−フィリピン・ネグロスの息吹を伝える写真集完成!− |
||||
|
||||
|
||||
|
|
【飯田典子プロフィール】 フォト・ジャーナリスト。日本写真家協会会員。 1958年 群馬県太田市生まれ。 大学卒業後、現代写真研究所にて写真を学ぶ。 |
||
|
【読者から寄せられた感想】 本を開いたら、子どもたちのはにかんだ笑顔が並ぶ。目次は砂糖キビを積み込む労働者の力強い足取りが、見開きの頁を斜めに横切る。 私が初めてネグロスへ行った時は「嘆きの島ネグロス」だった。でも、そこで、あのはにかんだ笑顔の子どもたちに迎えられ、働き者のナナイ(母)たちの接待を受け、朝の光のなか、川で顔を洗った。同行の若い人は「ここへ帰って来たい!」といった。厳しい状況の中で、いつも優しかったネグロスの空気が、この写真集には流れている。 頁の半分以上を占めるバナナの房は、南の島の自然の恵み。荒涼と見える再定住地の乾いた土の上にスックと立つ子どもに逞しい未来を感じる。双子に二つの乳房を含ませ、誇らしげなナナイ。子どもたちは家の大切な働き手でも、水運搬機も魚網も遊び道具に変わる。砂糖キビ畑を棚田に変えた緑の広がりに、搾取され続けた人々の夢が見え、収穫した種籾をすくう農民の手は、神への感謝の祈りに見える。 ネグロスの熱い空気、太陽、草の匂い、子どもの達のさざめきと、頁をめくる度に五感に訴えてくる写真の数々。ネグロスがとても身近になり、日本の私たちの生き方にも、ふと思いを巡らしてしまう力がある写真集だと思う。 函館「アコロの会」代表 古川満寿子さんネグロスの人々に暖かいまなざしを向ける写真が、とても素晴らしい。以前から絵葉書で使っていたものもあるけれど、やはり、本になって、大きな画面で一連のストーリーの中で見ると、また良さがある。子どもの笑顔、黙々と働く人々の姿、どのようなときにも家族の中心になって生活を支えている女性、ひとりひとりの存在が生き生きと迫ってくる。 前島先生の文も良いけれど、各章の始めの文章も、簡潔でありながら思いがこもっていて、写真のキャプションを助けている。 読み終わって、会ったことの無いネグロスの人に親しみを感じ、困難にめげないで未来を切り開いていく強さに、尊敬を覚え、ほのぼのとした気持ちになりました。あの斜面を切り開いての千枚田もすごいですね。良い写真集をありがとう。 日本キリスト教協議会議長 鈴木玲子さん |
||
|