Date: Wed, 22 Mar 2000 09:30:54 +0900
From: 加賀谷いそみ<QZF01055@nifty.ne.jp>
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Subject: [keystone 2490] <改憲>市民連絡会呼びかけ
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「許すな!憲法改悪・市民連絡会 」からの呼びかけ

    連絡先:東京都千代田区三崎町2ー21ー6ー302 市民ネット内
        電 話 03(3221)4668 
        FAX 03(3221)2558
        E-mail a9net@z2.zzz.or.jp
        HP  http://www4.vc-net.ne.jp/~kenpou/

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■5月3日(憲法記念日)は、全国一斉の統一行動を
 憲法調査会が動き出して、平和憲法は成立以来の危機に直面しています。戦争
への道につながる「改憲」を許してはならない!と言う声を全国各地でもりあげ
ましょう。この一点でこころざしを同じくする人々の連携をつよめておく必要が
あります。
 この日、可能な限りの行動をしましょう。一人しかまわりにいない人でも、友
人をさそって、心のこもったチラシを100枚配ることだって大切な行動です。
それぞれがくふうして、5月3日を全国大小の統一行動日に!
企画ができたらぜひ市民連絡会にご一報をお願いします。

■「I LOVE憲法」 イラストキャンペーン
 準備が「婦人民主クラブ」など女性が中心になってすすんでいます。ステキな
チラシもできました。
 問い合わせは市民連絡会か、同実行委員会へ。
    電 話 03−3402−3244
    FAX 03−3401−3453

■憲法調査会の傍聴行動を!
◎3月23日 衆議院憲法調査会(午前9時半から)参考人質疑
◎4月 6日 衆議院憲法調査会(午前9時半から)参考人質疑
◎参議院憲法調査会は4月5日(水)(午前10時から?)。学生20人から意
見を聞く。

傍聴希望者はおそくとも前日の4時頃までに市民連絡会までご一報を!

■「週刊金曜日」に「今週の憲法調査会」というコラムを編集部と本会の高田健
が交互に連載中。

−−−−−−ここまで
以下情報クリップ

九日の衆院憲法調査会では、前会の参考人聴取で、自民党推薦の西修駒沢大教授
らが現憲法について、GHQによる「押しつけ論」を展開したのに対し、民主党
推薦の古関彰一独協大教授によって「待った」がかけられた。しかし自民党推薦
の村田晃嗣広島大助教授が「『諸国民の公正と信義』に依存した憲法は過ち」と
するなど別の論点から改憲を唱え、改憲をにらむ自民党の「理論武装」が進んで
いる。
 古関さんが「押しつけ論」が出現した背景などを述べ、「単純な押しつけ論は
不適切」などとしたのに関し、石毛エイ子さん(民主)が「総体的な判断が必
要」と「押しつけ論」に反論。中村鋭一さん(自由)は「終戦当時二歳だった古
関先生は、当時の時代背景を一切知らない。日本が経済大国になった中で育ち、
机の上で勉強した」
古関さん「知らないから学んでいる。自分の体験を絶対視して、『若いから』と
言われたら答えようがない」
 憲法前文にある「国際情勢の認識」はおかしいとする村田さんの発言を受け
て、中村さんは「正しい憲法観、正しい国家観からは、一国平和主義のような利
己的な態度はなくなるはずだ」と主張。これに対し、伊藤茂さん(社民)が「第
二次大戦直後、世界も日本も『ノー・モア・ウオー』の思いを深くした」と、国
際社会の「思い」として、九条堅持の重要性をアピール。
(東京新聞00/03/10)

 参院憲法調査会の村上正邦会長は十四日、来月五日に大学生らと各議員が憲法
について意見交換する「学生とともに語る憲法調査会」を国会内で行うと発表。
憲法に関して広く国民と意見交換し、国民の間に議論を喚起するのが目的。
 村上さん「今後、経済界、労働界、マスコミなどからも意見を聞きたい」
 当日は一人三分程度、意見を述べた後に、各議員と意見交換を行う。募集人数
は日本国籍のある大学院生、大学生、短大生、専門学校生二十人。
(共同00/03/14)

