こんにちは、皆さん。パヤタスの続報です。

多くの皆さんから支援金を寄せて頂いています。
心の支えになります。本当に、ありがとうございます。

さて、インクワイラー紙によれば、パヤタスでの被害状況は、
15日現在(16日朝刊)
死者 161名、行方不明者 150名、避難所収容者数 2,419名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul16/news/news_3.htm
となりました。行方不明者の数が変動していますが、本当のところ、
被災地がスクワッターエリアなので、良くわからないのです。

最近、毎日のように、国際電話で現地の伊藤さんに話を聞いていますが、
聞くたびに、なんともやりきれない気持ちになります。

今回の崩落により、本当に多くの人が家族や家、家財を失いました。
また、救出活動も、再崩落の恐れ、折からの雨、洪水、悪臭、腐敗、
等の理由により、遅々として進みません。13日以降、見つかる
犠牲者の数が減っています。

助かった人も、多数の人が家族を失い、精神的にも大きな痛手を
負いました。

ある男の子は、ゴミの山が崩落した時、一番下の弟だけを抱えて
逃げたのですが、他の弟、妹を救うことができず、それがとても
つらくて、食べるものを口にすることができないのです。

子ども7人が埋まったままで、どうすることもできない母親。

遅々として進まぬ救出活動にやりきれない怒りをぶつける父親達。

あまりの被害の大きさに、かわいそうで、悲しくて、やりきれません。

今は自分が現地にはいけないので、現地での活動は、
伊藤さんや18日に現地入りする宮地君、20日にマニラに行く
スタツアの皆さんにお任せするしかありませんが、
日本に残る者として、自分達のできることを精一杯やりきろうと
思います。

皆様、引き続き、ご支援、ご協力をお願いします。

今日は、街頭募金に立ちます。
ICANのメンバーも、積極的に、準備やマスメディアへの広報など、
手伝ってくれ、何とか準備もできました。

2000.7.16 ICAN 龍田 拝

http://www.jca.apc.org/ican/
ican@jca.apc.org

14日現在(15日朝刊)
死者 141名、行方不明者 378名、避難所収容者数 1,597名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul15/news/news_2.htm

13日現在(14日朝刊)
死者 137名、行方不明者 150〜160名、避難所収容者数 1,768 名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul14/news/news_2.htm

12日現在(13日朝刊)
死者 124名、行方不明者 170名、避難所収容者数 1,065 名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul13/news/news_2.htm

11日17時現在(12日朝刊)
死者 68名、行方不明者 ?名、避難所収容者数 ?名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul12/news/news_2.htm

10日現在(11日朝刊)
死者 35名、行方不明者 68名、避難所収容者数 778名
http://www.inquirer.net/issues/jul2000/jul11/news/news_2.htm