花岡和解5周年集会
切り拓いた地平と未来

い つ:2005年11月26日(土)
第1部=14:00〜
第2部=17:15〜
どこで:カメリアプラザ9階
(JR総武線・亀戸駅北口徒歩2分)

T部・・和解5年・中国での取り組み報告
・・花岡受難者聯誼会より
パネル討論 (田中宏・新美隆・福田昭典)

会場からの発言や質疑

U部・・(17時15分より)
池田香代子さんのお話「花岡に寄せる思い」
NPO法人・花岡平和記念会から 
・・記念館の呼びかけ
戦後補償団体から連帯発言
『これからとりくむこと』日本・中国から



「花岡和解」の成立からまもなく5周年。この間戦後補償裁判・運動は、多くの敗北を重ねながら、また一歩一歩の前進をかちとり、そして今なお多くの困難と壁を抱えている。もともと裁判の「勝利判決」と「和解」は、問題解決に向けた一つ一つのステップであったはずであるが、このそれぞれから、被害者の立場を徹底して守り、被害者全体の問題解決に向けて、成果を積み重ねる努力はどのようになされてきたのであろうか。今日、中国人強制連行事件の高裁での勝訴判決は、広島・西松建設裁判の1件を数えるのみである。
一方で花岡平和友好基金の事業は中国紅十字会の受託の下、花岡事件の生存者・遺族の全国調査と確認作業を行い、可能な全ての人々の花岡現地訪問と大館市主催による慰霊祭への参加を実現し、奨学金事業を展開するなど多方面に及んでいる。集会では中国における和解の進展と奮闘も報告する。
戦後補償運動とは何か、という根源的な地平も含めて、花岡事件にかかる対鹿島交渉から裁判、花岡和解に至る過程と、以後をとらえ返し、花岡和解が内包する戦後補償問題を具体的に解決していく豊かな内容と普遍性を語り尽す。