_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ICANN 理事選挙に市民社会の代表を送ろう!! _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2000年7月に横浜で開かれた ICANN (the Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の横浜会議には世界各地からさまざまな 活動を行うNGO、市民団体が集まりました。 私たちの結論はインターネットを民主的で、市民的なメディアとして生 かしていくためには ICANN が決めていくインターネットのガバナンス のプロセスに市民社会の声を出していく必要があるということでした。 大企業や政府によって決められる規則に従うようになってはインターネ ットは市民社会のために役立つ道具とはなりません。しかし、現実的に ICANN の中で動いている力は圧倒的に大企業と政府の力が強すぎるとい わざるをえません。 そこで、この会議の中で集まった市民団体は市民社会インターネットフ ォーラム(Civil Society Internet Forum)という場を作りだし、国際 的な協力を通じて、市民社会の要求を ICANN に対して出していくこと を決めました。また、そのためにも市民社会の要求を反映できる理事を 選べるようキャンペーン活動を始めることにしました。 アジア太平洋地域のNGOによって、ICANN の理事指命委員会の選出し た候補を含め、検討がされましたが、最終的に JCA-NET 常任理事でも ある松本幸花(まつもとゆきか)を理事候補として推薦しようという結 論になりました。 松本幸花の人となりは末尾の文章に示してありますのでご参照下さい。 インターネットには女性の勢力が弱いことが通説になっておりまして、 現在、仮に決められている理事の中を見ても明らかです。このような事 態を少しでも是正するために、彼女が理事に立候補したことは非常に重 要です。しかし、彼女には大企業などの大きな団体のバックアップは全 くありません。皆様一人一人のご支援だけが頼りなのです。 この選挙活動を通じて、私たちは現在の ICANN が市民社会に持ってい る意味、現在の ICANN 問題点を明らかにして、市民の参加によるより 民主的なメディアの確立を訴えたいと思っております。 つきましては私たちの候補に対して、以下の形でご支援いただけますよ うお願いいたします。 1) もしあなたが、ICANN の At Large (一般会員)のメンバーであっ たら、まず、ご自分のメンバーの資格を有効にする手続きを行って ください。https://members.icann.org/members_only.htm からその 手続きをしてください。 2) そして http://members.icann.org/cgi-bin/atlarge/endorse.cgi のページを訪れ、Yukika Matsumoto を選び、一番下にある Endorse (支持)のボタンを押してください。 3) もし、あなたが、ICANN の At Large (一般会員)のメンバーでは ない場合(会員登録はもう締め切られてしまっています)、友人の 方に、ぜひこのメールを転送して、広めてください。 みなさまのご協力がいただけることを心からお願いいたします。 なお、報道関係の方で、取材をご希望の方は owner-newsrelease@jca.apc.org あるいは JCA-NET 事務局 03-3291-2875 (担当印鑰[いんやく])までご連絡ください。 CSIF フォーラム松本幸花支援発起人 菅原敏夫 JCA-NET 代表 小倉利丸 JCA-NET 理事、富山大学教官 野村修身 JCA-NET 常任理事 国立研究所研究員 寺中 誠 JCA-NET 常任理事 今井恭平 JCA-NET 会員 越田清和 JCA-NET 理事、アジア太平洋資料センター国際部長 茂木紀行 JCA-NET 理事、自然環境フォーラム事務局長 安田幸弘 株式会社市民電子情報網代表取締役 印鑰智哉 JCA-NET 事務局長 * アジア太平洋地域以外で市民インターネットフォーラムが支援する理 事候補に関する情報は以下をご参照ください。 http://www.apc.org/english/rights/governance/icann_candidates.htm * 市民社会インターネットフォーラムについては以下をご参照ください。 