風しもの村から
〜チェルノブイリ・スケッチ〜
画文・貝原浩 解説・高橋卓志
原発が村人の暮らしを壊してしまった。
この悲しみをだれに伝えたらいいのだろう。
描かれたチェチェルスクの村の風景はあまりにもきれいだ。村人の表情もとてもやさしい。農家を訪ねると、旅人である貝原さんを、トマトのピクルスや塩漬けの豚肉、ジャガイモ、そして自家製の酒サマゴンで、もてなしてくれたという。民謡のひとつも歌いだしたくなるところだ。
そんな大地と村人を、目に見えない、臭いもしない放射能がむしばんでいく。
村人の苦しみは、私たちの悲しみになる。子どもたちにも読み聞かせずにはいられない本である。
名取弘文(おもしろ学校理事長)
■定価:税込1400円
■発行:発行・平原社 東京都千代田区神田淡路町1-23 TEL03-3255-3706
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