【声明】暴力的土地強制収用に抗議し、平和と生活権のための平澤住民の闘いを支持する共同声明  


反安保実も呼びかけ団体の一つである韓国平澤住民の闘いを支持する声明です。

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5月4日の平澤(ピョンテク)への韓国国防部による米軍基地拡張のための暴力的な土地強制収用に対して、強い抗議と住民の闘いへの連帯・支持を以下の日本に在住する市民は共同で表明します。
  僅か5日間の緊急の呼びかけに応えていただいた日本の各地の皆様に感謝いたします。また、いくつかの限られたML等での緊急呼びかけという性格上、私たちと同様の意思をお持ちでありながら、私たちの呼びかけが物理的に届かなかった方たちも大勢いると思います。その方たちには大変申し訳なく思いますが、この点につきましてはご容赦ください。
声明は、翻訳の上、韓国側に送付いたします。
今回の共同声明は、これで締切らせていただきますが、今後ともよろしくお願いいたします。

【呼びかけ】日韓民衆連帯全国ネットワーク、新しい反安保行動をつくる実行委員会]、「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW−NETジャパン)、基地はいらない!女たちの全国ネット、許すな!憲法改悪・市民連絡会、在日韓国民主統一連合(順不同)

(文責:日韓民衆連帯全国ネットワーク)
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【暴力的土地強制収用に抗議し、平和と生活権のための平澤住民の闘いを支持する共同声明】

 韓国国防部は5月4日、京畿道平澤市彭城邑大秋里(キョンギド・ピョンテクシ・ペンソンウプ・テチュリ)に1個連隊および野戦工兵団など3000余人の軍隊と、1万2000人余の警察部隊を突入させ、地元自治体との意見調整や土地所有者である農民の合意がないまま米軍基地移転・拡張予定地の周囲29キロに対して鉄条網を設置し、また大秋(テチュ)分校の強制撤去を強行しました。
 この過程で抵抗する農民・支援者らとの間で激しい衝突が起きました。軍・警察は農民たちが汗水を流して収穫した農作物を踏みにじり、ビニールハウスを引きちぎり、抵抗する農民・支援者には容赦なく盾と棍棒を振り下ろしました。この過程で、350人以上の人々が警察に連行され、また100人以上の人々が負傷する事態が引き起こされています。
 私たちは、韓国政府・国防部のこの暴挙に強く抗議します。
 いま米国政府は、世界的規模で進めている米軍再配置計画の一環として駐韓米軍再配置を進め、漢江以南へ集約化を図るとともに、「戦略的柔軟性」の名のもとで対北朝鮮先制攻撃態勢の強化と朝鮮半島以外の地域にも戦力投入を可能とする動きを強めています。その柱の一つとして平澤への米軍基地移転・拡張が位置づけられてきました。
 私たちは、生命の糧である農民の土地を奪い、朝鮮半島の分断と戦争の脅威の根源である駐韓米軍基地の強化・固定化の動きに反対して闘う韓国の人々に、心から連帯の挨拶を送ります。
 現在、日本でも日米安全保障協議委員会の「最終報告(ロードマップ)」で合意、日米軍事同盟の再編・強化のための沖縄・辺野古沿岸への米軍基地新設、座間への米陸軍軍団司令部の移転が決まりました。これによって日本全国の一層の米軍拠点化、さらに自衛隊との一体化に踏み込もうとしています。この日米同盟の強引な推進に対して反対運動が各地で広がっています。
 米軍基地の再編・強化に反対する沖縄・日本の民衆と韓国の民衆の闘いは、いまや国境を越えた一つの闘いです。東北アジアの平和の実現、米軍基地のない沖縄・日本、韓国をめざし、連帯して共に頑張りましょう。

