Mime-Version: 1.0
Date: Wed, 29 Mar 2000 16:04:00 +0900
To: keystone@jca.ax.apc.org, localnet@ml.coara.or.jp
From: Urata Ryuji <yufukiri@fat.coara.or.jp>
Subject: [keystone 2506] 福岡防衛施設局への再公開質問3/29
Sender: owner-keystone@jca.ax.apc.org
X-Sequence: keystone 2506
Precedence: bulk
Reply-To: keystone@jca.ax.apc.org

日出生台での米海兵隊による実弾砲撃演習について
3月1日に福岡防衛施設局に質問をし、3月8日に返事をもらって
ましたが、この返事を受けて、本日3月29日、再度、以下のような
公開質問を福岡防衛施設局にあててFAXで出しました。

「質問1」で「など」の中身を尋ねましたが、
これは、
これまでの防衛施設局とのやりとりの経験から、
防衛施設局というのはどうも「など」の前の言葉よりも
「など」の方により重点を置いていることが多く、
たとえばこれまでも
「米兵の外出には施設局職員が同行などする」から心配いりません
と施設局は説明してきてたのが、結局、「同行」ができず
後の弁解として、「同行」ではなく、「同行など」であるから
「巡回」をおこなった、などとごまかしたこともあります。

防衛施設局の日本語の使い方はどうも私たちのそれと
かなり違いがあるようなので、あえてこれを質問しました。
 

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                米軍基地と日本をどうする
               ローカルNET大分・日出生台

福岡防衛施設局様

公開質問状

 いつもお世話になります。日出生台での米軍演習に関連して、私たち
演習場周辺に暮らす住民の不安と疑問を取り除くために、以下の質問に
お答え下さるよう、よろしくお願い致します。

■質問1:日出生台演習場内に建設が進められている米軍用施設について
3月1日に私どもが出しました公開質問に、施設局よりにいただきまし
た3月8日の回答において、

>>【食厨等施設】食堂、厨房、シャワー室など。事業費は約6億1千
>>万。規模は鉄筋コンクリート作りで一部鉄骨づくりの平屋
>>建て。面積1200平米。完成予定平成12年8月末。

とお答えいただきました。ここで「食堂、厨房、シャワー室など」とさ
れていますが、この「など」とは、
「食堂、厨房、シャワー室」の他に具体的に何をさしているのですか?
 「など」と言う言葉で曖昧にしないで、SACO予算を使って日出生台で
建設が進められている施設について、すべてを具体的にお答え下さい。
 

■質問2:また以下の建設中の米軍用宿泊施設に関する説明において

>>【隊舎】宿泊施設。規模は鉄筋コンクリート作りの3階建て。事業費
>>は今後の発注等の業務の関係で公表は控えさせていただきたい。完成予定は平
>>成12年12月末。造成工事には入っている。

とお答えいただきましたが、この宿泊施設の事業費はいくらですか?
現在明らかにできないのであれば、いつ明らかにできますか?
 

■質問3:上記、日出生台に建設されようとしている「食堂、厨房、
シャワー室など」と「宿泊施設」の建築確認申請はどこに出し、許可を
得ていますか?
 

■質問4:上記、「食堂、厨房、シャワー室など」と「宿泊施設」につ
いて、建設目的と予算を以下のようにお答えいただきました。

>>【予算】提供施設整備費ということでSACOの関連経費。
>>【目的】104号線越えの移転米軍訓練を安全、かつ円滑に実施するため。
>>
>>県道104号線越え実弾射撃訓練の本土の演習場への分散実施にあたっ
>>て、各演習場とも約1カ月の訓練滞在期間を要し、長期間にわたり
>>安全対策、及び訓練の円滑化を図るなど万全を期す必要がある。
>>実弾射撃訓練における安全管理の徹底、及び訓練の円滑化を図るため、
>>日米間で調整の上、必要最小限の(老朽化、あるいは不
>>足した)生活関連施設等の施設整備を行っているものである。

