比嘉です。分析より行動だ。
議員への連絡先がわからないので、とりあえず、以下の文を総務企画委員会委員長、
県議会事務局、友寄県議会議長宛にFAXで送りました。
送り先 xx170003@pref.okinawa.jp
沖縄県議会事務局
〒900-8501 那覇市泉崎１−２−３
TEL
総務課 098-866-2572
議事課 098-866-2574
調査課 098-866-2576
FAX 098-866-2350
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2000年３月31日
伊波栄徳総務企画委員会委員長
友寄信助県議会議長
沖縄県議会 事務局 御中
「県の外郭団体など、あらゆる県の機関から『一坪反戦地主など』を役員
から排除すべき件」なる陳情書の採択に抗議し、撤回を要求します。
昨日30日、新聞報道等により、「県の外郭団体など、あらゆる県の機関から「一坪
反戦地主など」を役員から排除すべき件」なる陳情書が沖縄県議会において採択され
たことを知りました。大きな衝撃を受けると共に、このような恥ずべき採択を行った
県議会に対し、おさめようのない強い怒りを感じております。
今回、県議会が採択した陳情の内容は、当事者の方の名誉を汚すものであり、また
憲法で保障されている筈の思想信条の自由を無視したものです。
また、まったく信じられないことですが、この採択によって具体的に被害を受ける
ことになる当事者、すなわち反戦地主の方々には直前まで知らされることなかったと
いうことです。そうであるならば、今回の採択の経緯は、一方的で非常に偏ったもの
です。県議会は、自らの基盤であるはずの民主主義を自ら蹴ちらしてしまったも同然
だと思います。
思想信条に基づいて活動することを理由に当事者の立場や役職を奪っていいとする
、憲法違反ともいえるその陳情書なるものが持つ危険性を十分に認識することもでき
ない。そのようなものが、「沖縄県議会」の実態であるということが悲しく、恥ずか
しく、そして怒りを感じます。その存在に強い疑問さえ感じざるを得ません。県議会
が、今後、県民に対して同様の「弾圧」を行なっていく端緒になるのではないかとい
う不安さえ感じています。
そして、採択自体が憲法違反として訴えられることもあり得るでしょう。それほど
、この採択をしてしまったことは深刻な意味を持っていると思います。
わたしたち若い世代は、沖縄戦で受けた県民の痛みを二度と繰り返させまいと闘っ
てこられた反戦地主の方々の姿に、平和を創ることの大切さや難しさを学び、そして
勇気づけられてきました。わたしたちが沖縄を「平和の発信地としての沖縄」として
誇りに思えるのは、反戦地主の方がこれまで数々の弾圧にも屈することなく、ひたす
らに運動を続けてこられたその歴史にあるのです。県の「平和云々」のスローガンと
は重みがまったく違うものだと、県のスローガンなど吹けば飛ぶよなものだったとい
うことが今回のことで本当によく再認識できました。
地主の方々の名誉を汚し弾圧にも等しい行為をするのであれば、県議会は県民の信
頼を失うでしょう。これに賛成・反対したに関わらず、県議会議員は全員が猛省して
いただきたいと思います。そしてこれを止めることが出来なかった友寄議長にも重大
な責任があると考えます。
また、一方に不当な被害を及ぼす可能性のある陳情を、十分な調査・検討を行うこ
となく、安易に採択できてしまう県議会のシステムそのものにも問題があるのではな
いかと考えます。
この採択は、実際に当事者に深刻かつ不当な被害を及ぼす可能性があります。すぐ
に撤回されるべきです。
以上、強く抗議し、採択の撤回を要求します。
比嘉明子 （住所）
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