keystoneML2000/04

Date: Tue, 04 Apr 2000 19:41:07 +0900
From: toshimaru ogura <ogr@nsknet.or.jp>
To: aml@jca.apc.org, keystone@jca.apc.org
Subject: [keystone 2554] 戦争協力反対FAX通信4月2日号
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Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 2554
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

小倉です。定例の戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国Fax通信
です。

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　　　　　　　戦争協力を拒否し
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　　∨∨∨ YYYYYYYY　YYY　　　YY　　YY ∨∨∨
　　 ∨∨　YY　　　 YY YY　　　YY　YY　 ∨∨
　　　∨ 　YYYYYY　YY　 YY　　　YYYY 　　∨
　　　｜　YY　　 YYYYYYYYY　　YY　YY　　｜
　　全国　YY　　YY　　　 YY　YY　　YY　通信
　　 ---------------------------------------
　　　　新ガイドライン・有事立法に反対する
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●「戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国Fax通信」の
　ファクシミリと郵送での購読料は半年間3,000円です。
●この９月中旬から新たに再スタートとなります。ファクシミリ／あるいは郵
　送での定期購読者を募集しています。ぜひ、定期購読をお願いします！
●この【電子版】は、より多くの方々に読んでいただきたいという趣旨から公
　開していますが、もちろん、こうしたメディアを編集し、発行を継続してゆ
　くためには、様々な経費が必要です。
●この【電子版】をご覧になった方で、多少なりともこうしたメディア／取り
　組みに意味があるとお考えの方は、＊是非カンパをお送りくださるよう＊お
　願いいたします。
●下記に記載の郵便振替口座をご利用ください。

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【電子版】
戦争協力を拒否し、新ガイドライン・有事立法に反対する全国ＦＡＸ通信
Ｎｏ．14　2000年４月２日（月２回発行）
◆◆◆第２期・第２号◆◆◆

東京都千代田区三崎町３－１－18　近江ビル４階
ＴＥＬ：03-5275-5989
ＦＡＸ：03-3234-4118
Ｅメール：tokada@jca.apc.org
購読料　3000円（半年間／第2期：2000．3～9）
郵便振替　00110-4-408708　全国ＦＡＸ通信
＊〈Ｆａｘ通信〉は情報の受け手が同時に発信者となるメディアを目指します。
＊全国からの情報、企画、意見をお待ちしています。
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目次
●沖縄サミットと基地問題の関連を考える
●自民、県民の会、新進沖縄による「一坪反戦地主ら」の排除決議採択に抗議する！
　　－－4月16日・17日の沖縄現地行動へ！
●４月16日、17日のインフォメーション
●ていこうせん
●普天間基地の沖縄県内移設による新たな基地建設を許さない
　　－－沖縄交流キャンペーン2000“語やびら４”
●リレー連載「……こんな運動してます！」
　　　－－命どぅ宝ネットワーク
●非核神戸方式25周年集会
　－－神戸をモデルにした条例制定運動、広がる
●沖縄のジュゴンを守るために－－ジュゴン・シンポジウム in 京都／東京
●パンフ紹介
　　『歴史の真実は歪めてはならない－－平和祈念資料館問題特集』
　　（「歴史と実践」第20号）
●沖縄・安保 News クリップ（3/15～3/30）
●「思いやり予算」違憲訴訟原告団　外務省へ申し入れ
●「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会　3・25集会の報告
●東京都に基地・軍事に関わる（第1次）情報公開請求
●各地集会・行動予定（4/3～4/29）
●『全国Fax通信』第１期（1999．9～2000．3）会計報告
●事務局から