 参院の憲法調査会(村上正邦会長)は十五日、日本国憲法の制定過程について
意見交換するため、五月三日の憲法記念日に、憲法の草案作成にかかわった連合
国軍総司令部(GHQ)の元メンバーらを日本に招いて調査会を開催する方向で
具体的な調整作業に入った。
 五月三日の当日は憲法調査会を開き、当時のGHQ関係者から憲法制定の経緯
などについて話を聞くとともに、一般参加者との意見交換も予定。
(共同00/03/15)

 小渕恵三首相は16日、民放ラジオで放送される政府広報番組の収録で、国民
の権利と義務について記された憲法第3章について、「国民の権利の記述が義務
に比べてずっと多い」という認識を明らかにした。
 番組は評論家の竹村健一氏と、首相の私的諮問機関である「21世紀日本の構
想」懇談会座長を務めた河合隼雄国際日本文化研究センター所長との座談形式
で、首相官邸で収録。
 首相は1月に提出された同懇談会の最終報告でうたわれた「個の確立」につい
て「単なる利己主義とかを言っているのではない」と説明。さらに「敷延して言
うと憲法の問題にもなる。憲法第3章は『国民の権利及び義務』となっている
が、権利の方がずっと書いてある。義務というのは国民がパブリックに対して何
ができるかを考えることだ。懇談会の答申の精神もそういうことだと思う」と述
べた。
(朝日00/03/17)

 衆参両院の憲法調査会発足から二十日で二カ月が経過する。
学生との意見交換などを通じて「国民論憲」の機運盛り上げを図る参院側の積極
姿勢が目立ち、総選挙を控えた衆院側との運営方法の違いが鮮明になってきた。
 参院憲法調査会の村上正邦会長は根っからの改憲論者「国民的な関心を呼び起
こさないと憲法改正はできない」
 参院側の各会派実務者でつくる検討運営委員会はこれまでに(1)国民ととも
に議論し適宜、議員間で討議する(2)過去と現在を踏まえつつ、将来に向け論
議する―との基本方針を決定。
 一方、衆院憲法調査会(中山太郎会長)は日本国憲法の制定過程をテーマにし
た参考人質疑を二回実施。四月中旬までさらに三回の参考人聴取を経て、五月十
一日に各議員の自由討議を開始。その後、最高裁から戦後の憲法判断に関する判
例について聴取したいとしている。
 ただ、衆院は総選挙の結果、メンバーの一部が入れ替わるのが避けられず、憲
法論議が本格化するのは選挙後となる。
(共同00/03/18)

国会の憲法調査会で、憲法の在り方をめぐる論議が火花を散らしている。与野党
は、現行憲法と今の社会情勢との間に溝があることでは認識がほぼ一致するもの
の、戦争放棄を定めた九条の見直しや制定過程をめぐる評価については激しく対
立している。「タブーなき開かれた論議」に臨む山梨県関係の国会議員七氏に、
それぞれの憲法論を聞いた。

■9条見直し  
 自民党
中島真人さん「湾岸戦争後の局地紛争に、国際社会の一員として日本がどうかか
わるのか。常に憲法解釈で済ませてきたところに問題はなかったか」
田辺国男さん「民族紛争や国際紛争に国連の一員として適切な対応ができないの
は、憲法に矛盾があるからだ。武器は持たない、金だけ出すというのでは国際社
会に責任を果たしているとは言えない。戦争への道を開くと勘違いされては困る
が、戦争放棄の部分は、安全保障に置き換えて考えるべきだ」
横内正明さん(衆院憲法調査会のメンバー)「自衛隊は国際的に見れば明らかに
軍隊。中途半端な状態は、いつまでも放置しておくべきでない」
中尾栄一さん(憲法調査会発起人の一人)「九条は中学生にも了解できる表現に
しなければ立派な条項にならない」
堀内光雄さん「国連軍に参加する状況が生まれた時には見直さなければならない
だろうが、最初からこの論議に深入りすべきではない」
 民主党
小沢鋭仁さん「軍隊を持たないという部分は堅持していくべきだ。自衛隊は自衛
のための軍隊という位置付けを明確にして、海外派兵はしない。つまり同盟国に
攻撃が加えられても、その国を守るために他の同盟国が武力行使する集団的自衛
権を認めないのなら改正してもいい」
 輿石東さん「これからの日本のあるべき姿を論議することが先だ。戦争を否定
し、平和を堅持することが原点。まず憲法改正ありき、はおかしい」

