ソウル「戦争と女性の人権博物館」建設が
危機に立たされています!
先の10月26日。ソウル市はソウル西大門独立公園に建設予定の「戦争と女性の人権博物館」に、正式に建設許可を決定しました。私たちが長い間切望し取り組んできた博物館の2010年建設完成に向け、これで拍車がかかることになります。
ところが一難去ってまた一難。
11月3日、韓国の「光復会」「殉国烈士遺族会」など独立運動関係団体が建設許可撤回を求める記者会見をしました。博物館建設を求め支援する人にとってはとても信じられない話です。なぜ独立運動団体が?!
独立運動関係団体は「博物館そのものに反対しているのではなく、博物館を建設するのにふさわしくない場所であるため反対してきたが、ソウル市はわれわれの意見を無視し、建築許可を出した」と表明しています。詳細は彼らの声明をご覧下さい。「博物館そのものに反対しているのではない」といいながら、なぜ博物館が西大門独立公園に相応しくないのでしょうか? とどのつまり「抗日抵抗の産屋であり民族の聖地である」西大門に「慰安婦」はけしからん――ということなのでしょう。
なぜいけないのか、その理屈は全く理解できないどころか、ハルモニの心に共鳴する者ならば吐き気さえもよおすでしょう。そしてまた彼らの独立運動精神とどれほど矛盾する主張でしょうか!
私たちは日本からどんな支援ができるか考え、諸団体と共に、独立運動関係団体に対しては批難の表明を、ソウル市に対しては建設許可を撤回しないよう要望しました。これは同じ3日に開かれた挺対協の記者会見に、説得力と力強さを与えたことでしょう。
この問題について「戦争と女性の人権博物館」日本建設委員会が署名を呼びかけています。
みなさん、ぜひともご協力下さい!
「戦争と女性の人権博物館」日本建設委員会のサイト
ソウル市あて署名サイト
署名用紙 (PDFファイル 10KB)
【韓国挺対協による報道資料】
10月30日(木)、光復会と独立運動関連団体は、今日(11月3日)[西大門独立公園内「日本軍慰安婦博物館」建築許可撤回のための記者会見を持つと言う報道資料を配布しました。この事実に接し、この間数次にわたり殉国先烈遺族会任員と会い、問題解決を理性的に解決しようと努力してきた本会は、このような独立遺功者団体の反応に対し公式対応する必要性を感じました。
11月1日、ダウムアゴライシュー請願署名ページ(http://agora.media.daum.net/petition/view?id=62208&)に作成した「光復会、日本軍「慰安婦」博物館建設阻止活動中断せよ!」には、11月2日午後11時までの1日だけで2290名を越え、海外からも同胞や連帯団体が声明書を送っくれています。
そして本会を中心にした「戦争と女性の人権博物館」建設のため参与、支援している個人、団体の立場を集めました。
韓国挺身隊問題対策協議会 共同代表 ユン・ミヒャン(常任) ハン・クギョム
<挺対協声明書>
光復会は[戦争と女性の人権博物館]建設妨害活動を中断しなければならない
光復会と独立運動関連団体は、今日(11月3日)<西大門独立公園内日本軍「慰安婦」博物館建築許可撤回のための記者会見>を持つと報道資料を配布した。彼らは声明書で、光復会をはじめとした殉国先烈遺族会、民族団体33人遺族会など32ヶの独立運動関連団体は、ソウル市に対し「独立公園内に日本軍『慰安婦』博物館建設を許可したのは没歴史的な行為で、数多くの我が独立運動家と独立運動を汚す『殉国先烈に対する名誉毀損」』」であり、「『日帝によって受難のみ受けた民族』だという歪曲された歴史認識を植え付け」るものだと主張した。彼らは「西大門独立公園内日本軍『慰安婦』博物館建築決死阻止宣言」を行い、「『最後の一人まで』決死阻止する」と反対意志を明らかにした。
この博物館を建設するため活動してきた韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)と市民社会団体、宗教団体、女性団体、学者、後援者、各国の「慰安婦決議案」を通過させた全世界平和愛護者は、光復会など独立遺功団体の決死阻止意志に対し、驚きを越え怒りを抑えることができない。
韓国挺身隊問題対策協議会は、過去の植民地の歴史が正しく清算されず被害者が後遺症で苦しんでいる中、全身と心の傷が深まるだけ深まりながらもその被害に耐え抜きながら日本とアジアを越え、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど世界を廻り日本政府が公式謝罪と法的賠償をすることを求め活動している。そして、世界からの支持と連帯を引き出してきた。ところが、今回「独立遺功団体の反対行動」を契機に、わが社会がどれほど日本軍「慰安婦」被害者の苦痛に無関心で、依然として保守的なものさしで戦争被害者女性に対しているのか切実に感じた。
「我が社のイメージと『慰安婦』博物館のイメージが合わないので、博物館建築費を後援できない」という大企業の反応も国民の参与と応援で克服してきた。約1年前から反対の立場を表面しソウル市を圧迫してきた独立遺功者たちの反対に対しても、解放(終戦)後わが社会が彼らの「独立遺功」を無視してきたことについて、ともに痛み独立遺功者の問題として速やかに解決することを望みながらここまできた。
