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市民運動のネットワークのための通信NGO、JCA-NET
以下の文章は JCA-NET の紹介のために書かれた文章で、公式の文章ではありません。現在、準備中です。文責 印鑰(事務局)JCA-NET を作るきっかけとなったのは 1992 年、 ブラジル、リオデジャネイロで開かれた国連環境開発会議にさかのぼる。 この会議では APC ネットワークが大活躍。 APC ネットワークは会議中に遠く離れた国連会場とNGO会場、さらには全世界をインターネットを媒介に結んだのはもちろんのこと、この会議が開かれる2年も前から、世界各地のNGOが相互に情報交換できるような電子会議室システムを創りあげていた(APC ネットワークとはを参照)。
会議前には日本の参加者でこの APC ネットワークのことを知る人は少なかった。 海外の NGO が会議よりはるか前に情報交換を済ませて、会議場では具体的な行動計画の話を始めてしまう、これは多くの日本人にとって驚きだったに違いない。事前の情報交換はもちろん、会議中の情報発信のみならず、 会議後のフォローアップも APC ネットワークの会議システムを利用して行われた。
これを機に日本にも APC ネットワークの拠点を作りたいと考える NGO 関係者、コンピュータ技術者が集まり、JCA-NET を立ち上げるための議論が始まった。市民コンピュータ・コミュニケーション研究会が作られ、アジア女性資料センター(AJWRC)、アジア太平洋資料センター、オルター・トレード・ジャパン、日本ネグロスキャンペーン委員会 などのNGOが協力して、準備作業が行われた。
その議論がようやく実ったのが昨1997年。それ以来、市民運動のためのインターネットプロバイダとして、また市民団体のインターネット・コンピュータ活用の助っ人として活動している(JCA-NET はこんなことをしていますを参照)。
開設以来、JCA-NET にはさまざまな市民団体からの相談電話、電子メールが絶えることがない。インターネットを自分たちの運動にどう役に立てらいいか、パソコンがうまく使えないのだけど、どうしたら、いい、こんな相談にも毎日、応じている。出張相談や出張教室なども行っている(対象は基本的に JCA-NET 会員)。
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日常的な電話相談、出張サポート、コンピュータ教室の他、昨年は「戦争と女性への暴力」国際会議をはじめ、京都で開かれた国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)でのNGO情報発信サポートプロジェクト (右写真) などにも取り組んだ。
また、今年春にはフィリピンでアジアの女性運動の情報を共有していくための国際会議に参加し(AWORC プロジェクトとして進行中)、アジアの女性団体と日常的な情報交換、意見交換を進めている。
これまでに蓄積された情報の多くは JCA-NET の Web ページで見ることができるが、その中でもオルタナティブ運動情報MLや女性のパソコンネット、fem-netなど今後とも発展が期待できる可能性豊かな人たちが集まっている。社会問題に取り組むユーザとそのユーザの要求に応えようとする技術者の ユニークなインターアクションが JCA-NET のエネルギーの源だ。ここで特筆しておきたいこと1つは、JCA-NET がこれまで十分日本の市民運動の中で獲得してこれなかった、 「技術者を市民運動の中で獲得しよう」という目標を掲げていることである。コンピュータは支配の道具にもなるが同時に情報共有の道具にもなる。それを使いこなせるかどうかにおいて、 技術の豊かな人たちとの関係が鍵になる。徐々にではあるが JCA-NET に専門的な技術を持っている人たちのネットワークができつつある。
こうして蓄積した情報・ノウハウをさらに市民運動の中で生かすため、JCA-NET ではさまざまなプロジェクトを企画している。