 国会の憲法調査会では、共産、社民、公明の三党が「九条堅持」の立場。

■押しつけ論議 
 憲法制定過程も焦点の一つ。自民党は「押しつけ論」の急先ぽうだ。
田辺さん「GHQ(連合国軍総司令部)が、日本が戦前のような軍国国家に再復
活できないよう骨抜きの憲法を押しつけた」
 中島さん「現憲法は占領期間中、日本に主権がない時代に一週間で素案ができ
あがった。国民、国会での論議はどうだったか。検証すべきだ」
 中尾さん「押しつけだ。これまでは憲法を論議すると、すぐにタカ派とか軍国
主義者のレッテルを張られた。それを思うと今昔の感がある」
 横内さん「(押しつけだとしながらも)戦後半世紀にわたって運用されてきた
中で、現憲法は国民の血肉になっている。五十年の歴史の重さは否定できない」

 民主党は「押しつけ論」が改憲の口実になることに警戒感を示す。
輿石さん「前文に貫かれた平和、人権、民主主義は人類不変の理念だ。制定過程
だけにとらわれ、国民の間に定着している先駆的な理念を失ってはならない」
小沢さん「今の憲法は戦後の日本の精神。単純に押しつけられたとは言い切れな
い」

■社会とのかい離では七氏の考え方はほぼ一致
 堀内さん、横内さん「国際社会の変化や地方分権など、新しい課題に対応でき
ないところが出てきている」
中尾さん「防衛、福祉などの面で価値観が大変革を来している。それらを国家基
本問題として付加すべきだ」
小沢さん「情報通信分野でも憲法が合わなくなってきた」
輿石さん「住民投票や首相公選制の問題になると、現憲法では限界がある」

 かい離の溝を埋めるために衆参両院に設けられた憲法調査会は、五年をめどに
最終報告を提出する考え。その期間について
堀内さん「三年くらいで基本的問題点を出し、国会で発議していくべきだ」
輿石さん「早急にやらなければならない必然性はない。景気を回復させるのとは
違う」
田辺さん「世界から信頼される国をつくるには、結論が出せるものから早く対応
していくのが望ましい」
(山梨日日新聞00/03/21)

 自民党の山崎拓・元政調会長は20日、静岡市のホテルで開かれた山崎派衆院
議員の会合で、16日の自由党の小沢党首との会談では、憲法改正、安保問題を
推進することで一致するとともに、「『健全な保守勢力の一翼を担い続けて欲し
い。自民党に入っても、その他大勢になる』と直言した」と述べ、自自合流に反
対する考えを伝えたことを明らかにした。ただ、山崎氏は将来的には小沢氏と提
携する可能性があることも示唆。
山崎さん「かねて憲法九条で意見調整を図る必要があると考えていた」「憲法改
正となると(国会で)三分の二の多数を形成する必要があり、必ず(憲法改正を
軸とした)政界再編が起きると確信している」
 (読売・産経00/03/21)

自自公三党は今週中にも、来年から四月二九日の「みどりの日」を「昭和の日」
と改める祝日法改正案を議員立法で参院に提出する予定。
社民、共産は反対する方針、民主は対応を検討中。
「民主党内の国家観の食い違いを印象づけられる」(閣僚経験者)
法案の内容は「最低限、公明党の理解を得ないといけない」(議連幹部)理由か
ら、できるだけ簡単な内容にした。
綿貫会長は公明党の冬柴鉄三幹事長らと協議。当初「昭和の時代をしの
び・・・」を「特定の人物を思い起こさせる」(公明党幹部)の意見に配慮し
「昭和の時代を顧み・・」と変更して賛同を得た。
(朝日00/03/21)

 



 
  • 1998年     3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 1999年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
  • 2000年     1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

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