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沖縄サミットと基地問題の関連を考える

　7月に開かれる「主要国首脳会議」、いわゆるサミットに向けた政府側のキャンペ
ーンが本格的に始まった。3月末の全国紙には一面を使って「九州・沖縄サミット」
を宣伝する政府広報が掲載された。玉城村に移り住んでいるという宮本亜門に、沖縄
学の外間守善を組み合せ、「サミットに対する期待」と「あふれんばかりのもてなし
で賓客を迎える沖縄の心」を語らせるという趣向である。さらには、3月25日から26
日にかけて首相は沖縄を訪れた。この機を捉えて、テレビ朝日の「総理と語る」は沖
縄から放映された。自分の司会術が日本の政治を動かしていると誤解しているらしい
田原総一朗の、突っ込みの浅い質問に首相は助けられた。昨年のケルン会議の意義を
せめても引き継ぐとすれば、貧しい国々が抱える債務を削減・帳消しする問題こそが
、「議長国」日本が主導すべき本筋の議論であろうが、首相はそんな問題意識の片鱗
すら見せなかった。昨年11月、シアトルでのWTO（世界貿易機関）閣僚会議の無惨な
失敗は、自由市場原理を唯一神とするグローバリズムに対する民衆と第三世界政府代
表の粘り強い抵抗によってもたらされたが、このように経済・貿易関係の公正さを求
める世論がいまや世界大の規模で広がっていることに無自覚な人間が沖縄会議の議長
をつとめることは、あらためて考えてみれば、おそろしく、かつ愚かしいことではあ
る。
　田原はまた、米軍基地問題をめぐって首相を追及することもしなかった。日米同盟
を「大正解」と考えている田原には、沖縄に来ている首相を基地問題で、とりわけ普
天間基地の代替基地を名護に求めるという政府の方針をめぐって追い詰めるという問
題意識など、さらさらなかったのであろう。だが、沖縄を首脳会議の開催地として選
んだ首相には、明らかに、基地の沖縄内移設（これは「再編強化」であると読み替え
よう）のためにサミットをめぐる「盛り上がり」と「喧騒」を利用するという底意が
見られる。首相が「利用できる」と考えているということは、逆に言えば、反基地闘
争の力をみくびっているということである。私たちは6月30日から7月2日にかけて、
沖縄で「『民衆の安全保障』沖縄国際フォーラム」を開催する準備を進めているが、
そこへ向かう過程が反基地闘争総体の中で有効に働き、首相の「利用主義」を跳ね返
す力をつけたいものだ。
（太田昌国）

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自民、県民の会、新進沖縄による「一坪反戦地主ら」の排除決議採択に抗議する！
4月16日・17日の沖縄現地行動へ！

　3月25日、7月サミットの準備状況を視察するために沖縄を訪れた小渕首相は、「沖
縄は第二の故郷」などとうそぶきながら「サミットで沖縄から平和の発信を」と打ち
上げた。その一方で、森喜朗自民党幹事長は3月20日に郷里の石川県で行った講演で
、天皇在位10年奉祝式典に招待された安室奈美恵が「君が代」を歌わなかったことを
取り上げて、「共産党に支配されている沖縄の教組やマスコミ」を批判し、沖縄の人
びとから大きな反発を買っている。
　3月30日、沖縄県議会は「沖縄県政を糾す有識者の会・国旗国歌推進沖縄県民会議
」なる右翼団体が提出した「一坪反戦地主や過去にその団体の一員であった者」を県
関係機関から排除する陳情を、自民党、県民の会、新進沖縄など与党の賛成多数で強
行可決した。この「陳情書」には「平和祈念資料館監修委員、県公文書館役員、県教
育委員などは特に歴史の公正を期する立場から、『一坪反戦地主』のような人物は不
適格である」と書かれている。一坪反戦地主を排除する陳情書の可決は、4月1日に公
式にオープンする新・平和祈念資料館をめぐる「歴史書き換え」で窮地に陥った稲嶺
県政を支え、沖縄民衆の戦争・戦後体験に基づく歴史意識を解体しようとする意図に
基づくものだということがこの点をとっても明らかだ。
　名護への新たな米軍基地建設、7月サミット、そして新平和祈念資料館を焦点にし
た「歴史意識」をめぐる攻防を、一つの問題としてどうとらえ、どう闘っていくのか
ということが問われている。
　この6月30日から7月2日までの日程で、「『民衆の安全保障』沖縄国際フォーラム
」が、アジア・太平洋地域の反核・平和の運動をネットワークしてきたフォーカス・
オン・ザ・グローバル・サウスとCASAPが主催して開催される。私たちも参加してい
るこのフォーラムの問題意識は、支配者たちの「平和の発信」とか「人間の安全保障
」という言辞に抗して、沖縄の反基地闘争のグローバルな意義を突き出していくとこ
ろにある。そこでは、沖縄の固有の戦争・戦後体験に発する平和意識を、国家の側が
解体しようとする動きをはねかえし、国境を超えて民衆が共有していくという見方が
貫かれなければならない。
　私たちは昨年12月5日に東京でシンポジウム「『民衆の安全保障』とは何か？」を
開催した。この4月16日（日）には沖縄大学で6－7月沖縄国際フォーラムのプレ企画
としてシンポジウムを開催する。4月17日には「日米安保共同宣言」4年、米軍用地特
措法改悪3年に合わせた平和市民連絡会の集会（沖縄から平和を呼びかける4・17集会
）にも参加する。
　名護新基地建設反対、7月沖縄サミット、「新平和祈念資料館」問題を一体のもの
としてとらえ、批判していく運動を持続して拡大しよう。
（国富／事務局）

