開会のあいさつ
青木事務局長


 第5回までは東京で行っていましたが、今日初めて東京以外の地で、ここ神戸で開催いたしました。関西には草刈先生、ジャン・ドウゲン先生初め、エホバの証人に関係する方々がたくさんいらっしゃいますので、多くの参加を期待していましたが、本当にたくさんの方々が参加して下さり、感謝しています。
 今回の集会は、今までの被害者全国集会とは雰囲気が違ってきています。被害者の集会と言っても、被害に泣くだけではなく、希望の持てる集会に変わってきました。被害の実態が変わったわけではありませんが、被害の予防や、救出の成果に希望が見えてきました。
 第1回、第2回の集会の時には、話をして下さる先生方も眉間にシワを寄せて「何とかしなければならない」と話しておられましたが、最近は救出活動の成果が見られるためか、明るく希望に満ちた話ができるようになりました。
 中澤先生の異端セミナーは楽しいセミナーになっています。参加された聖書を知らない方の中にも、エホバの証人を説得できるかもしれないと、自信を付けて帰られる方がいらっしゃいます。裁判に立たされている草刈先生も、訴訟をされているとは思えないほど明るく、元気でいらっしゃいます。
 また、たくさんの協賛や後援をいただき、感謝しています。 「法の華被害者家族の会」がこの集会から後援をして下さることになりましたが、私も知らなかったのですが、この会は8年も前から活動をしているということです。テレビやマスコミで「法の華」が取り上げられるようになったのは最近のことですが、被害者の家族の方々は8年も前から戦いをしていたのです。その宗教の実態に気がつかない、実態を知らないということは恐ろしいことです。カル卜被害者の連絡網を充実させる必要を感じます。
 エホバの証人の伝道者数は減少していますが、油断はできません。あるご主人が耐えきれず離婚を迫ったところ、証人の奥様が大切なものを持って家を出ていこうとしたそうです。ご主人は「どうせものみの塔の出版物を持っていくのだろう」と思っていたのですが、奥様はふろしきを持ってきて広げ「あなたがここに人って下さい。私の大切なものはあなたです。」と言い、泣き崩れたそうです。
 皆さん、ものみの塔を悔ってはいけません。120年の歴史を持った団体です。社会の中で生き延びていくためには、手を変え品を変え、何でもする団体です。 一般の方々よりも、修羅場をくぐり抜けてきている団体です。決して油断することのないように、気を付けましょう。
 エホバの証人はマインドコントロールを使っていない、と主張する人もいますが、このような主張はものみの塔の実態を知らない的外れな意見です。

 公開討論の場を設けて、意見交換をしようとしても、エホバの証人はこのような席に立ち会うことをしません。組織の教え以外の話をしようとしても、話を聞こうとしません。指を耳に入れ、話をさえぎろうとしたり、 トイレに閉じこもって話し合いを拒否したりします。普通の人がこのような態度を取るでしょうか。

 このような事実こそ、信者がマインドコントロールをかけられ、ものみの塔に反対する人の話を聞かないように教育されている結果なのです。マインドコントロールと言わずして、どのように説明することができるでしょうか。

 ものみの塔はマインドコントロールをしていることが分からないように、巧みに活動をし、信者を操作しています。この実態を一般の方々に広く知らせることが大切です。そして、エホバの証人による被害を少しでも減らすことができるようにと、願っております。

 今日は大学教授・地球科学の竹内先生の講演を用意しています。先生の話しによって、自らの論理を正当化するために他の権威を悪用する「ものみの塔」の姿を知っていただくことができると思います。この集会を通して、また今日の学びを通して、エホバの証人の被害の実態をさらに詳しく知っていただきたいと思います。


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