しかし、ついに10月16日、ソウル市から「戦争と女性の人権博物館」事業認可が出た。この事業認可は、ソウル市単独決定でなされたものではなく、国民の支援と参与でなされたものだ。ソウル市が建築許可条件として挺対協側に提示した建築費の50%である約17億ウォン募金を国民が集めてくれ、建築許可を出す前の9月には2週間住民閲覧期間を経て住民の意見を修練し反対意思がないことが確認された。これにソウル市が事業認可を出すことになり、来年3月着工を控えている。
私たちは、日本軍「慰安婦」被害の歴史が決して私たちが誇れるものではないと考える。だからと恥ずかしいと隠し、隠蔽することでもないと考える。被害は克服していかなくてはならない歴史であり、再びそのような被害を受けないよう記憶し、教訓にしなければならない。そのため私たちは、被害の歴史だけを博物館に展示するのではなく、その被害を再び繰り返さないよう正しく記憶し教育できるようにし、その被害に勝ち抜くため生きてきた生存者の努力と希望、その被害者とともに手をつなぎ世界を変え積極的に活動した18年の記録、ハルモニたちの活動に世界が連帯した歴史を未来の世代に教えようと思う。足りない部分はあっても、これこそが殉国先烈と独立遺功者がうち立てようとしたわが民族の完全な独立であり、これこそが過去の戦争の時代から、すなわち反女性人権的だった社会からの真の独立であり解放だと私たちは信じる。
しかし、今日独立遺功者とその子孫たちが西大門独立公園内に日本軍「慰安婦」被害者の博物館建設を反対するのは、むしろその殉国先烈の崇高な意志を冒涜するのではなく何だというのか。日本が加害の歴史を次世代に継がせるのを拒否するならば、「我が民族は積極的な反日闘争より日帝によって受難のみ受けた民族」という歴史認識を植えつけるという歪曲した視角で「慰安婦」博物館を独立公園に入れないという論理は、それこそが「日本と国際社会に嘲笑を提供する結果を招く」ことになる。
戦争中にほしいままにされる女性の人権蹂躙再発を防ぎ、次世代に女性人権の大切さと正しい歴史を教えるため、小さくとも意味ある「戦争と女性の人権博物館」は必ず建設されなければならない。
独立運動関連団体は、日本の帝国主義が過去わが民族に行った反人道的な犯罪行為を正しく解決するよう前面に立ち闘わなければならない。いまだ過去の犯罪を心から反省せず、むしろ平和憲法を改悪しようとし、教育法改悪、在日同胞弾圧など、軍国主義の亡霊をよみがえらせ、平和を脅かす日本政府を相手に闘うことを要求する。博物館建設に独立遺功者団体も参与し、日本軍「慰安婦」被害者の涙を拭いてあげなければならない。
これ以上、この地に日本軍「慰安婦」のような犯罪が起こらないようにするための平和と人権教育の場になる「戦争と女性の人権博物館」建設に、すべての国民の気持ちをより集めていただくことを願う。
2008年11月3日
・ 韓国挺身隊問題対策協議会(共同代表:ユン・ミヒャン、ハン・クギョム/会員団体(20女性団体):韓国女性団体連合、韓国女性ホットライン連合、韓国女性民友会、平和をつくる女性会、梨花民主同友会、全国女子大生代表者協議会、基督女民会、韓国キリスト教教会協議会(KNCC)女性委員会、韓国協会女性連合会、韓国女子修道会頂上連合会、新世界を開く天主教女性共同体、韓国キリスト教長老会女信徒会全国連合会、キジャン女教役史協議会、韓国女神学者協議会、大韓イエス教長老会(統合)女教役史連合会、女性協会、キリスト教大韓メソジスト会全国女教役者会、日本軍「慰安婦」ハルモニとともに行動するトンヨンコジェ市民の会、韓国挺身隊研究所)
・ 戦争と女性の人権博物館建設委員会
*礎石委員:日本軍「慰安婦」被害者キル・ウォノク、イ・スンドク、イ・ヨンス、チャン・ジョムドル、ハ・サンスク、チェ・ガプスン、故キム・ブンソン、故キム・ウルレ、故ペク・ノプテギ、故シン・ヒョンスン、故イ・グムスン、故イ・オククム、故パク・トゥリ、故ファン・スニ、故キム・サンヒ
*建設委員長:カン・マンギル(前親日反民族行為真相究明委員会委員長)カン・ムンギュ(地球村分かち合い運動理事長)クァク・ドンヒョプ(クァク病院院長)キム・ビョンムン(米ミネソタ挺身隊対策協議会代表)キム・ソンジェ(前文化観光部長官)キム・シンシル(挺対協前執行委員)キム・ユノク(挺対協前共同代表)キム・へウォン(前挺対協実行委員)パク・サンジュン(あるムダウン財団理事長)パク・ヨンスク(韓国女性財団理事長)ソ・ヨンフン(前赤十字総裁)オ・セヒャン(韓国女子修道会頂上連合会会長)オ・ジェシク(アジア教育院院長)ユン・ソクナム(彫刻家)ユン・ジョンオク(挺対協初代共同代表)イ・ドンウ(米ワシントン挺身隊対策委員会前代表)イ・ヒョジェ(挺対協初代共同代表)チョ・ファスン(メソジスト女性指導力開発院理事長)チ・ウニ(トクソン女子大学総長)チングァン(仏教人権委員会委員長)ホン・スンジャ(韓国協会女性連合会会長)
・ 常任共同建設推進委員長:カン・ジウォン(弁護士)、シン・ヘス(挺対協前常任代表)、ユン・ミヒャン(挺対協常任代表)チョ・ウン(東国大学社会学科教授)
・ 海外共同建設推進委員長:ヤン・ジンジャ(日本東京)パン・チョンジャ(日本大阪)チェ・ジョンボム(米ワシントン)