  2006年5月20日

日韓民衆連帯全国ネットワーク、新しい反安保行動をつくる実行委員会]、「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW−NETジャパン)、基地はいらない!女たちの全国ネット、許すな!憲法改悪・市民連絡会、在日韓国民主統一連合、青柳行信(カトリック福岡正義と平和協議会)、赤塚昌俊、アジア共同行動−九州・山口実行委員会、アジア共同行動・京都、アジア共同行動(AWC)日本連絡会議、アジア女性資料センター、アジア太平洋平和フォーラム、アジア平和連合・ジャパン、アジア連帯講座、アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会、井形和正、「異議あり!日韓自由貿易協定」キャンペーン、石川治子(日本カトリック正義と平和協議会)、石川康子(多摩女性学研究会)、伊従直子、石塚勝、石原喫苦、石丸朗、井上澄夫、上田佐紀子、上原成信、植本展弘(海外派兵やめろ!戦争抵抗者の会)、浦崎成子、太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、大仲尊、大野和興(脱WTO草の根キャンペーン実行委員会)、大原みさき、大洞俊之(立川自衛隊監視テント村・反戦ビラ弾圧被告)、岡村あい、小笠原公子(NCC平和・核問題委員会)、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、奥村悦夫(えひめ教科書裁判を支える会)、尾澤邦子、尾澤孝司、小田切督剛(消せない記憶・神奈川)、小野信也、小野政美(歴史教育アジアネットJAPAN)、尾上守、核とミサイル防衛にNO!キャンペーン、梶野宏、片野利彦、加藤宣子、金塚太、亀永能布子、関西共同行動、金栄、金栄熙、木村啓子、木村辰彦、木村雅夫、楠田泰子(IndymediaJapan)、倉橋綾子、倉林浩(郵政労働者ユニオン)、軍国主義に反対する会、国連・憲法問題研究会、近藤玲子、桜井大子、佐藤大介、しないさせない戦争協力・関西ネットワーク、市民の意見30の会・東京、志茂美栄子、写真の会・パトローネ、申嘉美、新ガイドラインに異議あり!北九州行動会議、人権平和・浜松、人民の力、杉原浩司、鈴木香織、摂津正、全国一般労働組合全国協議会 北九州合同労働組合、全国一般労働組合全国協議会 山口連帯労働組合、全石油昭和シェル労働組合、全石油スタンダード・バキューム労働組合、戦争を許さない市民の会、高橋亨、竹ノ内研司、伊達純(グローバリゼーションを問う広島ネットワーク)、田宮高紀(全統一労働組合中央執行委員長)、田村ゆかり、坪川宏子(日本軍「慰安婦」問題行動ネット)、田中信幸(自衛隊イラク派兵違憲訴訟の会・熊本 事務局長)、寺尾光身、土松克典、冨田二郎、富山洋子、中澤紀美子(VAWW-NET会員)、中嶋啓明、名護へリポート基地に反対する会、日本消費者連盟、日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会(共同代表・林炳澤、大嶋薫、古賀清敬、竹村泰子、事務局長・榊原隆子、事務局次長・桑野功、磯野宏之、佐藤和弘、小野寺麻里、濱本正彦)、丹羽雅代、NO!AWACSの会・浜松、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、野村修身、番場良造、派兵チェック編集委員会、ピースサイクル三多摩ネット、ピース・チェーン・リアクション、ピープルズ・プラン研究所、ひきこもり九条の会、「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会、被爆二世の会、平山基生(沖縄と日本全国から米軍基地をなくす草の根運動)、フォーラム平和・人権・環境、二見孝一、舟越耿一(市民運動ネットワーク長崎)、古荘暉、古荘斗糸子、平和といのちをみつめる会、外間三枝子、細木悟(東京・大田区民)、本郷文化フォーラム・ワーカーズスクール(HOWS)、前田光子(北朝鮮人道支援ネットワーク)、松田一樹、松本真紀子、水垣奈津子、美野武三、三宅征子、むらき数子、宮内正義(京成労組)、森一敏、山口望、山本英夫、山本みはぎ(不戦へのネットワーク)、横田雄一、横原由紀夫(東北アジア平和問題研究会)、吉川邦良、吉田正司、李直茂(有事法制に反対する在日朝鮮人ネットワーク)、渡辺健樹、渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」)

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 新しい反安保行動をつくる実行委員会第10期(反安保実X)
 東京都千代田区三崎町3-1-18 市民のひろば気付
 TEL:03-5275-5989/FAX:03-3234-4118
 メール:hananpojitsu@jca.apc.org
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