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緊急声明

スタッフ専用
日本チェルノブイリ連帯基金
Tel 0263-46-4218
Fax 0263-46-6229
Mail jcf@jca.apc.org

ベラルーシ医療機器支援事業

現地を訪れた廣浦さん  これまで日本チェルノブイリ連帯基金は、ベラルーシ共和国ゴメリ州立病院やミンスク国立甲状腺ガンセンターなど多くの医療機関に支援を行い、そこのスタッフと様々な取り組みを行ってきました。しかし、各医療機関を訪問すると「医療機器不足は目を疑うほどであった。30年以上前の機器が平然として利用されており、信頼性や安全性を無視した使用で現地病院技術担当者も諦めと失望感を隠せない様子であった。(グランドゼロ38号 第49次訪問団報告(広浦さん)より)」という状況です。


現地で実際使われている心電計 これまで日本チェルノブイリ連帯基金の白血病治療協力にかかわって下さった臨床工学技士の広浦さんから、日本で使われなくなった医療機器を日本国内で集め、現地の電圧に合わせるなど改良を行った上で、現地の病院に送ろうという提案がだされました。この提案を受けて、日本チェルノブイリ連帯基金として廣浦さんなど専門家の方々と協力しながらこの取り組みを行っていくことになりました。


この取り組みはまだ始まったばかりです。ぜひ病院関係者の方々や医療機器会社の方々など多くの皆さんが参加されることを心からお待ちしております。

医療機器支援事業の関係者専用ページはこちらからアクセスできます。(現在準備中)

ベラルーシ医療機器支援事業趣意書


 JCF/日本チェルノブイリ連帯基金は、1986年に大爆発を起こした旧ソ連邦、ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所事故の被災地に、医療支援をしているNGO(非政府組織)です。1991年に設立以来、これまでに50回の訪問団を送り、チェルノブイリ・カタストロフィーの究明と健康被害の実態調査、冶療にあたって来ました。

 チェルノブイリ事故は科学史上最悪であったと言われながら、その全貌は13年経た今なお解明されていません。更に、ソ連邦崩壊後、政治・経済の混乱の中で、生産と物流は滞り、必要な医薬品と医療機器は慢性的に不足しています。

 ベラルーシ共和国、ゴメリ州はウクライナに隣接し、原発事故時に大気中に拡散した放射性物質のホール・アウトによって最も汚染された地域です。州の基幹病院であるゴメリ州立病院でも、原発事故によるさまざまなリスクを負って暮らす住民に十分な医療措置ができない状態です。

 信州大学医学部小児科では、91年から、ゴメリ州での血液免疫能の検査、小児白血病の調査を踏まえ、1997年2月から白血病の治療として、末梢血幹細胞移植を現地医師たちと協同して行ってきました。JCFが設立当初から目指してきた、現地の自立自助をサポートする形で、汚染地でのより有効な白血病冶療が可能になりつつあります。

 ゴメリ州立病院の医療機器は、日本の20〜30年前の状態で、とても正確な診断・冶療ができるとは思えません。日本で使用しなくなった機器を現地で使いやすいよう改良することで、遅れたベラルーシの医療のレベルアップを図ることができると考えております。御社のお手元に贈ることが可能な機器がありましたら、ご寄付をお願いする次第です。

 ベラルーシ医療機器支援事業の趣旨をご理解のうえ、どうぞご協カをよろしくお願い申し上げます。



1999年5月10日

日本チェルノブイリ連帯基金
理事長 鎌田 實(公印省略)


医療機器支援に関する問い合わせ