・ 共同建設推進委員長:クァク・チョンユン(編集デザイン室外郭代表)キム・ガムレ(明知大土木環境工学科教授)キム・サンスン(黄海道クッ保存伝授会会長)キム・ソンネ(西江大宗教学科教授)キム・ヨンミ(新建築士協会副会長)キム・ヒョソン(女性新聞社社長)キム・ヒオク(エイテック建築事務所所長)ユン・スンニョ(挺対協前共同代表)イ・ミョンジュ(明知大建築学科教授)イ・ソクテ(弁護士)イ・イニョン(OPUS Pearl構造設計事務所代表)イ・へギョン(女性文化芸術企画理事長)チョン・ガンジャ(国家人権委員会前常任委員)チョン・スクチャ(挺対協前共同代表)チョン・ヒョンベク(韓国女性団体連合共同代表)ハン・クギョム(移住女性人権センター所長)ハン・ジヒョン(円仏教女性会会長)
・ 建設委員個人:省略カン・へラン(韓国女性民友会)カン・へジョン(挺対協執行委員)コ・ウン・グァンスン(漢医師)コ・へジョン(前挺身隊研究所所長)カン・ナムシク(韓国女性研究所)コ・ギョンイル(サンミョン大漫画アニメーション科教授)ク・ミョンスク(淑明女子大国文学科教授)クォン・ヒスン(メソジスト教神学大学神学科教授)キム・ガンウォン(弁護士)キム・ギョンナム(キリスト教社会問題研究院院長)キム・ギョンエ(ドンドク女子大教授)キム・ギョンヒ(前女信徒会全国連合会総務)キム・ミョンへ(全南大人類学科教授)キム・ソンシル(挺対教実行委員)キム・シニョン(全国歴史教師会)キム・ヨンエ(韓国女性民友会)キム・ウンシル(梨花女子大女性学科教授)キム・インスン(韓国女性民友会)キム・ジャヒョン(韓国女性民友会)キム・ジエ(民主労総全委員長)キム・テヒョン(ソンシン女子大教授)ナム・ユン・インスン(女性団体連合常任代表)ミョン・ジンスク(韓国女性民友会)ムン・ギョンナン(前中央日報記者)パク・ミョンへ(淑明女子大教授)パク・ポン・ジョンスク(韓国女性民友会)プジン(明知大学児童学科教授)パク・ヨンスク(写真家)パク・ヨンスク(韓国女性民友会)パク・ヨンへ(淑明女子大教授)パク・オッキ(文化世界イフトピア代表)パク・ウォンスン(希望製作所理事)パク・イネ(韓国女性ホットライン連合共同代表)パク・チャヌン(漢陽大法科教授)パク・へラン(韓国女性民友会)パク・ヒョスク(光州女性ホットライン理事)ペ・へファ(全州大映像コンテンツ学部教授)ピョン・ヨンジュ(映画監督)ピョン・ファスン(両性平等振興院)ソ・ミョンソン(両性平等振興院前院長)ソン・ドクス、ソン・ドジャ(トンヨンコジェ市民の会代表)ソン・ビョンヒ(歌手)シン・ヨンスク(ソウル新聞社首席論説委員)シン・ヨンスク(挺身隊研究所研究員)シン・ピルギュン(障がい人雇用促進公団前理事長)シン・ヘスク(プサン女性文化人権センター代表)シム・ヨンヒ(漢陽大学社会学科教授)アン・へリョン(アジアプレス代表、写真家)ヤン・ヒョナ(ソウル大法学科教授)ヨム・ミボン(光州女性ホットライン)オ・ジョンファ(梨花女子大教授)吉田耕三(ソウル日本人協会)ユ・ギョンヒ(韓国女性民友会)ユ・ソノ(前ウリ党国会議員)ユン・ギョンノ(ハンソン会い社会科教授)ユン・ジョンスク(アルムダウン財団)ユン・ジョンへ(イナ大教授)イ・ギョンヒ(挺対教実行委員)イ・ナヨン(中央大社会学科教授)イ・ベヨン(梨hな女子大教授)イ・サミョル(ユネスコ韓国委員会事務総長)イ・サンドク(アンソン女子機能大学学長)イ・ソンスン(挺身隊研究所所長)イ・スンニョル(プサン市議会議員)イ・ヨンジャ(カトリック大社会学科教授)イ・ウンミ(漢医師)イ・ジョンオク(テグカトリック大学教授)イ・チョル、イ・ヒョンスク(大韓赤十字副総裁)イ・へギョン(ヨンセ大教授)チャン・ゴンジャ(忠北大政治学科教授)チャン・ユシク(弁護士)チャン・ピルファ(梨大教授)チャン・ハジン(前女性部長官)チョン・ヨンスン(弁護士)チョン・ヨンスン(韓国精神文学研究院)チョン・ヨンエ(ソウルサイバー大学副総長)チョン・ウンスク(韓国女性民友会)チョン・ジンソン(ソウル大社会学科教授)チョン・テホ(挺対協実行委員)チョ・ギュボク、チョ・スンス、チョ・オンナ(西江大学社会学科教授)チョ・ヒョノク(女性政治勢力民主連帯代表)チ・ヨンソン、チェ・ミョンスク(韓国女性民友会)チェ・ヨンヒ、チェ・オクスン(挺対協実行委員)ハ・ジョンムン(ハンシン大教授)ハン・ミョンヒ(九老女性人力開発センター館長)ハン・ウソプ(挺対協前実行委員)ハン・へビン(ソウル神学大社会福祉学科教授)他政治家44名
・ 建設委員団体:メウォンメソジスト会、民主労働党女性委員会、新世界を開く天主教女性共同体、在独韓国女性会、ハンギョレ女性会、韓国教会女性連合会、韓国女神学者協議会
・性売買根絶のためのハンソリ会:タシハムケセンター、東豆川性暴力相談所、マサンYWCA現場相談センター、(社)キョンウォン社会福祉障がい人性暴力相談所、ソクチョ性暴力相談所、ポチョン家族相談センター、救世軍天安女性現場相談センター、(社)キョンウォン社会福祉会付設性売買被害者現場支援センター‘ヨルリンギル’、(社)プサン女性人権支援センター‘サルリム’、スンチョン女性人権支援センター、ウルサンYMCA、パジュ相談センター‘トゥル’、タビタ共同体、友の家、ポムトゥル、(社)キョンウォン社会福祉会付設‘ヨルリント’、(社)マクダレラ共同体、(社)W-ing、(社)ヘッサル社会福祉会、新しい日を開く青少年シェルター、ソーニャの家、韓国女性の家
・ Corean Americans NGO USA(CANGO USA)在米市民社会協議会アトランタ、NY.LA,ワシントン
・ドイツ:日本女性会、韓民族女性ネットワークドイツ本部、在独韓国平和女性会、在独韓国女性会
