草刈牧師報告

 

 2001年、草刈裁判が終わりました。同意説得でないと救出は難しいという状況の中で今まで休んでいたわけではなく、活動を続けて参りました。家族からの依頼だと、本人の同意があれば会います。そして疑問を持っているエホバの証人には、同意で会います。不活発な証人への働きかけもあります。

 年末から今までの働きですが、14人の人が間違いに気づき模索をしています。疑いを持っている証人に会い、マインドコントロールが解けて、芋づる式に5人が辞めました。

 訪問の形で訪ね、間違いに気づくケースもありました。家族の依頼で会います。エホバの証人は22万人。研究生を含めると37万人です。なぜこれほどの数が存在するのか。60年代は数千人しかいませんでした。ほんのわずかな数でした。教会が本来すべき事をしなかったつけを刈り取ってます。救出される人を見て、これを教会の指導者に知らせる立場にあります。なかなか情報が伝わらないのが現状です。私はできる範囲でやらせていただいてます。

 ある救出劇を報告します。マインドコントロールの解け方を分かち合います。岡崎のUさん。50歳後半、研究4年。夫からの依頼でした。週一の集会だけ出ていました。話を聞いてもいいと言っていました。夫が近くの教会に相談に行ったところ、エホバの証人相談だからと、中澤牧師を紹介しました。私は7月、8月は多忙でしたが、7月上旬に会いました。だめでした。間違いに気がつかなかったのです。二日目の深夜十時になっても気づいていません。私は反応が読み取れませんでした。考え、聞いていました、読んでいました。しかし情報が入っていませんでした。エホバの証人を辞めるつもりはないと言っていました。夫はどうしたらいいか尋ねましたので、二日かけてもだめなんだから神戸かほかで一ヶ月話を聞いてもらうしかないでしょうと夫に言ったところ、妻のためなら何でもするという態度でした。それを耳にした奥さんは、矛盾やおかしなところがあっても組織には必ず答えがあると聞いていました。二日間聞いて組織に戻れば組織に答えがあると思って聞くのは大変に疲れるそうです。一か月、話を聞くのは堪えられませんでした。その夜には、明日からから教会に行く、元エホバの証人に会いたいと言っていました。急に間違いに気がついていくのです。警戒されて草刈ですとは言いません。やさしく話を聞いてもらいます。警戒されて脱会カウンセラーとしてではなく、その人がどうしてエホバの証人になったか全身で聞かせてもらうと心が開かれてきます。心が開かれていない状態だと思考が停止しています。聞いたら分かる話をしているのに、聞いているけど聞いていない。見ているようで見ていない。心が開かれて資料を見たり話を聞いたりすると、一瞬なのです。

 エホバの証人は難しいイメージがありますが、情報が情報、コミュニケーションとして取れるなら必ず分かってもらえるという確信はあります。情報を発信して返ってきた答えがちんぷんかんぷん、あるいは筋違いなら、情報が入っていません。今では、ノーコメントを押し通す人はいません。エホバの証人の立場を話します。その中からしっかり話を聞くと心開かれます。

 


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