Date: Fri, 17 Nov 2000 22:14:44 +0900
From: 加賀谷いそみ <QZF01055@nifty.ne.jp>
To: aml@jca.apc.org
Cc: keystone@jca.ax.apc.org, cne@jca.apc.org, kenpo@jca.apc.org
Subject: [keystone 3298] <憲法>11.30 国会行動
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 3298
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局からの集会案内です

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
          11.30 国会行動
      憲法調査会を改憲のための機関にするな!
      異議あり、石原都知事の憲法否定発言
      許すな!桜井よしこ(著述業)の改憲キャンペーン
      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 両院の憲法調査会では発足当初の「申し合わせ」もふみにじられ、事実上の
「改憲のための機関」化してしまうような議論がつづいています。

 改憲派からは国会の場ではかつてなかったような「大東亜戦争」賛美や、「世
界に誇るべきまたとない君主制の国」などということも平然と語られ、一部、参
考人が語る「シナ」などの蔑称に委員が賛同する居直りも平然と行われていま
す。改憲は具体的な政治日程に登りつつあるといっても過言でありません。
 おりしも、11月30日の衆議院憲法調査会では、石原慎太郎都知事と桜井よ
しこ(著述業)が参考人に招かれています。石原慎太郎都知事は会長推薦、桜井
よしこ氏は保守党推薦です。石原知事は「三国人」発言や、「いびつな憲法の破
棄」発言など、その危険な言動は憲法99条に反することはもとより、目に余る
ものがありますし、桜井氏も改憲の新しいアジテーターとして、世論づくりに危
険な役割を果たしています。この日もどんな危険な発言が飛び出すのか、想像が
つくところです。わたしたちの監視を強め、これらの動きに抗議して、以下の行
動を起こすために実行委員会を結成しました。

11月30日、1日行動
 
 ●午前9時15分から45分、衆議院議員面会所内集会

 ●午後12時30分から、13時30分まで院内集会(調査会の終了時間次第
で1時間ほど遅くなるかもしれません)
  衆議院第1議員会館第1会議室。人数制限あり。

 ■憲法調査会傍聴は人数にかぎりがあり、交替か代表傍聴になります。
  傍聴希望者は事前に許すな!憲法改悪・市民連絡会に問い合わせてくださ
い。
  傍聴の時間帯(予定)は※石原10:00〜 ※桜井14:00〜

 ●憲法調査会開催中の院外での行動は、議員会館前座込みなど。リアルタイム
で調査会での石原氏や桜井氏の発言を報告し、反論するなど、市民運動らしい工
夫をこらした多様な形態のパフォーマンスによる抗議の行動をする。

 ●17:30〜議員会館前で簡単な報告集会。(状況によっては、1時間ほど
ずれることもあり)

■市民運動のための「共同の原則」
 非暴力行動であること、および参加者・参加団体の互いの誹謗・中傷をしない
で共同することを原則とする。また傍聴をする場合は、傍聴規則に従って行動す
る。

憲法調査会を改憲のための機関にするな!。異議あり、石原都知事の憲法否定発
言。許すな!桜井よしこ(著述業)の改憲キャンペーン。11.30国会行動実
行委員会

実行委員会連絡先
 許すな!憲法改悪・市民連絡会
 電 話 03(3221)4668
 FAX 03(3221)2558
−−−−−−−−−−−−−−−−−
リーフレット

市民連絡会では、改憲を許さない運動を広げるため、憲法調査会問題を中心に、
A4版裏表のきれいなリーフレットを大量に作成しました。大変好評です。
1枚5円で各グループにまとめて買い取って配布していただければ幸いです。こ
の件での問い合わせは事務局に。

許すな!憲法改悪・市民連絡会
東京都千代田区三崎町2ー21ー6ー302
電 話 03(3221)4668 
FAX 03(3221)2558
E-mail a9net@z2.zzz.or.jp

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    2001年5月3日に共同で大きな集会を開きましょう
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 戦争と軍隊のない平和、自由で多様で人間らしく生きられる人権、そして政治
や社会のあり方を自分たちの意思で決められる主権者であること−このような私
たちの願いを明記した日本国憲法を、全面的につくりかえようとする動きが強
まっています。

 国会の憲法調査会では改憲派の議員たちが、戦争ができる国家、人権を制限す
る国家をめざし、「早期に改憲を!」と叫びつづけています。「論憲」「新しい
人権」「首相公選」などの言葉にまどわされてはなりません。また「21世紀の
日本のあるべき姿」といううたい文句に油断してはなりません。これらはすべ
て、現憲法の諸原則とくに前文と第9条を否定する「新憲法」をつくるための理
屈づけにほかなりません。すでに憲法調査会では、「来年からは各章、各条ごと
にどうするか議論しよう」「一定の超党派の合意が得られれば改憲案をつくろ
う」「来年の参院選を前哨戦に、次の総選挙では各党が改憲案を掲げて戦おう」
など、調査会の目的や任務を大きくかけはなれた主張がくり返されています。

 この数年、たくさんの個人や団体が全国各地で、戦争協力法や盗聴法、「君が
代・日の丸」の強制に反対してきました。沖縄の基地建設や日米合同演習、有事
立法と自衛隊の治安出動訓練、「神の国」発言と教育基本法の改悪、福祉の切り
捨て、何百万人ものリストラと首切りなどに抗議してきました。これらの憲法の
諸原則を踏みにじる政策の強行は、改憲派と政府にとっては明文改憲への先取
り、地ならしでした。政府も大多数の国会議員も、「憲法を尊重し擁護する義
務」などまったく無視しています。憲法の危機は、私たちと私たちの子どもたち
の平和的生存権と基本的人権、健康で文化的な生活をいとなむ権利の危機そのも
のなのです。しかし一方、アジアでは南北朝鮮の対話の進展など、9条が生きる
情勢が生まれてきています。

 この情勢にあって、憲法改悪に反対してきた私たちは、去る10月4日に参議
院議員会館で「懇談会・どこへ行く?憲法調査会」を共同で開催し、憲法改悪に
反対する運動の大きな連携をつくりだすことに合意しました。そして来年の5月
3日の憲法記念日には、広範な個人と団体が結集する大集会を開こうと考えてい
ます。これを成功させれば、国会内の動きとは逆に、多くの人びとが改憲に反対
し、平和と人権と主権在民が実現され、生かされる社会と政治を求めていること
を示すことができます。
 
お問い合わせ先
 許すな!憲法改悪・市民連絡会事務局



 
  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 2000年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

  • キーストーンメーリングリスト 目次