・日本:「慰安婦」決議の呼びかけに応える関西フォーラム実行委員会(「慰安婦」決議の呼びかけに応える関西フォーラム実行委員会・在日の慰安婦裁判を支える会・リブ・イン・ピース☆9+25・つながるコンサート実行委員会・大阪大学付属病院看護師労働組合・ヨソンフェ大阪・軍事基地と女性ネットワーク・日本軍性奴隷問題の解決を求める会in大阪・平和都市豊中を考える会・教職員九条の会・軍事基地と女性ネットワーク・日本軍「慰安婦」問題に対して政府に誠実な対応を求める請願を実現する会・日本軍「慰安婦」被害女性と共に歩む大阪・神戸・阪神連絡会・狭山事件を考える市民の会:宝塚・劇団水曜日・「慰安婦」問題の解決を求める北摂ネットワーク)第9回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議日本実行委員会( 日本軍「慰安婦」 問題行動ネットワーク・売買春問題ととりくむ会・日本キリスト教協議会・日本キリスト教日本軍「慰安婦」問題と取り組む会・日本友和会・日本友和会女性の会・日本キリスト教婦人矯風会・ピースボート・台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会・フィリピン人元「従軍慰安婦」を支援する会・カトリック東京教区・正義と平和協議会・フィリピン人「慰安婦」支援連絡会・三多摩中国人「慰安婦」裁判を支援する会・山西省の性暴力を明らかにする会・在日の慰安婦裁判を支える会・VAWW-NETジャパン・女たちの戦争と平和資料館・新日本婦人の会・婦人団体連合会・「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク・憲法9条-世界へ未来へ連絡会・戦争への道を許さないJR連絡会・男女平等をすすめる教育全国ネットワーク・在日韓国民主女性会・強制連行企業責任追及全国ネットワーク・マキータの会・アジア女性資料センター、東チモール全国協議会、ロラ支援ネット・I女性会議、「女性・戦争・人権」学会、他)
ソウル市は「戦争と女性の人権博物館」の建設許可を撤回しないよう求めます
金学順ハルモニが名乗り出られて今年で17年になります。
この長い年月の間に、たくさんの日本軍「慰安婦」被害女性たちが名乗り出られました。そして、決して癒えることのない心の傷を抱えたまま辛い思いで証言を続けてこられました。現在も多くの被害女性たちが日本政府を告発し、謝罪と補償を求めて闘っています。
日本政府は17年たった今なお、公の謝罪・補償をしていません。それどころか日本社会では「『慰安婦』は商行為だった」などと、彼女たちを侮辱し存在を否定する勢力が根強く活動しています。日本の教科書からは「慰安婦」の文字が消えたのもそのためです。
私たちはこういった日本の政治状況に日々我慢のできない思いで過ごし、被害女性たちの名誉と尊厳の回復ために運動しています。各地方議会で決議を上げるよう働き掛ける一方、被害女性に対する謝罪と補償をもとめる立法措置を国会で行うよう、請願署名にも取り組んでいます。
被害女性たちが自分たちの被害体験と闘いを歴史に残したいと切望していると知ったとき、私たちはその実現のために働くことに何の躊躇も感じませんでした。そしてこれまで「戦争と女性の人権博物館」建設のための募金運動を展開し、そのために様々な企画に関わってきました。
先々月、私たちのメンバーが「戦争と女性の人権博物館」建設のためのチャリティーコンサートの募金を、韓国挺身隊問題対策協議会とハルモニたちにとどけました。そのさいに西大門独立公園にも赴きました。西大門刑務所で拷問され殺された独立運動闘士のことを知り、日帝の悪辣な蛮行を学びました。特に女性の闘士に対する日帝のひどい仕打ち(性拷問)には言葉を失いました。
しかし、それは「慰安婦」被害女性であるハルモニたちも同じことです。ハルモニたちは日帝支配下で日本軍の性奴隷にさせられ、抵抗した者は殺され、生き残った者は回復しがたい心の傷を抱えて解放後を生きてきました。彼女たちは再び自分たちのような体験を後世に味あわせまいという思いで、戦争の悲惨さ、平和の大切さを訴えるために、この17年間、そして今この瞬間も、日本政府を告発し闘っているのです。
「戦争と女性の人権博物館」は、本来であれば日本にこそ必要な施設と考えます。しかし残念ながら日本の政治状況では、その建設は現実的に困難です。私たちは日本で実現できない力不足を認めた上で、また独立遺功者団体の反対にもかかわらず建築許可をした英断に敬意を表しつつ、ソウル市に要請します。
「戦争と女性の人権博物館」は被害女性にとって必要な施設であるばかりか、日本に住む人々にとっても、また、次世代のためにも絶対に必要な施設です。
ソウル市は建設許可を撤回することなく、その実現に向けて引きつづき尽力されるよう求めます。
2008年11月2日
「慰安婦」決議の呼びかけに応える関西フォーラム実行委員会・在日の慰安婦裁判を支える会・リブ・イン・ピース☆9+25・つながるコンサート実行委員会・大阪大学付属病院看護師労働組合・ヨソンフェ大阪・軍事基地と女性ネットワーク・日本軍性奴隷問題の解決を求める会in大阪・平和都市豊中を考える会・教職員九条の会・軍事基地と女性ネットワーク・日本軍「慰安婦」問題に対して政府に誠実な対応を求める請願を実現する会・日本軍「慰安婦」被害女性と共に歩む大阪・神戸・阪神連絡会・狭山事件を考える市民の会:宝塚・劇団水曜日・「慰安婦」問題の解決を求める北摂ネットワーク(順不同)
私たちは「戦争と女性の人権博物館」建設を待ち望んでいます!!