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４月16日、17日のインフォメーション

●4・16 基地移設・沖縄戦史の改ざん問題を通してサミットと〈民衆の安全保障〉に
ついて考える集い　4月16日（日）午後2時～／沖縄大学１号館／問題提起：新崎盛暉
、武藤一羊、安里英子、宇井純ほか／共催：ピープルズ・プラン研究所（電話／Fax
：03-5273-8362）、新しい反安保実Ⅳ（電話／Fax：03-3368-3110）、「民衆の安全
保障」沖縄国際フォーラム東京連絡会、同沖縄連絡会［準］（Fax：098-867-4004／
電話：098-867-4040）
●沖縄から平和を呼びかける4・17集会　4月17日（月）午後6時半～／教育福祉会館
ホール［3F］（那覇市古島）／主催：沖縄から基地をなくし世界の平和を求める市民
連絡会／集会問合せ先：電話 098-862-2277／Fax 098-861-6466（１フィート運動）

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ていこうせん

　べつだん何もない卒業式だった。卒業する子供たちを迎えるために「ご起立くださ
い」。そして、そのまま「国歌『君が代』斉唱」。なるほど、始めに立たせておけば
、あらためて座るのは難しい。
　その気で行ったから私は「国歌」で座ったが、保護者、教職員、来賓あわせて大人
だけで200人強、見渡す限り他にひとりも座らなかった。隣りの私のつれあいと母も
含めて歌ってた。ここは東京都杉並区。反公害闘争発祥の地ではあるが、同区の中で
も地域差はある。「進歩的な」人ってそんなにいないのよね。
　他の点では全然権威的でない、『仰げば尊し』もとっくに消えた、いい卒業式だっ
た。私はひとり「内心の自由」を守ったつもりだったが、それが他の人たちの内心―
―あまりに気負いのない、それはそれで好感のもてる日常をやり過ごす平常心と、ど
のようにつながっていけるのか、その必要があるのかも、いまは分からない。出る杭
を打つには、静かな方法が効果的だ。（あ）

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普天間基地の沖縄県内移設による新たな基地建設を許さない
沖縄交流キャンペーン2000“語やびら４”

　同交流キャンペーンは、基地反対運動に取り組んでいる現地・沖縄の人々との交流
を深めるために企画され、今年4回目。今回は、特に名護での基地建設問題に焦点を
あてた集会、交流を予定している。参加を！