と説明されましたが、しかし、前回も指摘しましたように、実際に日出
生台での2回の演習を指揮したに米海兵隊の大隊長ケリー中佐は「宿舎
は米軍演習に必要ない」「第3海兵師団第12連隊から要望したこともな
い」と答え、施設局の説明「必要最小限の生活関連施設の整備」では答
えになっていません。これを「必要」としているの主体はいったい誰で
すか。
 

■質問5:また関連質問ですが、上記施設局説明の「日米間で調整」と
の説明についてですが、それは、いったい、いつ、どこで行われ、誰
(米軍側の誰と日本側の誰)が、どのような議論の調整をした結果、こ
のような施設整備をおこなうことになったのですか?経緯を教えて下さ
い。
 

■質問6:この米軍用の施設が完成すると、その光熱費、水道代、維持
管理費用は、どこからの支出となりますか?
 

■質問7:また、「誰がこの施設を使うのですか」との質問に対して、
施設局は

>>これらの施設については、米軍の訓練期間は米軍が使用し、米軍訓
>>練期間以外は陸上自衛隊に維持管理を兼ねて使用してもらうこととしている。

と回答しました。この自衛隊が使用する際の光熱費、水道代、維持管理
費用はどこから出されますか?

■質問8:米軍用の「食堂、厨房、シャワー室など」や「宿泊施設」に
ついて、実は自衛隊こそがそれを使用したくて、でも予算がないので、
「米軍用」と名目をつけSACO予算でまかなおうとしたのではないか、と
の疑問の声が出ていますが、そうではありませんか。

■質問9:自衛隊にとって、日出生台に、このような「食堂、厨房、
シャワー室など」や「宿泊施設」が必要なのですか?施設局として、そ
のような要望を自衛隊から受けているのですか?
 

■質問10:
>>平成10年1月、及び平成11年2月に、日出生台演習場周辺の30箇所に
>>おいて実施した騒音測定について、調査結果の具体的数値については
>>区域指定を行うための内部の検討資料であるので、お知らせすることは控えたい

 と施設局は答えていますが、このような情報を公開しない姿勢こそ
が、きちんとした計測、範囲設定の議論がおこなわれず、都合がいいよ
うに、範囲設定を出したのではないかとの疑問を住民に起こすのです。
住民の疑問、不安の解消のために、この調査結果情報をきちんと公開し
て下さい。できないというなら、どのような具体的支障がおきると考え
て、この資料を公表することができないのですか?教えてください。
 

■質問11:
>>砲撃音対策として実施している住宅防音事業とか移転補償について
>>は、県道104号線越え実弾砲撃訓練が実施されている5つの演習場で
>>実施されている。沖縄ではこれまでやってこなかった

と施設局は答えましたが、沖縄で砲撃音対策をやってこなかった理由は
なんですか。また米軍が本土で演習をやるようになって、砲撃音対策を
やるようになった理由を説明して下さい。

 以上、11項目の質問について、ご多忙の折り、恐縮ですが、4月10日
までにご回答をいただけますよう、どうぞよろしくお願いします。
 
 

     米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台
 
 
 

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浦田龍次 Ryuji Urata

〔e-mail〕 yufukiri@fat.coara.or.jp

地域の暮らしの「安心」と「安全」を奪い、
地域の自立経済の健全な成長を阻害する
米軍基地や演習は、
日出生台にも名護にも、どこにもいらない!

美しく穏やかなこの故郷(さと)を
守り、引き継いでいこう
未来の子どもたちへ
名護でも日出生台でも、
この青く美しい星のすべての場所で

日出生台で2月に行われる米海兵隊実弾砲撃演習に抗議する
「日出生台ピースアクション2000」
http://www.coara.or.jp/~yufukiri/localnet/lonets.html

米海兵隊は日本にいらない!アクションプロジェクト
(米紙意見広告を実現する会)
http://www.coara.or.jp/~yufukiri/
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