私たち、日本軍「慰安婦」問題の真の解決を求めて、今月東京で開催するアジア連帯会議の日本実行委員会は、韓国で光複会などの団体により、ソウル市の西大門独立公園内に建設予定の「戦争と女性の人権博物館」建設許可撤回を求める声明が出されたことを知り、大変衝撃を受けています。加害を与えた日本に生きる女性として、「慰安婦」問題の正当な解決がなされないがために、このような主張が被害女性の生きる地で吹き出したと思うと、いたたまれない気持ちです。
声明によれば、撤回を求める理由は、(1)博物館の建設は没歴史的な行為で、独立運動家と独立運動を汚す「殉国先烈に対する名誉毀損」であり、(2)日本人に対し、先祖の悪行に対する反省を促すどころか、むしろ嘲笑を提供する結果を招き、(3)青少年に正しい歴史認識よりも、「我が民族は積極的な反日闘争より日帝によって受難のみ受けた民族」だという歪曲された歴史認識を植え付け、未来の世代に歴史的真実に対する混同を与えるからだといいます。
私たちはこの主張に驚愕しました。なぜ、「慰安婦」被害女性たちの尊厳回復のため、女性の人権を守り育てるための博物館が「殉国先烈に対する名誉毀損」「嘲笑を提供する結果を招く」「歪曲された歴史認識を植え付ける」ことになるのでしょうか。そこには、性暴力を受けた女性たちの苦痛も、真の謝罪・補償を怠ってきた日本政府への怒りも感じられず、むしろ、被害女性に対する抜きがたい蔑視と根深い差別意識が感じられます。このような排除の眼差しが、同郷に生きる被害女性に苦痛の沈黙を強い、「汚れた女」という烙印を押してきたのではないでしょうか。これでは、植民地支配を正当化し「先烈たちによる独立運動」「抗日抵抗」を「暴動」「暴徒」と決めつける日本の右翼・歴史修正主義者たちが、「慰安婦」に対して「慰安婦は商行為」と決めつけた主張と変わりません。光復会が闘う相手は、「慰安婦」問題を解決しようという韓国挺身隊問題対策協議会や被害女性たちではなく、日本の右翼や歴史修正主義者たちではないでしょうか。
日本軍「慰安婦」被害者は、植民地支配と侵略戦争の被害者であるのみならず、日本政府の責任否定に対して立ち上がり、証言をはじめた人権回復闘争の当事者です。1990年日本政府が国会で「民間業者が連れ歩いた」と答弁したことに対して、1991年8月「日本軍に捕らえられ、動物以下の扱いをされた。生きた証人がここにいる」と声を上げた金学順さんの勇気は、韓国をはじめ同じ被害を受けたアジアや世界の女性たちに人間の尊厳を取り戻す勇気を与えました。そして、多くの「慰安婦」被害女性たちが沈黙を破り、その被害を明らかにし、正当な解決を求めて立ち上がりました。そうした被害者たちをこれ以上悲しませないでください。金学順さんら被害女性たちの闘いは、3・1運動をはじめとする抗日独立運動に共通する歴史に残る女性解放運動です。それだけに「殉国先烈に対する名誉毀損」などという主張には心が痛みます。
「慰安婦」への性暴力は、光複会の方たちが考えているような「被害者の恥」「民族の恥」の問題ではなく、人間の尊厳と女性の人権を踏みにじる戦争犯罪です。その記憶を封印し被害者を社会の周辺に追いやるのではなく、何があったのかを明らかにし、犯罪の責任を明確にし、二度と同じ過ちが繰り返されないように真の謝罪・補償と歴史認識を育てていくよう努力することこそが、「次世代の青少年に正しい歴史認識」を継承することではないでしょうか。
私たちは、被害国でこのような動きが起こっていることは、日本政府が明確な解決をしてこなかったことに起因していると考えます。「慰安婦」 被害女性たちが勇気をもって自らの人権回復を求めて立ち上がったことは、世界中の同じような性暴力被害を受けた女性にどんなに勇気を与えてきたことでしょう。世界の「女性の人権の実現」のための闘いの先頭に立って闘ってきた女性たちの勇気が、ICCなど現在進行形の犯罪に対処する国際的な仕組みを生んだ、国際社会の構造に影響を与え、アメリカ・カナダ・オランダ・EU議会の、そしてこの10月の自由権規約委員会の日本政府に対する決議・勧告を生み出したのです。
しかし、日本政府はそうした被害者をはじめ国際社会の要請に耳を傾けることなく謝罪、補償から逃げ続けています。こうした日本政府の曖昧な姿勢が、日本や韓国での「慰安婦」問題の認識を育てず、むしろ誤った認識を温存させていると思うと、日本政府の責任の重さを痛感します。
私たちは、光複会の皆さんが「戦争と女性の人権博物館」建築許可撤回を求める声明を撤回し、「慰安婦」被害女性の苦痛を理解し、真の解決に共に立ち上がり、「戦争と女性の人権博物館」の建設を共に推進していくことを、心から願います。
最後に、私たちは、韓国挺身隊問題対策協議会の皆さんが、長年、被害女性に寄り添い、被害女性と共に水曜集会を続け、正当な解決を訴え続けてきたこと、そして今、「戦争と女性の人権博物館」を建設して次世代のためにも過去を記録し、女性の人権とは何かを広く考えさせる場所を生み出そうとする努力に強く共感し、連帯の意を表明します。
2008年11月3日
第9回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議日本実行委員会一同