【日程】
4月21日（金）18:30～／エセナ大田（京浜東北線大森駅東口8分）／500円／4・21南
部のつどい実行委（03-5736-0755　石川）
22日（土）13:00～／練馬産業会館（西武池袋線桜台駅5分）／料金未定／沖縄交流キ
ャンペーン・練馬（03-3993-4899　練馬・生活者ネットワーク）
22日（土）18:30～／中野勤労福祉会館（中央線中野駅南口5分）／500円／基地はい
らない西部ネット（090-8841-6970　上里）
23日（日）13:30～／小手指公民館分館（西武池袋線小手指駅南口）／700円、中高生
500円／所沢・沖縄と連帯する会「いちゃりばちょーでー」（042-949-2047　山野）
24日（月）18:30～／県民サポートセンター（JR横浜駅西口三越裏）／無料／同集会
実行委
25日（火）18:30～／エルパーク仙台セミナー室（地下鉄匂当台駅すぐ）／500円／近
代史研究会（022-776-1050　豊嶋）
26日（水）18:00～／東京北部（場所未定）／無料／北部労働組合協議会（03-3981-
8081　オリジン電気労組）
27日（木）18:30～／綾瀬プルミエ（足立勤労福祉会館・千代田線綾瀬駅西口3分）／
沖縄の闘いと連帯する東部集会実行委（03-3640-4161内線345　西川）
28日（金）18:30～／船橋勤労市民センター（JR船橋駅5分）／500円／沖縄交流キャ
ンペーン・千葉交流会（047-478-2946　伊波）
29日（土）13:00～／立川市中央公民館（中央線立川駅南口10分）／500円／沖縄反戦
地主を支える三多摩の会（042-521-3097　瀬底）

【報告者】
21～23日＊具志堅千鶴子（新たな基地はいらない、やんばる女性ネット）／24・25日
＊島田善次（基地はいらない平和を求める宜野湾市民の会・副代表）／26・27日＊宮
城保（ヘリ基地反対協議会・事務局次長）／28・29日＊崎原盛秀（平和市民連絡会・
事務局長）

【企画・問い合わせ】
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック　TEL＊090-3910-4140　FAX＊03-3616-1394

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リレー連載「……こんな運動してます！」
　－－命どぅ宝ネットワーク

　「平和世を求めるコンサ－トと、人間の尊厳が守られる、基地のない沖縄をとりも
どす署名活動」が、私たち「命どぅ宝ネットワ－ク」の活動の柱。
　1995年6月、琉球と世界を結ぶドラムコンサ－トを東京で開催し、「沖縄に平和世
を！」と声を上げたのが活動の始まり。「沖縄の豊かな音楽・文化表現を通して平和
世の実現を」と、継続した闘いを展開し始めた9月、沖縄米海兵隊員によるレイプ事
件が起きた。被害者である少女の告発をうけ、私たちは、沖縄に基地を押しつけ続け
た自らの責任を感じた。そして、沖縄から基地がなくなるまで、「基地をなくせ」と
訴え行動し続けることを決意した。
　　■米兵による女性・子供への性暴力・人権侵害を許さない
　　■沖縄から軍事基地を撤去せよ
　　■日米安保条約を廃棄せよ
　　■米軍基地の強制使用を直ちに停止せよ
　この4項目を要求する署名を1995年9月23日からはじめた。そして毎月4日、首相官
邸とアメリカ大使館に赴き、総理大臣と駐日米国大使に署名を提出している。残念な
ことに、いまだ基地をなくすことができず、今日まで、54回を重ねてしまった（累計
68,688名の署名を提出）。今回10回目となる命どぅ宝・平和世コンサートは、4月28
日（沖縄『屈辱の日』）に「沖縄かがやけ、御万人の世紀にむかって」をテーマに、
基地・軍隊のない御万人（民衆）が主役の時代をもとめて、元気に開催する。（島袋
陽子）
◆署名と情宣（反安保実、一坪反戦地主会などとの共同行動）及びエイサー・三線練
習＝毎月第1、3日曜日、数寄屋橋公園　◆署名提出行動＝毎月4日午後6時（休日は変
更有）衆議院議員面会所集合　◆命どぅ宝・平和世コンサート10th＝4月28日（金）
午後6時半開演／出演・大工哲弘＆ツゥンダラーズ・仲本光正とクイチャーパラダイ
ス　多くの方の参加を待っています。
　●命どぅ宝ネットワ－ク（電話／FAX：03-3905-1579）

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非核神戸方式25周年集会
　－－神戸をモデルにした条例制定運動、広がる

