違法材・原生林材不使用キャンペーン

はじめに

違法伐採と木材輸入

原生林の保護

森林・木材認証制度

提言

得られる利益

段階的方法

日本企業の調達方針

欧米企業の取り組み

関連情報

違法材・原生林材不使用を進めるための段階的方法

 違法材・原生林材の使用を段階的に停止し、認証材等を導入する取り組みを進めるための段階的方法の例を以下に紹介します。これは、北米でこうした取り組みを奨励しているグループ、Markets InitiativeやForest Ethicsがまとめたものを基に作成したものです。

1.木材・紙製品の調達方針を定める

 JATANなどの5団体は、「森林生態系に配慮した紙調達に関するNGO共同提言」および「森林生態系に配慮した木材調達に関するNGO共同提言」を発表しています。この中では、6つの指針をあげ、これに沿った調達方針および具体的アクション・プランを作成・公表することなどを提言しています。

 具体的な行動としては、以下のものがあります。

  • 調達方針を文書に明記する。
  • その方針を会社の環境行動計画に盛り込む。
  • その方針を会社の購入方針に盛り込む。
  • 会社のホームページにその方針を掲載する。
  • 経営のトップが決定し、社内のすべての管理職と社員に伝達し、賛同を得る。
  • 方針を実施するための方法や各行動の責任者を明記した実施ガイドラインを作成する。
  • 調達・購入時のための詳細で具体的なガイドラインを作成する。

2.目標とスケジュールを設定する

  • 調達方針について全ての供給会社に知らせる期日
  • 調達している木材・紙製品の一覧表を完了させる期日
  • 調達している木材・紙製品の原料の調査を完了させる期日
  • 調達方針において利用を削減・停止することを決めたものの削減目標(割合)と期日
  • 調達方針において利用を推進することを決めたものの引き上げる目標(割合)と期日

3.木材・紙製品の一覧表を作成し、製品の原料について調査する

  • 事業・業務において利用されているすべての木材・紙製品をリストアップし、製品名、量、使途、利用部署、調達先を調べ、一覧表を作成する。
  • 供給会社に新しい調達方針を伝え、主旨を理解してもらう。
  • 調達している木材・紙製品に使われている原料について、調達先の供給会社を通して、原産国、伐採地、伐採会社、樹種、森林管理の状況、合法性に関する証拠書類などの情報を入手する。

4.調達方針に従って、木材・紙の調達状況を改善する

  • 開始時点の状況を調査する。
    • 調達方針において利用を削減・停止することを決めたものの現在の割合
    • 調達方針において利用を推進することを決めたものの現在の割合
  • 供給会社から得られた情報を基に、供給会社の協力を求めながら、方針に従って、調達する製品・原料を改善する。

5.調達方針の進行状況を公表し、経験を伝える

  • 進行状況を文書にまとめ、年次環境報告書などで発表する。
    • 調達方針において利用を削減・停止することを決めたものの削減割合
    • 調達方針において利用を推進することを決めたものの引き上げた割合
  • 社員や供給会社、関連会社に、以下の経験を伝える。
    • 方針を進めるための方法や課題
    • 違法材・原生林材製品の種類、適切な代替製品についての情報
  • 定期的に取り組みに関する情報交換を行う。

参考Markets Initiative, Forest Ethics

 具体的な事例やモデル文書は...

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