アウトドアを楽しむために環境を守るマウンテン・イクイップメントは33年前に創設されました。現在はカナダ全土で200万人が所属しています。私たちの店では、会員にならないと買い物はできません。テント、寝袋、リュック、衣料、手袋、帽子、カヌー、カヤックなどを取り扱っています。 私たちは企業と違って、利益をあげるために存在しているのではありません。組合に所属している人々のためにサービスを提供することが目的です。ですから、意思決定は企業とは異なる方法で行っています。外出してアウトドアを楽しむことを手助けすることが主旨なので、環境のことを考えています。環境のことを考えている人々や、他の会社とは違うことをして欲しいと望む人々にとって、組合が魅力的であると思ってもらうようにしています。 多くの衣料製品を私たち独自のブランドで作っています。私たちが生産するすべてのものは、労働者の健康や安全、囚人や子供を雇用しないこと、国際労働機関(ILO)の基準、環境プログラムなどなど、200項目について検査が行われています。マウンテン・イクイップメントで買い物をすれば、環境への影響が少なく、よい労働条件を守った物を買うことができます。 オールドグロス材の不使用方針を策定私たちが使っている紙について考えることは、とても重要です。カタログは年2回、1回あたり平均80万部発行しています。大量の紙です。いくつかのことをしていますが、まず入手可能なものの中から環境面で最も先進的な紙を使っています。オールドグロス材を使用しない方針の署名をしていますので、紙を購入する際は、オールドグロス原料が入っていないものを買うよう努めています。2番目にしていることは、市中回収古紙の利用率が高いものを使うことです。 カタログは35%が 回収古紙で、20%弱がFSC原料、それ以外に産業古紙も含まれています。この紙を使うことによって、約2000本の樹木、約1000トンの水、約40トンの紙、約50トンの温室効果ガスなどが節約されたと、カタログの裏表紙に記載し、人々に伝えています。 現時点では、含まれている純パルプはすべてがFSC認証ではないので、オールドグロスの原料が入っていないとは確実には言えません。でも、現時点ではこれが入手可能な最良の紙です。原料の追跡調査をして、どこの森林から来たものか確認できればよいでしょう。来年すべきことのひとつです。 私は去年、回収古紙を50%にしたかったのですが、現在使っている紙と同じ質の紙を作ってくれる工場がありませんでした。理想的には、100% 回収古紙にしたいのですが、技術が追いついてくれません。ドイツの製品の中に、現在使っている紙と同じような見栄えのものがありますが、ドイツから運ぶエネルギーと国内生産について、ライフサイクルアセスメント(LCA)をしなければなりません。 増え続ける、いい価値を持った会社の製品を買う人々この紙は古紙を使わない純パルプの紙と比べて、恐らく10%高いのですが、私が担当者として決定を下しました。これに毎年300万ドルかかっています。とても大きな額です。マウンテン・イクイップメントとしてそれを行うことが適切であると判断した理由は、第1に、需要を作り出すことを手伝うことです。もし、組合の人々が世界を変えることを私たちが手伝うのであれば、このような紙を買うことによって、リーダーシップを発揮して方向性を示さなければなりません。第2に、私たちは環境に関心があり、人々に外出して自然を楽しむことを促しており、自然に悪影響を与えないようにするような決定を行わなければならないことです。 私たちは、市場で違いを見せるために、特別でユニークに見せようとしています。北米では、お金を使って何かを買うときは、いい価値を持った会社のものを買いたいと考える人がどんどん増えています。環境や人間の生活のことを考えている人は、私たちのところでお金を使うことでいい気分になってくれるのです。こういったことが、環境に責任のあることを行うための全体的なマーケティングやコミュニケーションの方法であり、ビジネスを成功させることなのです。これが取組みを行うもうひとつのメリットです。 キーポイントはエンドユーザーの取組み結局のところ、影響力があるのはエンドユーザーなのです。印刷会社や製紙会社への働きかけに時間をかけても、私たちのようなエンドユーザーからの要求がなければ、何も変わりません。私たちは雑誌出版業界やカタログ業界、小売業界に対しても、こうした紙への需要を作り出す責任があると伝えています。 |
違法材・原生林材不使用キャンペーン | 調査報告書「北米・欧州における森林環境に配慮した木材・紙調達の取組み」 | ホームページ
© 2004 熱帯林行動ネットワーク(JATAN)