　「核兵器を積載した艦艇の神戸港入港を一切拒否するものである」とした、1975年
の神戸市議会決議から25周年にあたる3月18日、「憲法をいかす会・神戸」などで構
成する実行委員会主催の「非核神戸方式25周年集会」が神戸市内で開催され、約200
人が参加しました。
　集会では、その歴史的役割と全国の自治体や平和運動に与えている影響について再
確認するとともに、今後も神戸港に核を積んだ艦艇を入れないために、非核神戸方式
の意義を広げる取り組みを強めていくことが誓い合われました。
　「非核神戸方式の今日的意味と私たちの課題」と題して、「非核市民宣言運動・ヨ
コスカ」の新倉裕史さんが講演。ガイドライン法の成立や政府の圧力、フォーリー米
大使発言などで非核神戸方式が“揺れている”とされていることについて、『神戸方
式は、敗戦後の民主的改革で管理権が国から自治体に移された港湾法を根拠にしてい
る。周辺事態法は港湾法と横並びの法律であって、その影響は受けない。神戸方式の
ために揺れているのは日米安保だ』などと指摘しました。さらに新倉さんは、高知や
函館、苫小牧、小樽、沖縄・石垣などで神戸方式をモデルにした条例制定などの市民
運動が広がっていることを「非核港湾の嵐が吹いている」と紹介、一層の奮起を促し
ました。
（中村伸夫／憲法をいかす会・神戸）

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沖縄のジュゴンを守るために　ジュゴン・シンポジウム in 京都／東京

【京都】日時＊4月29日（土）13:00～／場所＊京大会館210号室（京都市左京区）／
1000円／問い合わせ＊山口アツシ（こちらホ乳類　075-746-0035）
【東京】日時＊4月30日（日）13:00～／場所＊国立オリンピック記念青少年総合セン
ターセンター棟310号室（渋谷区代々木）／1000円／問い合わせ＊鈴木雅子（北限の
ジュゴンを見守る会　045-771-3658）
主催＊ジュゴン・シンポジウム実行委、北限のジュゴンを見守る会、ジュゴンネット
ワーク沖縄、ジュゴン保護基金、世界自然保護基金日本委員会（WWFJapan　03-3769-
1713　担当花輪）

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パンフ紹介
『歴史の真実は歪めてはならない－－平和祈念資料館問題特集』
（「歴史と実践」第20号）

　去年の夏、沖縄では、持続的に大きな話題となった平和祈念資料館・八重山平和祈
念館の展示の改ざん問題。「本土」（ヤマト）では、ほとんどマス・メディアが大き
く扱うということがなく、忘れ去られているというより、多くの人々にとっては、ま
だ一度も記憶されていない重要問題。
　どこが、どのように改ざんされようとしたか。稲嶺・沖縄県政の日本軍および米軍
そして戦争それ自体の残虐性を隠蔽する方向での改ざんは何故、どのようなプロセス
で行なわれたのか。一応、「もとへ戻す」という結論に落ち着いたこの問題は、今後
に向かって、どういう課題を残しているのか。こういうことを検討するには、不可欠
のデータが、この特集号には詰め込まれている。様々な角度からの具体的改ざん批判
だけでなく、展示「変更」一覧表もあり、この件についての沖縄メディア（新聞）記
事の目録もある。
　1996年6月24日、当時の首相であった橋本が政府・与党首脳会議で、関係官庁の全
国各地の平和博物館について、展示写真の真偽の調査を指示した。それを受けた自民
党（参議院）の『調査報告書』が出て、「偏った」平和資料館への右派メディア中心
の非難キャンペーン（脅迫行動）が展開された。「自由主義史観」グループの動きと
、それは重なっているのだ。
　こういう、政府・右翼の意向を、積極的にくみとった稲嶺県政は、すぐ改ざんに着
手したということらしい。サミットで国際的に注目される時が迫っている。その前に
、沖縄戦の中に示された、軍隊が民衆を守らなかったどころか、反対に人々の命を奪
い続けたという歴史的な事実を見えなくさせ、「基地も軍隊も私たちの生活を守るた
めに必要である」という政治宣伝を繰り返している世界の大国の首脳（サミット）の
意向に合わせようという動機が、そこにハッキリと読める。
　こうした事実があったこと自体がキチンと伝えられないメディア環境にいる私たち
だからこそ、こういう歴史の専門家たちによって書かれた地味なパンフを手にすべき
だと思う。
　新平和祈念資料館のオープンは4月1日である。
（天野恵一／事務局）
●沖縄県歴史教育者協議会編
●連絡先：沖縄県中頭郡西原町千原１番地
　琉球大学教育学部社会科学科　里井研究室　気付
　（電話：098-895-8343）

