パヤタス活動記録(SALTからの報告を一部修正して作成)

(15日目)2000年 7 月 24 日 月
現地での活動
 家屋倒壊犠牲者300家族の名簿作成中
 被災者(倒壊)カードに沿った分配の継続

今後の課題
大量に援助物資、300軒余りの強制再定住、ゴミ捨て場閉鎖、という状況下
で、今後の我々の援助活動に関する在り方

(16日目)2000年 7 月 25 日 火
パヤタス現地からの情報
 再定住地への移動継続、一日10家族から20家族
 政府は再定住地で、授産授業を行うとしているが現状全く行われていない。
食料の現地での配給もなく、移動した人は再定住地で飢えはじめている。
 政府は田舎に帰る人に対してその交通費を負担するとした。

現地での活動
 家屋倒壊犠牲者300家族の名簿作成中
 被災者(倒壊)カードに沿った分配の継続
 喘息患者に対するネブライザーを通じた治療

(17日目)2000年 7 月 26 日 水
現地での活動
 再定住地に移動する多くの人々が、食料の備蓄の為にSALTセンターを訪れ、
 食料、取り分けお米を貰っていっている。
 その他は前日と同様の活動内容

(18日目)2000年 7 月 27 日 木
パヤタス現地からの情報
 避難所の医薬品は現在、十分にある。
 サイリルさんは、再定住地の自分の家を見てきた。パヤタスの被災者は
全員、モンタルバンの再定住地に移動させられる予定。
 避難所は、今月いっぱいで閉鎖される、と避難所の保健局の関係者は
言っていた。

我々の現地での活動
 援助物資のセンターへの移送
 大使館婦人会からの寄付15箱 (衣類、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉)
 1バッグ(寝具)
 湯浅先生宅の寄付 13箱 (衣類)2ビニール袋 (靴類)
 家屋倒壊犠牲者300家族の名簿作成中 (現在まで約100軒作成)
 喘息患者に対するネブライザーを通じた治療

(19日目)2000年 7 月 28 日 金
パヤタス現地からの情報
 連日20家族前後が再定住地へ移動している

我々の現地での活動
 土曜日の分配に向けて梱包
 家屋倒壊犠牲者300家族の名簿作成中 (現在まで約100軒作成)
 喘息患者に対するネブライザーを通じた治療

(20日目)2000年 7 月 29 日 土
パヤタス現地からの情報
 連日20家族前後が再定住地へ移動している
 多くの援助物資が民間から届けられている

我々の現地での活動
 被災者(倒壊)カード保持被災者への分配 午前10時開始
 Wins取材への協力
 家屋倒壊犠牲者300家族の名簿作成中 (現在まで約100軒作成)
 喘息患者に対するネブライザーを通じた治療

<報道された被害の推移>
7月24日 死亡者 217 行方不明者 300人前後(住民団体発表)、
       被災家族数 567家族
以後7月29日まで変わらない。