違法材・原生林材不使用キャンペーン

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森林・木材認証制度

主要な4つの認証制度の評価

 イギリスのNGO、Fernは、市場に大量の認証木材を供給している主な4つの認証制度について、コンサルタントに調査を依頼し、認証制度間の違いと類似点、それぞれの認証制度の森林経営の改善に役立つ可能性についてまとめた報告書 を発表している。その主な評価項目とその評価の概要を表にまとめた。

 全体的な結論として、Fernは、不平・苦情に対する協議の手続きや、FSCとその関係者間のコミュニケーションには改善が必要である等の理由で「FSCが完全なものであるということではない」ものの、「FSCは、信頼のおける認証制度に必要不可欠な要素のすべてを取り入れており、唯一、厳しいパフォーマンス規準を持ち、消費者が購入した製品が適切に管理された森林から産出されたものであることを保証する制度である」と述べている。

 一方で、PEFC、SFI、CSAは、統一されたパフォーマンス基準を備えておらず、「これらの認証制度のラベルを付けた製品が持続可能な森林経営によって産出されたものであると主張することは、誤解を招くものである」と結論づけている。

表.主要な4つの認証制度の評価の概要
評価項目 FSC CSA SFI PEFC
客観的、包括的かつパフォーマンスに基づく基準※1 最も厳しいパフォーマンス基準を定めており、社会、環境、生態学的要素が含まれている。 環境的、社会的に明確な基準値を伴う、拘束力のあるパフォーマンス基準はない。パフォーマンス基準のいくつかの要素を含んではいるが、システム基準※1に基づいている。社会的側面に配慮した基準については、PEFCとCSAは不十分で、SFIには含まれていない。
公平かつ均衡のとれた広範囲からの利害関係者の参画 社会、環境、経済的利害関係者の全てが公平に決定権を有する形で作成されてきている。 林業界により開始されたものではあるが、公然としており透明性を備えたもの。 アメリカ林産物取引協会が優位に立ち、統制し作成したもの。 全ての作成プロセスにおいて、私有林所有者と木材加工産業が投票権の過半数を占める(フィンランドを除く)。
信頼のおけるCoC(生産・加工・流通各過程)認証を含むラベリングシステム CoC認証が求められている。 PEFCに対しCSAの基準を認めるよう打診している。 2001年中にラベルの作成を予定※2 CoC認証が求められている。
独立した第三者機関による評価、適切な管理方法および利害関係者との協議 現地調査と同様に管理計画の机上審査も求めている。 認証に関する明確な規則を備えている。しかし、評価に用いられる基準の詳細を決定する際には、申請者にかなりの柔軟性が認められている。 認証プロセスがどのように行われるかという明確な規則はなく、異なった国により異なったプロセスで行われている。
全ての利害関係者との協議を行うことを求めている。 利害関係者との協議は行われていない。 全ての利害関係者との協議を行う要求は含まれていない(フィンランドでは利害関係者との協議が行われている)。
全ての関係者および一般に対する十分な透明性 全ての概要レポートは認証機関のウェブサイト上にて入手可能。 認証レポートを一般の人々が入手できるようにすることを求めてはいない。 公開できる概要レポートを作成することが求められているが、記載内容についての明確な規定はなく、また容易に入手できるものではない。 概要レポートの発行を求めているにもかかわらず、レポートの入手はほとんどの場合不可能。
国/地域レベルではない森林管理単位レベルでの認証 森林管理単位レベルの認証 森林管理単位レベルの認証 概して、企業が所有する森林全体あるいは内部の地域管轄ごとの認証 地域での認証
効率的かつ透明性のある不平・苦情の処理手続き 非常に細かな論争解決手順を備えており、どのように不平などが処理されなければならないかについて明確に記載されている。 不平・苦情等に対応する一般的な方法を備えてはいるが、一般に対する透明性と信頼性のレベルは確かではない。 認証機関と申請者間の論争に対処するための独立した論争解決委員会を設置することを求めている。第三者機関が不平・苦情等を申し立てることのできる不平処理の方法を備えることを求めてはいない。
反復性および一貫性 基準の作成、認証、認定を行う際の、最も明瞭かつ最も緻密な手続きをもつ。 認証、認定プロセスはかなり明瞭であるが、申請者/企業には、彼等を審査、認証する際に使用する基準の作成に対し、かなりの裁量が認められている。 基準と認証の手続きは国により大きく異なり、PEFCのラベルはあまり明確なものとは言えない。

(この表は、日本語翻訳版「ロゴの舞台裏」より抜粋して作成した)
※1パフォーマンス基準は目標が達成されているかどうかに焦点を当てたもので、システム基準はプロセスに焦点を当てたものである。
※2 SFIは2002年11月にラベリングマークを発表している。

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