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沖縄・安保Newsクリップ　3/15～3/30

【3月15日】沖縄県平和祈念資料館が閉館。施設は今年中に取り壊される予定という
。
【3月16日】コーエン米国防長官が東京都内で小渕恵三首相、河野洋平外相、瓦力防
衛庁長官とそれぞれ会談。嘉手納ラプコン（航空機進入管制システム）を条件付きで
日本側に返還する考えを初めて表明した。
【3月17日】米軍普天間飛行場の移設に伴う北部振興策で、政府実務者レベルの北部
振興プロジェクトチームが、全12市町村からのヒアリングを終えた。▼コーエン米国
防長官が日本記者クラブで会見。米軍普天間飛行場の代替施設について、使用期限の
設定を拒否。
【3月20日】石川県内で行われた講演で、自民党の森喜朗幹事長が「沖縄では君が代
を学校で教わっていないのではないか」などと発言。
【3月22日】米軍普天間飛行場の移設問題で、ヘリ基地反対協が取り組む岸本市長の
リコール運動が、7月の沖縄サミット後に先送りされる公算、と沖縄タイムス。リコ
ール後に想定される市長選の候補者が決まらないためという。
【3月24日】稲嶺恵一知事が日本外国特派員協会で講演。米軍普天間飛行場の返還に
伴う代替施設に15年間の使用期限を設定することについて「最低の線として」の主張
であると表明。▼政府が、ホワイトビーチに寄港した原潜など米国原子力軍艦から放
射能放出事故が発生した場合の「災害対策マニュアル」を「策定していない」と公式
に認めた。照屋寛徳参院議員提出の質問主意書に、閣議決定の答弁書で明らかに。
【3月27日】「新嘉手納基地爆音訴訟」が、同飛行場周辺6市町村の住民5544人によ
って那覇地裁沖縄支部に提訴。▼昨年5月に開館した八重山平和祈念館の展示説明文
が行政主導で大幅に変更されていた問題で、その見直し作業を進めてきた同祈念館「
検討会議」の展示説明文の最終案が分かった。削除されて問題となったほとんどの部
分が、当初の原案に沿った形に変更される。▼沖縄市が、米軍の協力を得て嘉手納基
地第二ゲート付近に「クリントン広場」（仮称）という日米の友好広場を建設する計
画と発表。▼2000年度沖縄開発庁予算に計上された沖縄特別振興対策特定開発事業費
50億円の使途と配分が決まった。「観光を中心とする産業振興」に向けてインフラ整
備に取り組む。
【3月28日】政府は、旧日本軍が戦時中、強制的に収用し、現在国有地となっている
沖縄本島および伊江島の土地について、「間接的な資料などから国が所有権を有効に
取得した」との見解を明らかにした。
【3月29日】新県平和祈念資料館が報道陣に公開された。同館で開館式典があり、稲
嶺恵一知事も出席。
【3月30日】沖縄県議会、「沖縄県政を糾す有識者の会・国旗国歌推進沖縄県民会議
」提出の「県の外郭団体などあらゆる県の機関から『一坪反戦地主など』を役員から
排除するよう求める陳情」を賛成多数で採択。