日本軍「慰安婦」 問題行動ネットワーク・売買春問題ととりくむ会・日本キリスト教協議会・日本キリスト教日本軍「慰安婦」問題と取り組む会・日本友和会・日本友和会女性の会・日本キリスト教婦人矯風会・ピースボート・台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会・フィリピン人元「従軍慰安婦」を支援する会・カトリック東京教区・正義と平和協議会・フィリピン人「慰安婦」支援連絡会・三多摩中国人「慰安婦」裁判を支援する会・山西省の性暴力を明らかにする会・在日の慰安婦裁判を支える会・VAWW−NETジャパン・女たちの戦争と平和資料館・新日本婦人の会・婦人団体連合会・「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク・憲法9条−世界へ未来へ連絡会・戦争への道を許さないJR連絡会・男女平等をすすめる教育全国ネットワーク・在日韓国民主女性会・強制連行企業責任追及全国ネットワーク・マキータの会・アジア女性資料センター、東チモール全国協議会、ロラ支援ネット・I女性会議、「女性・戦争・人権」学会
要 請 書
光複会はじめ32期独立運動関連団体 貴下
私たちは、日本の植民地支配の結果、日本に生まれ、母国の解放後もさらなる差別と抑圧に苦しみながら生きてきた在日韓国人2世です。母国の言葉や文化を獲得することと共に、日本の植民地支配に抗した先烈たちの闘いの歴史を知ることは、異国に生まれ育った私たちを大きく励まし、この地で朝鮮人として生きて行く上で支えとなって来ました。
そして私たちは、「慰安婦」問題に出会い、生存者たちと出会いました。
名乗り出た生存者たちが、解放後も治癒されなかった傷を抱いて、全身を震わせながら証言する姿は、私たちに衝撃を与えました。その痛々しい姿に、日本にいる私たちが何かをしなければならない、この問題を解決しなければならないという思いで、今日まで全力を傾けて来ました。
運動が始まって20年になろうとする今、生存者たちは大きく変わりました。おどおどと人前に出ていた彼女たちが、今や人間の尊厳とは何かを人々に示してくれる存在になりました。その姿は、独立闘志たちの闘いの歴史同様、異国の地に生まれ暮らす私たちの胸を熱くし、鼓舞してくれるものになっています。
この20年間の闘いを通して、自らの被害体験を、もはや恥ずかしい体験としてではなく、歴史の中にきちんと位置づけ、社会の中で意義を見いだすことができた生存者たちが、その被害と闘いの歴史をすべて残して欲しいと訴えています。私たちはこの訴え、この願いに応えなければならないと考え、今日まで博物館建設を日本で支援して来ました。
ところがこの度、私たちが尊敬してやまない独立遺功者から、この博物館が西大門公園に建設されることに対し、反対の意見が出されていると知り、たいへん大きな衝撃と悲しみを感じています。私たちにとっては、「慰安婦」被害者も、独立功労者も、共に異国の地で私たちが朝鮮人として生きる上で心の支えにして来た存在です。
博物館が西大門独立公園内にできれば、世界各国、とりわけ日本から訪れる人々が韓国の被害の歴史と闘いの歴史を多角的に見ることができ、未だ歴史認識が定立されない日本で差別に苦しむ在日朝鮮人にとっても本当に有益なことだと思っていました。
日本の戦争遂行という国家目的のための道具として、人権を蹂躙された「慰安婦」被害者の体験と闘いの歴史を展示する博物館は、西大門独立公園の存在意義をさらに高めるでしょう。「戦争と女性人権博物館」は是非とも、西大門独立公園内に建設されるべきだと考えます。この博物館に足を運ぶ人々が独立記念館にも足を運び、独立記念館を訪れる人々が女性人権博物館も見学して帰ることこそが、植民地支配の実像をより総体的に理解し、学ぶ道であると思うからです。
尊敬する独立運動関連団体の皆様
以上のように、西大門独立公園内に「戦争と女性人権博物館」が建設されることが独立運動家と独立運動を汚すということはありえず、これらすべての日本の戦争犯罪を明らかにすることが日本の歴史的責任をより明確にすることになります。また、わが国においても、日本においてもこの場が次世代の反戦・平和教育の拠点となるでしょう。
日本軍「慰安婦」問題は日本帝国主義のもとで行われた最も残忍な戦争犯罪として、世界各国議会で決議が出され、また、国連の各委員会でも繰り返し日本政府への勧告が出されるなど、日本帝国主義の象徴的戦争犯罪となっており、このことが独立運動を汚すと言うことは決してありません。
故に、日本軍「慰安婦」被害者の方々の名誉の回復に向けて、ともに力をあわせてくださることを心より願います。
2008年11月2日
戦争と女性人権博物館 海外建設委員長
梁澄子、方清子
要 望 書
―ソウル市は「戦争と女性の人権博物館」の建設許可を撤回しないで下さい―
私たちは今回の光復会と独立運動関連団体が出した声明文を読み、驚きと悲しみ、怒りで一杯になりました。私たちは日本で生を受け、在日朝鮮人として差別や偏見を受けながら、そして日本社会と在日社会に根深く存在する男尊女卑の抑圧をも受けながら自分なりの意志で前向きに生きてきました。在日朝鮮人女性としてのアイデンティティの確立をめざして日々を生きている私たちにとって、日本軍「慰安婦」にされたハルモニたちとの出会いは自分たちが「どう生きるべきか」を考える上で大きな影響を与えるものでした。
また、被害ハルモニたちは国連をはじめとする国際機関への訴え、日本やアジアだけでなく、アメリカ・オランダ・EU諸国などでも証言を重ねることにより、「戦時下の女性への暴力は戦争犯罪」であることを明らかにし、「女性の人権」向上に大きな役割を果たしました。ハルモニたちと連帯し、日本政府に対して公式謝罪と賠償を求める運動を微力ながら展開する中で、この「戦争と女性の人権博物館」がこの社会にとってとても意義があり、必要なものである事を確信するようになりました。そんな私たちにとって、今回光復会と独立運動関連団体が出した「声明文」はとうてい許すことが出来ないものです。
