中澤牧師からの活動報告

 今回はふだんテレビでしかお目にかかれない人が見えて、みなさんの中でも感動なされた方もいるかと思います。わたしは初めてお目にかかったときは「テレビで見るよりもずっといい人たちだ」と感じました。法律的な相談を受けたいときは、何人かの専門の弁護士が居ますのでお手伝いされておられることに感謝してご相談されたほうがいいかと思います。

 被害者全国集会は10回目を迎えました。JWTCも10年間続けて参りました。目的は現役証人、研究生、JWの家族、元証人、一般のクリスチャンにものみの塔の教義が聖書とは違うことを確認してもらうこと、もう一つはエホバの証人の世界は共同体ですから、それに代わる共同体が必要なんです(それを提供すること)。そしてそこを卒業していって結構です。頭の中の教理を置きかえる作業と同時に、仲間は必要です。そうではないと言う人はおりません。エホバの証人の組織のすごさといえば、強い仲間がいることです。強い人はいいけど、そこから出てきたとき、それに代わる仲間が少なくともしばらくは必要です。

 クラスという形でテープ受講でやってます。辞めた二世や若い人が増えてきますといろんな問題が増えてきました。説得などによってエホバの証人を辞めると一番簡単です。夫の元に返ってある程度問題が解決してくる。二世や若い人が組織を離れると、資格が必要になるとか、学校に入り直すとか、バンドを掛け直すとか、誰かが親代わりをするとかといった場合が出てきます。一人の青年が最近結婚式を迎えました。その青年は十年経って本当の仕事を見つけて結婚し、再スタートを切りました。元エホバの証人の青年はこうしたプロセスを踏みます。しかし、二世は私どものところへは訪ねてきません。基本的にはどうしてもキリスト教の牧師がなじめないと言います。元エホバの証人はそうでもない。私ができることで二世の人たちが立ち上がって組織を離れて素晴らしい人生を送れるように。そうしてこの活動に協力していただけましたらと願ってます。


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