こんにちは、皆さん。パヤタスの続報です。

 パヤタスでの死者が193名になってしまいました。災害に遭われた
皆様のご冥福をお祈りします。
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul17/news/news_3.htm

 また、現地の伊藤と電話をしたところでは、
少なくとも15日ぐらいから、被災者の強制移住が始まったとのことです。
家を失った人は隣の州のリーサル州のモンラタラバンやリロケーサンに、
危険地区に家のある人は、パヤタス内の別の地区(フェーズ3)に
移り始めたとのことです。

 問題は、移住先に行っても仕事がなく、生計が成り立たない
点です。そのため、昨年パヤタス閉鎖が決まった後も、
住民の多くは閉鎖後に移住地へ移動することに反対してきました。
行政側は、この災害を機に、一気に強制移住を進めるようです。

 パヤタスのこの地区は、ケソン市にスラムなどに
住んでいた住民達が再定住地として住む権利を保障された上で
移住した「希望の土地」という場所でした。

 この再定住地政策以降にも、生活の糧を求めて移住してきた
住民が多数住むようになり、再定住地政策により移住してきた
住民と、その後に移り住んだ住民とが住むようになっています。

 また、再定住地政策により移住してきた人には
再び再定住地が与えられるが、それ以降に移住してきた
人には再定住地が与えられないという話を昨年聞きました。

 今回、再定住地への強制立ち退きが始まっていると聞き
ましたが、さて、その場合、再定住地政策以降に移住してきた
住民の方にも、再定住地を与えられているのか、その辺が
気になります。

 このあたりや移住先での生活事態についても今後の調査します。

2000.7.17 ICAN 龍田 拝

<支援金の送付先>
 郵便振替口座
   1)加入者名 アジア日本相互交流センター ICAN
   2)口座番号 00860-8-49077
     注)通信欄に「パヤタス緊急支援金」と記述して下さい.