「被ばく労働を考えるネットワーク」への参加・賛同をお願いします

■こんなことを、さまざまな人たちと一緒に取り組みたいと思います。
  1. 労働現場における被ばく問題に関する情報を共有し、意見交換を行う。
  2. 原発労働者および被ばく問題に直面する様々な労働者に対し、自主的な安全点検や労働相談などの支援を行う。
  3. 被ばく労働問題を通じ、福島とそれ以外の労働者の交流を行う。
  4. 政府・自治体・事業者・雇用業者に対する共同の取り組みを行う。
  5. 学習会やシンポジウムを開催し、被ばく労働問題の社会化を進める。

【賛同金送り先】
郵便振替口座:00170-3-433582 口座名:被ばく労働を考えるネットワーク
(〇一九=ゼロイチキュウ 当座0433582)

郵便振替用紙に以下の記載をお願いします。
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被ばく労働を考えるネットワークに賛同します。 賛同金○口
*賛同費は一口、個人1,000円、団体3,000円です。カンパもぜひ !!

 お名前・所属(あれば)など
 ご住所
 メールアドレス
 ひとことメッセージ
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▼3.11震災以降、福島第一原発では見通しの立たない収束作業が続けられており、被ばく労働問題は深刻です。不足する労働者は全国各地から集められていますが、安全対策も不十分なままです。
 とりわけ、非正規・下請け労働者の権利は守られていません。雇用関係や安全管理の曖昧な重層的下請構造は放置されたままです。下請け企業による被ばく線量隠しの実態も明らかになりました。事業者である東京電力、対策に当たっている政府に任せきりでは、労働者の安全と命を守ることができません。
▼さらに、原発事故で飛散した放射能により、下水処理場、清掃工場、港湾、運送、鉄道などの様々な労働現場で、労働者の被ばくが深刻な問題になっています。
 除染作業には、被災により生活が困窮している福島の人々が多く動員されています。しかし、線量の管理や装備の問題などの面で、住民の被ばくの拡大が懸念されています。
 すでに「全ての労働が被ばく労働である」と言える状況になっているのです。

▼今後、被ばくに関連した労働・健康問題が各地で多く起こることになるでしょう。5年、10年といった時間を経て、それが大きな社会問題になることも避けられません。今こそ、働く人びとの命と安全を守るための長期的な運動が、社会的に求められています。労働者のみならず、家族や地域住民に対する、生活・労働両面からの対応が必要です。
▼私たちは、被ばく労働の問題を広い視点からとらえなおし、情報を分析・共有し、福島現地の人びとや当該の人びとと協力しながら、現地での労働・生活相談、医療相談活動や、被ばく労働に関わる省庁交渉、対企業申し入れ、宣伝活動、学習会や交流集会など、さまざまな活動に取り組んでいきたいと準備しています。さまざまな分野で活動されている方、また専門的な分野で活動されている方の力を結集することが必要です。

▼こうした状況の中で、共同で取り組む連絡組織として、私たちは正式に「被ばく労働を考えるネットワーク」を設立して活動を開始します。
 この問題に関心を寄せられる多くの方がたの、参加・賛同と協力を呼びかけます。

*私たちは、福島での労働・生活相談、医療相談活動、被ばく労働に関する省庁交渉、企業にたいする申し入れ、宣伝活動、学習会や交流集会など、具体的な準備をすすめています。ぜひご協力ください !

■呼びかけ人(2012年10月5日現在)
天野恵一(福島原発事故緊急会議)/石丸小四郎(福島県双葉地区原発反対同盟)/指宿昭一(弁護士)/岩下雅裕(立川自衛隊監視テント村)/宇都宮健児(反貧困ネットワーク代表)/遠藤一郎(全労協脱原発プロジェクト)/小倉利丸(JCA-NET代表・福島原発事故緊急会議情報共同デスク)/桂武(全国一般いわき自由労働組合)/鎌田慧(作家)/川本浩之(よこはまシティユニオン書記次長)/北島教行(フリーター全般労働組合)/小番伊佐夫(三一書房労働組合)/斉藤征二(原発下請労組「全日本運輸一般労働組合原子力発電所分会」元分会長)/斎藤竜太(医師、神奈川労災職業病センター理事長)/佐々木敏彦(原発核燃とめようかい)/佐藤隆(全国一般ふくしま連帯ユニオン)/嶋橋美智子(『息子はなぜ白血病で死んだのか』著者)/新孝一(福島原発事故緊急会議被曝労働問題プロジェクト)/須田光照(全国一般東京東部労組)/田宮高紀(全統一労働組合)/中村光男(全国日雇労働組合協議会)/中村泰子(たんぽぽ舎)/なすび(山谷労働者福祉会館)/西野方庸(関西労働者安全センター)/樋口健二(写真家)/平井玄(福島原発事故緊急会議被曝労働問題プロジェクト)/平野敏夫(東京労働安全衛生センター代表理事)/福島和夫(原発核燃とめようかい)/藤田祐幸(長崎県立大学シーボルト校)/古澤俊雄(全国一般東京東部労組)/宗形修一(全国一般ふくしま連帯ユニオン)/柳田真(たんぽぽ舎)/山口素明(フリーター全般労働組合)/山田真(小児科医)/渡辺美紀子(原子力資料情報室)

【連絡先】
被ばく労働を考えるネットワーク
〒111 東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付
電話:090−6477−9358(中村) e-mail:
http://www.jca.apc.org/hibakurodo

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