2002年3月19日
大昭和製紙株式会社
代表取締役社長 北岡郊司郎様
熱帯林行動ネットワーク
事務局長代行 小浜崇宏
拝啓 貴社益々ご清栄のことお慶び申し上げます。
当団体は、熱帯林と世界の森林の保全のために活動するNGO(環境保護団体)です。この度、貴社のオーストラリアにおける関連会社、ハリス大昭和社が木材チップの原料を調達しているビクトリア州東ギプスランド地区におけるオールドグロス原生林の伐採問題についてお手紙差し上げます。
3月5日早朝、東ギプスランド、エリヌンドゥラ国立公園の南側に位置するグーロングック川流域で、保護活動家が5年間にわたって世界遺産的価値のある森を伐採から守ってきた砦が、50人の警察と州政府役人によって取り払われました。この地はオーストラリア国内でも貴重な冷温帯雨林地域で、樹齢500年以上のユーカリの原生林や樹齢1000年を超える巨大なシダ植物、絶滅に瀕した様々な動物をはじめとした、東ギプスランドにあるすべてのものが存在しています。緑の党の連邦議会議員ボブ・ブラウン氏も、生態系としての価値が非常に高いとして、グーロングックの森を伐採計画から外すよう求めています。
6日には、州政府側によって道路にゲートが設けられ、一般の人々は入ることができなくなり、9日朝には、2ヶ所で伐採が始まりました。伐採業者は警察と州政府役人によって24時間体制で守られ、伐採作業を行っています。警察は投光機や赤外線装置などを使って、人々が伐採現場に入り込み、現場を見られないよう見張っています。伐採用の重機は警察の護衛の下、運び込まれています。10日には、この模様を撮影していたカメラマンが州政府役人から暴行を受けました。12日には、進入禁止区域が伐採現場から半径25kmに拡張され、保護派のキャンプがその区域から移動させられる際に乱暴を受けました。保護活動家は非暴力の抗議に徹しているにも関わらず、14日現在、約30人の保護派が禁止区域への侵入や公務執行妨害などによって逮捕されたり、様々なささいな違反に問われています。
ここで伐採された木材は、量の多少は問わずとも、ハリス大昭和社の工場に運ばれて木材チップとなり、日本に輸出されて貴社で生産される紙の原料となっているものと理解しています。オーストラリアの世論調査では、常に8割前後の人々が木材チップのためのオールドグロス原生林の伐採に反対しています。現地州政府の法に違反した伐採ではないものの、絶滅危惧種の生息地でもある生態系豊かなオールドグロス原生林を伐採して得られた原料を貴社が利用されていることをとても残念に思います。
以下の手紙は、3月15日から18日の4日間に日本国内の284名によって署名されたものです。環境問題に対する積極的な態度を示していただくためにも、オールドグロス原生林を伐採して得られた原料の使用をすみやかに停止していただくよう、要望します。
敬具
大昭和製紙株式会社
代表取締役社長 北岡郊司郎様
数多くのオーストラリアの人々の反対にも関わらず、ビクトリア州、東ギプスランドのグーロングック川流域でオールドグロス原生林の伐採が開始されたことを知りました。そこで伐採された木材はハリス大昭和社で紙の原料に加工され、御社の紙生産に使用されていることを知っています。私たちは原生林でつくられた紙を使いたくありません。環境に責任を持った企業であることを示していただくために、御社の現地関連会社であるハリス大昭和社に、同地域をはじめとした原生林の伐採を行わないことを要求していただくこと、それが実現しない場合は、同社の製品を取り扱わないでいただくことを要望します。
署名者(284名):(省略)
2002年3月27日
大昭和製紙株式会社
代表取締役社長 北岡郊司郎様
拝啓 貴社益々ご清栄のことお慶び申し上げます。
当団体は、熱帯林と世界の森林の保全のために活動するNGO(環境保護団体)です。この度、貴社のオーストラリアにおける関連会社、ハリス大昭和社が木材チップの原料を調達しているビクトリア州東ギプスランド地区におけるオールドグロス原生林の伐採問題について、2度目のお手紙を差し上げます。
3月5日早朝、東ギプスランド、エリヌンドゥラ国立公園の南側に位置するグーロングック川流域で、保護活動家が5年間にわたって世界遺産的価値のある森を伐採から守ってきた砦が、50人の警察と州政府役人によって取り払われました。現在、このオールドグロス原生林地域は、半径25kmの範囲が一時的な進入禁止区域に指定され、警察と州政府役人によって24時間体制で守られる形で伐採作業が行われています。多数の保護活動家による抗議行動は続いており、非暴力の抗議に徹しているにも関わらず、23日までに56人の保護派が禁止区域への侵入や公務執行妨害などによって逮捕されています。
ここで伐採された木材は、量の多少は問わずとも、ハリス大昭和社の工場に運ばれて木材チップとなり、日本に輸出されて貴社で生産される紙の原料となっているものと理解しています。オーストラリアの世論調査では、常に8割前後の人々が木材チップのためのオールドグロス原生林の伐採に反対しています。現地州政府の法に違反した伐採ではないものの、絶滅危惧種の生息地でもある生態系豊かなオールドグロス原生林を伐採して得られた原料を貴社が利用されていることをとても残念に思います。
以下の手紙は、3月19日から26日までに日本国内の368名と2団体によって署名されたものです。3月19日付でお送りした284名と合わせ、652名と2団体によって署名されております。あわせて、多くの方から個別のメッセージが寄せられておりますので、生の声をお届けするためにあわせて添付します。
環境問題に対する積極的な態度を示していただくためにも、オールドグロス原生林を伐採して得られた原料の使用をすみやかに停止していただくよう、要望します。
敬具
大昭和製紙株式会社
代表取締役社長 北岡郊司郎様
数多くのオーストラリアの人々の反対にも関わらず、ビクトリア州、東ギプスランドのグーロングック川流域でオールドグロス原生林の伐採が開始されたことを知りました。そこで伐採された木材はハリス大昭和社で紙の原料に加工され、御社の紙生産に使用されていることを知っています。私たちは原生林でつくられた紙を使いたくありません。環境に責任を持った企業であることを示していただくために、御社の現地関連会社であるハリス大昭和社に、同地域をはじめとした原生林の伐採を行わないことを要求していただくこと、それが実現しない場合は、同社の製品を取り扱わないでいただくことを要望します。
署名者(368名と2団体):(省略)
(以下省略)
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