http://www.jca.apc.org/jca-net/activity/internet/icann/csif-announcement.html 松本幸花に関する資料------------------------------------------- MATSUMOTO YUKIKA (lalamaziwa) は、十年以上にわたり、日本・アジア・アフ リカ地域での環境・開発・女性にかかわるNGO活動の経験を持つ活動家であり、 早くからこの分野でのコンピュータ・コミュニケーションの可能性に着目して きた。日本でJCA-NETがスタートする前から、パソコン通信の市民運動系フォー ラムや世界のNGOが集まってるAPCのいくつかの会議室で活躍してきた。 松本さんは、現在、日本のAPCノードであるJCA-NETの常任理事としてJCA-NET の運営にかかわると同時に、アジア地域の草の根女性情報センターのオンライ ン活動を推進するAWORCプロジェクトをはじめ、アジア地域における女性運動 関連のさまざまな活動で指導的な役割を果たしている。特にこの分野でのイン ターネットの利用という面では第一人者的な立場にある。第三世界の民衆がイ ンターネットを利用することの意味と現実、その問題点などについての理解と いう点で、松本さんは日本における第一人者である。 日本の市民社会は、ICANNの問題に関する認識が遅れていたが、この問題に早 くから着目し、インターネット政策に関してJCA-NET内部でのディスカッショ ンを形成してきたのもまた松本さんである。ICANNの持つ問題点は、単にイン ターネット政策、ドメイン管理という表面的な問題であるだけでなく、松本さ んがこれまでにかかわってきた開発・環境・女性といった分野に共通する「持 てる者の論理」がICANNにも持ち込まれているということにある。ICANNに持ち 込まれた「WTO的」な論理に対し、松本さんは民衆の視点からの発言を行なっ ていくことになるだろう。 今回の理事選挙に松本さんが候補として登録するに至った背景には、上記のよ うなICANNによるインターネット・ガバナンスの問題点に民衆側からの視点で アプローチすべきという声の高まりがある。そして、もうひとつ、今回の ICANN理事選挙におけるアジア地域の特有の問題として、日本に端を発し、東 アジア諸国を巻き込んだ、国家レベルでのナショナリスティックなICANNへの 干渉に対する異議申し立てという側面がある。 ICANNはインターネットの管理組織として、一般利用者からのボトムアップの プロセスを重視する組織である。しかし日本政府はICANNを電気通信分野の国 際組織であるITUと同等の機関とみなし、ICANNを通じてインターネット政策に 日本の国益を反映させるために、日本人の理事を送り込もうとしている。日本 政府、特に郵政省を中心に、通産省、文部省、科学技術庁などによるICANN理 事選挙への大規模な動員運動は、「Japan ICANN Forum」というトンネル団体 (政府の関与を隠すために設立された民間非営利団体)を通じて、経団連などを はじめとする日本国内の有力な経済団体、およびその傘下の企業、そして教育 機関などに対するAt Large会員登録の割り当てという形で進められた。このよ うな企業への割り当ては、企業ごとに部署単位での社員数を基礎に数量的な割 り当てが行なわれ、企業はそれぞれの部署単位でAt Large登録した社員の数を 報告しなければならない。このような協力は、任意の形をとっているが、日本 の会社組織の慣習では事実上の強制である。 このような強制的な動員によりバックアップされた日本人候補が理事に当選し た場合、その日本人候補がICANNでの何らかの決定事項について日本政府の意 向と反する意見を持っていたとしても、彼をバックアップした組織、つまり日 本政府や日本企業、からの要求に反する行動を取ることができるとは思えない。 このような背後操作を受けかねない理事が当選することは、単に日本ばかりの 問題ではなく、世界のインターネット・ガバナンスを国家統制に導きかねない。 そして、日本のこのような行動が他国に波及した場合、インターネット・ガバ ナンスは、民衆の手を離れて国際政治そのものになってしまうだろう。松本さ んが、JCA-NETをはじめ、アジア地域でのインターネット・ガバナンスに関す る問題に取り組んでいるグループからの要請に応じ、理事候補に立候補したの は、以上のようなさまざまな問題に対する異議申し立てでもある。 ICANN理事選挙で、松本さんへのサポートを表明することは、これからもイン ターネットを自由で民衆的な情報交換の場として、世界中の人々が自由に利用 できるようにするべきだ、という意志表明でもある。できるだけ多くの人々が、 MATSUMOTO YUKIKA (lalamaziwa) へのサポートを表明してほしい。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/