独立公園内に博物館を建てることが独立運動を汚すものだと言う「女性の貞操」を価値として位置付け、女性の性を商品化する危険なまでの化石のような誤った精神構造、この博物館が青少年に受難のみ受けた民族との歴史認識を植え付けると言う「ハルモニ達の運動の成果」を正しく評価できない悲しいまでの想像力のなさ、そして「最後の一人まで決死阻止する」と訳の分からないことを言い切るその姿に同じ民族として恥ずかしい思いです。これが独立運動家の意志を継承しようとする人々から出てきた言葉だと思うと残念でたまりません。独立運動を闘った人々は解放後「英雄」となりましたが、ハルモニたちの解放後は「『慰安婦』にされた女性」という偏見と差別の中、自らの身に起こった出来事を隠し生きなければならないという新たな苦労の始まりでもあったのです。しかし、1991年金学順さんが日本軍「慰安婦」であったことを初めて名のり出られ、そこから始まるハルモニたちの名誉回復の運動は世界中の人の心を動かし、社会を動かし、昨年のアメリカ議会決議にも繋がったのでした。
日本軍「慰安婦」被害者たちの尊厳をこれ以上傷つける事は許されません。
私たちはソウル市が光復会と独立運動関連団体に対し毅然とした態度でのぞむことを願い、「戦争と女性の人権博物館」の建設実現の為、一層協力してくださることを心より願っています。
2008年12月
在日韓国民主女性会
光復会は「戦争と女性の人権博物館」建設阻止活動をすぐに中止せよ
韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)がソウル特別市西大門独立公園敷地内に2009年3月着工する予定で推進中の[戦争と女性の人権博物館]に対し、光復会はソウル特別市に建設許可を取消し前面白紙化することを求める記者会見を11月3日(月)午前11時に光復会館で行う予定だ。
光復会は、記者会見に先立ち配布した資料に「独立公園内に日本軍『慰安婦』博物館建設を許可したのは 没歴史的な行為で、数多くの我が独立運動家と独立運動を汚す「殉国先烈に対する名誉毀損」であることをはっきりと知らなければならない。何よりも日本人に対し、先祖の悪行に対する反省を促すどころか、むしろ嘲笑を提供する結果を招くことをはっきりと知らなければならない」と主張している。
光復会のこのような主張に対し、米下院慰安婦決議案(HR121)を引き出し正しい歴史を作り平和の世界を作ろうとする「在米市民社会協議会(CANGO-USA)」は、光復会の妄言と行動を糾弾し、私たちの立場を明らかにする。
光復会の主張は、第2次世界大戦中、日本によってほしいままにされた残酷な戦争犯罪の一つである女性に対する強姦、性暴力、性的虐待など、女性の人権蹂躙と戦争犯罪に対する幼稚な社会倫理意識の発露であり、女性の人権蹂躙と戦争犯罪に対する深刻な歪曲である。
日本政府は1993年、初めて政府次元で日本の帝国主義と日本軍によって組織的に行われた女性の人権蹂躙の戦争犯罪を一部認め、一定部分謝罪と反省の気持ちを表現した。しかし、政府次元で公式謝罪しこれに対する国家賠償は拒否し、この問題はどのような歴史的清算と解決なく現在も進行形である。靖国神社を建て戦争を美化し戦争犯罪者を記念する没歴史と非歴史の野蛮をほしいままにしているのも、また今日の現実である。
「戦争と女性の人権博物館」は、韓国挺対協の主導下に戦争犯罪の非倫理性と人権蹂躙の歴史を、アジアを越え全世界人に知らせる目的で推進され、来年3月に着工を控えている。
私たちは、この博物館が女性に対する人権蹂躙と戦争犯罪が再現されないようにするための生々しい歴史体験場になり、懺悔と許し、和解と共存をなす、正義と平和が実現する歴史的な追悼館になるだろうと確信できる。
「戦争と女性の人権博物館」が、西大門独立公園敷地内に建設されるのは、光復会の主張と違い、むしろ歴史的当為性と趣旨に符合していることを知らなければならないだろう。これは日本の帝国主義下でほしいままにされた殉国先烈に対する人権蹂躙と弾圧の歴史を記憶するものであり、彼らの英霊を称えるものである。
光復会は、戦争という残酷な現場で人権を蹂躙された韓国女性とアジア女性、ひいては全世界の女性の苦痛と叫び、很の歴史を歪曲してはならない。彼女たちの蹂躙された人権と名誉は必ず回復されなければならない。
光復会は、正義と人権に対する普遍問題提起とそれによる倫理的要求をこれ以上妨害してはならない。
光復会は、すぐに恥ずかしい記者会見を取消し、韓国に暮らしている戦争犯罪の犠牲者ハルモニと家族、アジアと全世界の女性たちに謝罪せよ。
私たちは、建築許可を出したソウル市の勇気ある決断に積極的に拍手を送り、どんな圧力にも屈せず正しい歴史をうちたてる博物館建設を推進してくれることをのぞむ。
2008年11月1日
Corean Americans NGO USA(CANGO USA)在米市民社会協議会 アトランタ・NY・LA・ワシントン
顧問:シン・ピルヨン、イ・ソンミョン
共同代表:パク・サンジュン(LA)、チェ・ジョンボム(ワシントン)
運営委員:ソ・ヒョッキョ、シム・ヨンジュ、パク・キウン、チェ・グムスン、キム・ヒョンソン、イ・ジェス、キム・ギョンウ、ウ・イングン、イ・ガヒョン、ホン・ドクチン、キム・ジェスン、パク・チュンギ、チェ・ヒョンモ、ヤン・ハクポン、ショーン・リー、コ・ドンウォン
韓国から追加情報です。3団体が以下の声明を出しました。(11月5日)
【全国女性連帯声明書】
光復会は主張を撤回せよ!
