探求する場としていきたいと思っています。
 また、名護への米軍新基地建設反対の運動への連帯を表明する機会ともしたいと思って
います(海外代表は、11月29日(水)に、名護市を訪れ、反対住民との交流、市当局
への要請を行います)。
 

【パネリストとプロフィール】
■フランチェスコ・イアヌレッリさん(イタリア)
        「ピース・リンク」 軍縮部門調整者
 ピース・リンクは、91年に設立されたイタリアの平和問題の情報交流センター的な役
割をはたしている市民団体。扱う課題は、環境問題から軍縮問題、異文化交流など多伎に
わたっています。まだインターネットが一般的でなかった80年代から活動を開始してお
り、この分野での草分け的存在で、広範な団体、教師、社会活動家など広範な人々が参加
しています。
 NATOのユーゴスラビア空爆の際には、マスコミを使った、「人道的介入」を口実と
した空爆正当化の論調がはられたが、同団体は、リアルな情報提供を行い、イタリアの平
和団体のもっとも重要な情報源となったといわれています。
 情報交流だけでなく、運動の組織ににも力を入れており、NATO原潜の寄港によるイ
タリア港湾での核事故の危険に反対する運動は、大きな関心をあつめ、イタリア各地で、
抗議行動も行われました。また、コソボ、チェチェンでの活動もおこなっています。

■イム・サンジンさん(韓国)
        緑色連合 事務局長
 緑色連合は、韓国の最も大きな環境団体の一つで、在韓米軍基地による環境破壊を告発し、
基地被害の根絶をもとめる運動にとりくんでいます。同時に、米軍の環境破壊を野放しにす
る根源となっている韓米行政協定改定をもとめる運動でも積極的な役割をはたしています。
 今年七月に同連合は、ソウル市内を流れる漢江に米軍が、有害なホルムアルデヒドを廃棄
していたことを暴露し、国民的にも大問題となり、米側も謝罪を表明した。これ以外にも、
廃油の垂れ流しによる汚染や有毒物質の杜撰な管理など、米軍の環境破壊を次々に告発して
きています。また、同団体の作成した環境破壊の実態をすめすスライドは、米韓行政協定改
定交渉で、韓国政府側がアメリカへの説明の際に使用されました。事務局長のイム氏は、こ
の間、マスコミにも度々登場しています。

■ジョセフ・ガーソンさん(アメリカ)
        フレンズ奉仕委員会 プログラム・コーディネーター
 フレンズ奉仕委員会は、平和主義を重視するキリスト教徒団体で、国内外で反核運動、反
戦運動などを積極的にすすめており、ガーソン氏は、政策・活動の組織の面で重要な役割を
果たしています。
 同氏は、アメリカ覇権主義の世界戦略、アジア・太平洋戦略についての研究・分析に造形
ふかく、とくに沖縄基地問題については、特別の関心をはらってとりくんできています。沖
縄G8サミットに際しては、沖縄の基地問題解決を訴えるアメリカの広範な学者、文化人な
どの連名アピールなどを組織し、沖縄現地の新聞広告を発表し、注目をあつめました。
 ガーソン氏は、これまで原水爆禁止世界大会にたびたび参加するなど、原水爆禁止運動の
発展にも重要な貢献をしてきました。そして、沖縄をはじめ日本各地の平和運動とも交流を
かさねるなど、日本の平和運動と深いつながりをもっています。

■イスマエル・グアダルーペさん(プエルトリコ)
        ヴィエケス救済発展委員会
 米海軍の演習場をかかえるヴィエケス島で、軍事演習による環境被害や人権問題の解決、
地域の経済社会発展のために活動しています。
 60年以上にわたって、アメリカの支配のもと、海軍基地の演習場がおかれ、住民のあい
だで死傷者を出す事故がくりかえされるとともに、ガンなどの疾病が高率で引き起こされる
状況を生み出してきています。また土地と、天然資源がアメリカの管理にあり、現地の有力
な産業である漁業を妨害し、プエルト・リコ本島との最短距離のルートが海軍の管理下にお
かれるなど、ビエケス島の経済発展にとっても重大な影響をもたらしています。グアダルー
ペ氏は、演劇の先生を勤めていますが、演劇は、市民運動を組織するうえで、重要な役割を
果たしています。
 同氏の補佐として、マリア・I・レイナト=プレマーホさん(アメリカ社会における中南
米民族の文化的・民族的アイデンティティーを護り、経済的・社会的自立を支援する団体で
ある「中南米移民エンパワーメント」の共同所長)も参加します。

 日本からは、須田博さん(日本平和委員会事務局長)が、パネリストとして参加します。
 

【沖縄からの特別報告】
        仲村善幸さん(ヘリ基地反対協事務局長)
        東恩納琢磨さん(ジュゴン保護基金)
 

【タイム・テーブル】
11月29日(水) 海外代表団名護訪問
        辺野古視察
        命をまもる会との懇談
        二見以北十区の会との懇談
        ヘリ基地反対協議会との懇談
        名護市助役との会見(午後4時より)

11月30日(木) 13:30〜18:30(5時間)
        開会あいさつ
        パネリスト第一発言
        沖縄・名護からの特別報告
        討論テーマ「米軍(NATO軍)基地問題の現状
                ―人権、環境、発展、主権などの視点から」
        討論テーマ「米国との軍事協力について(地位協定、防衛協力指針など)」

12月 1日(金) 09:00〜12:00(3時間)
        討論テーマ「アメリカの覇権主義的な世界戦略について」
        討論テーマ「各国の運動の状況、国際連帯の可能性と必要性、提案」
        発表文の紹介
        まとめ発言
        閉会あいさつ

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川田 忠明
2000年日本平和大会実行委員会



 
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