[B] 野添憲治の《秋田県朝鮮人強制連行の記録2》 朝鮮人強制連行の現場を知ろう 

3 days 17 hours ago
冊子『秋田県の朝鮮人強制連行』の冒頭に置かれた序文にあたる野添さんの文章を紹介する。この序文が書かれたのは2015年5月。序文によると、この調査を進めた秋田県朝鮮人強制連行真相調査団の準備会が動き出して20年になると記されている。1995年だから敗戦後50年ということになる。調査は難航を極めた。すでに亡くなった関係者も多いだけでなく、「朝鮮人」といっただけで顔色が変わり、おびえたように家に入る人もいた。野添さんはそれをその心理を「戦時中に日本人の心に深くくい込んだ朝鮮人に対する差別」がまだいきいきと残っている」と描写している。そして「いまだに敗戦後になっておらず、戦争は今も続いている」と記す。そうだとすると前回前文に書いた群馬の慰霊碑撤去の行政代執行は公権力まで巻き込んだ差別の横行であり、この国は、よく言われる「新しい戦前」どころか、何も変わっていない、戦前のままががいまも続いていることになる。野添さんはこの序文の最後を「ぜひ現場を訪れて日本人の犯した事実を自分の目で確かめていただきたいと考えて本書をつくった。ぜひ小誌を利用して歩き、まず事実を知ってほしいと願っている。」という言葉で締めくくっている。(大野和興)
日刊ベリタ

【焦点】著作者人格権奪う世田谷区に見直し求める要望書第二弾を提出、29日まで回答を=橋詰雅博

4 days 2 hours ago
 世田谷区史の刊行をめぐり区と対立する執筆予定だった青山学院大学文学部史学科準教授・谷口雄太氏の支援などを目的とした「世田谷区史のあり方ついて考える区民の会」は、区に2月27日に提出した著作権譲渡契約書の見直しを求める要望書に対する区の5日の回答書に「失望した」として3月22日に再び要望書を保坂展人区長に提出した。回答書の「経緯」説明の部分には、執筆者が「委員会」と3カ月にわたってやりとりしたなど看過しえない事実誤認があると指摘している。対話の場を設けてほしいと29日までに回..
JCJ