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「思いやり予算」違憲訴訟原告団　外務省へ申し入れ

　「思いやり予算」違憲訴訟・東京は、3月21日第10回の口頭弁論が開かれた。それ
に先立ち、昨年末の会計検査院に続く、外務省への申し入れ行動を行った。事前の呼
びかけに沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、市民の意見30の会・東京など15団体が
賛同した申入書を携えて14名が参加。財政難で政府筋からも「思いやり予算削減」の
声が出るなか、政府が「思いやり予算」の根拠としている特別協定（来年3月の改定
）の撤廃やSACO関連支出の中止などを求めた。
　外務省側は、北米局安保課長補佐・池上正喜ほかが対応。「思いやり予算を『減ら
す』と日本政府から言い出したことはない」「（思いやり予算は）我が国の安全保障
にとって必要かどうかで判断する。数字では計れない。ただし、財政事情は考慮する
」などと公式見解を述べるのみのまったく役所的対応に終始した。
　「米軍からの要請を受け実際の予算の増減を決めるのは防衛施設庁である」との発
言もあり、今後は、原告団としても、防衛施設庁へ具体的な事例についての情報を収
集し、申し入れを検討することになった。
　裁判では、国側が、原告の主張に対し全く中身に触れない答弁書で応答。裁判所も
それを容認するといった対応であった。次回（5月19日（金）午後１時10分、611法廷
）には、原告側が申請している証人より陳述書が提出される。
　関西では、3月7日に控訴審第3回口頭弁論が開かれ、米軍基地による住民被害、環
境汚染、基地機能の実態などについての準備書面が原告側より提出された。　　（吉
田和雄／米軍への「思いやり予算」を
返せ！　訴訟・東京事務局）

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「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会　3・25集会の報告

　3月25日、渋谷の宮下公園で、「意思表示の会」の初めての抗議集会をもちました
。実施率の低い地点として教育委員会や右翼団体から集中的に圧力がかかっている横
浜、国立からの具体的報告で始まり、今年の卒業式が一挙に国家統制の枠内に入れら
れている状況が見えてきました。
　原子力資料情報室の高木仁三郎氏からは、「自分たちの親の代が、あの戦争を阻止
できなかったことに疑問をもった。いま自分たちが次の戦争への準備を阻止しなけれ
ばならないことで、日の丸・君が代の強制のようなことから着実に芽のうちに止めて
いきたい。若い世代への意思の継承のために、『高木学校』を始めている。努力をつ
づけていこう」とのメッセージをいただきました（戸井昌造氏は健康を害され欠席で
した）。
　続いて名古屋、長野、静岡、埼玉、東京でこの問題に真剣に取り組んでいる市民運
動グループからの報告がありました。
　案じられていた右翼の妨害もなく、渋谷の繁華街一周のデモに出発。ちょうど春休
みで、いつもより賑やかな街を、「命どぅ宝ネットワーク」の元気なエイサーをはさ
んで、入学式の日の丸・君が代の強制に対して、各自よく考えて抵抗しようとのアピ
ールを伝えつつ、無事集会を終えることができました。
（梶川凉子／意思表示の会）

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東京都に基地・軍事に関わる（第1次）情報公開請求

　私達は都に対して周辺事態措置法等に基づく「戦争協力」をしないよう要請と質問
状を提出した。また、2月25日に行った情報公開請求の決定が出された。
　今回の情報公開請求は、前記質問状に関わる事実関係を明らかにするための第一歩
といったところだ。
　都には基地・軍隊に関わる検討会議が3つある。①庁内の関係部局間の「基地対策
連絡調整会議」、②「横田基地に関する東京都と周辺市町村連絡協議会」、そして昨
年石原知事の肝煎りでつくられた③「横田基地の民間利用を考える会」だ。
　情報公開の結果、それらの構成員等は分かったが、いずれの議事録も「不存在」だ
という。これは情報隠しの極みだが、特に③「民間利用を考える会」の密室性は顕著
である。また、石原知事となって横田基地の「軍民共用空港」化が強調されるように
なったが、都の「基地の整理・縮小」の方針から共用空港への政策転換は曖昧に進め
られたようだ。
　何より合点がいかないことは、石原都政がこの9月3日に実施しようとしている陸海
空3軍との防災訓練の決定が、石原のプレス発表ひとつでその準備が進んでいること
だ。都政と軍隊の協調・協力関係がトップダウンで決定され、事務的に進行している
のだ。
　この他、東京港を自衛艦、外国軍艦船（米国籍以外が多い）がたびたび「親善」と
称して寄港していることが明らかになった。この中で、米軍艦船については「国際条
約に基づき」許可するといった姿勢が貫かれており、日米安保条約（地位協定）の縛
りを大きくうけているようだ。
　　　　　（山本英夫／東京都は戦争協力をするな！
平和をつくる市民連絡会）