光復会をはじめとした32独立運動関連団体の記者会見文を、もし他国の人々が見でもしたらこれは本当に世界的な恥さらしであるほかない。常識的に理解できない彼らの記者会見を見て、彼らが持つ被害女性に対する蔑視と根深い差別意識など、日本軍「慰安婦」に対する歪曲された考えが余すところなく感じられた。国民の真心がつまった募金を集めて、やっとソウル市から許可を受けたのを彼らも知らないはずはないだろうに、記者会見まで開き建設許可決死阻止を主張するのは、博物館建設自体を反対するのと同じである。光復会が何の特権意識があるからとこのような主張をできるのか、一緒に日本軍「慰安婦」名誉回復闘争をしても足りないのに、光復会は家父長的思考に深くとらわれ、帝国主義日本によって残酷な被害を受けた自国の女性である慰安婦ハルモニを二度も殺す記者会見を行った。国の独立のため命をかけて闘った先烈の精神を次世代に継ぐどころか、恐れ多くも先烈を貶めるだの名誉毀損だのといいながら、先烈の精神を辱めている。今回の光復会の主張は、日本の右翼が日本軍「慰安婦」に対し「慰安婦は商行為」だという主張に力を与えるのと同じであり、これは先烈の意志に逆らう重大な反逆行為だ。
光復会は、このように重大な役割をする博物館建設事業を妨害せず、むしろ支援するのが正しい道だ。これ以上全世界に大韓民国の恥をさらさず、今すぐに博物館建設許可反対闘争をやめなければならないだろう。また、日本軍「慰安婦」被害者と全世界の女性に謝罪せよ、、
ソウル市は、光復会の的外れな圧力に右往左往することなく、博物館建設事業をしっかりと推進せよ。今後、全国女性連帯は戦争と女性の人権博物館建設のため前面に立って闘うことを誓う。
【韓国女子修道会頂上連合会連帯声明書】
光復会の反対は、慰安婦として連行された方々を辱め非難することとしか受け止められず、胸が張り裂ける思いです。この方々は、国を亡くした民族の十字架の代わりになった方たちです。この方々の受難が恥ずかしいというなら、まず国を亡くした過去を隠しなさい。それより恥ずかしいことがどこにありますか? その過去が表出しないよう独立運動したことも隠さなければりません。
戦争と女性の人権博物館建設を取り巻くこの騒動は、亡くなった独立先烈が生きておられれば、慟哭したことだろうと思います。何より大切な私たちの姉さん、娘を守れなかった嘆きがよみがえり、日本軍国主義の亡霊に失笑を与えるからです。
私たち天主教女子修道者は、1992年から2008年今日まで、日本軍「慰安婦」問題解決のため水曜デモに毎週参加し、ハルモニたちの蹂躙された人権の歳月を取り戻し、堂々とわが国を作る力になろうとしてきました。戦争のない世界を作るためには、戦争の実情を知らせ、人々の認識を平和にむけなければならず、戦争を起こした者が間違いを認め誤ろうとする一歩から歩んでいかなければならないことを知っているため、博物館建設の知らせを聞き、1万人を超えるシスターたちが断食をしそのお金を集め祈祷する気持ちで寄付しました。
独立軍が誰のため命を差し出したのか、もう一度ふり返ることを切に望みます。自分の姉、自分の家族を守るため、自身を捨てたその愛が今日この場で再び花開き、自主独立大韓民国と平和を享受する世界を願い、戦争と女性の人権博物館建設の場から、ひとつの心で手をつないでいけることを望んでいます。
【新世界を開く天主教女性共同体連帯声明書】
11月3日(月)光復会および独立運動関連団体は、西大門独立公園内[戦争と女性の人権博物館]建築許可撤回を求める声明書を発表した。この間、カトリック教会内で博物館建設募金活動を展開してきた本会は、このような意外な知らせに接し、残念さと怒りを禁じえず、また彼らの偏狭な歴史認識と歪曲された女性観を指摘せずにはいられない。
殉国先烈が痛み悲しんだのは、日本軍「慰安婦」被害者のように受難を受けた植民地民衆の苦痛であり、彼らが夢見た世界は再びこの地の民衆と女性が蹂躙されない世界だった。苦難と闘争の歴史は、分離されたものではなく因果関係で結ばれているように、殉国先烈と日本軍「慰安婦」被害者はどちらも、日帝の蛮行を満天下に引きずりだし再びそのようなことが起きないよう歴史意識を新たにするという点で、同一な課題を遂行していると言うことができる。
私たちは、建築許可を出したソウル市の勇気ある決断を積極的に支持し、どんな圧力にも屈せず「戦争と女性の人権博物館」建設を続けて推進してくれることを求める。
私たちは全国民が心を合わせて「戦争と女性の人権博物館」建設基金準備に積極的に賛同してくるよう訴える。
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