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各地集会・行動予定（4/3～4/29）

4月3日～8日「日の丸・君が代」強制反対！ホットライン　受付時間＊13:00～
19:00／弁護士・専門家が相談にのります／TEL＊03-3341-2436／FAX＊03-3341-2437
／主催＊同ホットライン
4月6日（木）「人権」と「普遍」を考える　時間＊18:30～／場所＊神保町区民館
（都営三田線・新宿線神保町駅5分）／ビデオ「アイヒマン裁判と現代」上映あり／
500円／主催＊国連・憲法問題研究会（03-3264-4195）
4月8日（土）「日の丸・君が代」に強制STOP! 市民集会とデモ IN YOKOHAMA　時間
＊集会14:00～、デモ出発15:30／場所＊市従会館（京浜東北線ほか桜木町駅）／主催
＊「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会（090-3909-9656）
4月9日（日）石原都知事に戦争非協力を要求する市民集会　開場＊13:00／場所＊
シニアワーク東京（東西線ほか飯田橋駅）／発言者＊石川進、福本道夫、松平隼人、
大洞俊之、福士敬子、井上澄夫／800円／主催＊“東京都は戦争協力をするな！”平
和をつくる市民連絡会（03-5370-6431　山本）
4月18日（火）核兵器見直し会議　廃絶への道示せるか？　時間＊19:00～／場所＊
スペースかぼす（丸の内線四谷三丁目駅5分）／お話＊川崎哲（ピースデポ）／300円
／主催＊ピース・チェーン・リアクション(03-5367-5666）
4月21日（金）～29日（土）沖縄交流キャンペーン2000“語やびら４” → 2面参照
4月28日（金）命どぅ宝平和世コンサート　沖縄かがやけ御万人の世紀にむかって
　時間＊18:00開場／場所＊上野水上音楽堂（山手線御徒町駅、千代田線湯島駅）／
出演 → 2面参照／当日3000円、前売2500円、高校生以下2000円／主催＊命どぅ宝ネ
ットワーク（03-3905-1579）
4月29日（土）「昭和の日」も「みどりの日」も天皇賛美の日はいらない！4・29集
会・デモ　開場＊13:30／場所＊渋谷勤労福祉会館（渋谷駅7分）／講師＊松井やより
、太田昌国／主催＊「昭和の日」制定反対！「皇室外交」に異議あり！4・5月行動／
連絡先＊日本基督教団靖国・天皇制問題情報センター（03-3205-7363）

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『全国Fax通信』第１期（1999．9～2000．3）会計報告

【収入】　前回のFax通信から繰り越し：35,930円
　　　　　購読料：570,000円
　　　　　カンパ：52,000円
　　　　　　計　：657,930円

【支出】　NTT使用料：130,063円
　　　　　切手・宅急便：275,870円
　　　　　版下作成：30,000円
　　　　　事務所分担金：70,000円
　　　　　集会等賛同金：12,000円
　　　　　ニュースクリップ：10,000円
　　　　　印刷費・文具ほか：15,967円
　　　　　立ち上がり時の借入金：80,000円
　　　　　　計　：623,900円
　　　　★残高（第2期への繰り越し）：34,030円

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事務局から

◆第2期第2号です。定期購読のお申し込みがまだの方、ぜひお早めに！　郵便振替用
紙の通信欄に、必ず「第2期分」として、Fax／郵送の別を明記してください。
◆周囲の友人・知人の方々にも定期購読を勧めてください。全国各地からの情報も、
ぜひ積極的にお寄せ下さい。
◆購読費・カンパは▼郵便振替▼
　口座番号：00110-4-408708
　加入者名：全国FAX通信

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転載終わり
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no! wiretap bill!
toshimaru ogura ogr@nsknet.or.jp
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1999年　　　　　1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月

2000年　　　　　1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月

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