米英のイラク攻撃を支持した小泉首相に辞任を要求する申入書


内閣総理大臣 小泉純一郎様

                  イラクに大量破壊兵器の備蓄がなかったことが明確になった今、
                  米英によるイラク攻撃を支持した小泉首相の辞任を要求する

 去る10月2日に「イラクに大量破壊兵器の備蓄なし」をパウエル米国務長官が認めた。更に本日(7日)米国調査団がイラクに大量破壊兵器が無かったと報告した。また、9月15日に米国によるイラク攻撃は国連憲章違反であるとアナン国連事務総長が発言した。大量破壊兵器の脅威を強調して米英によるイラク攻撃を支持した小泉首相は私たちにどう釈明するのか?

 そもそも、2003年3月20日に米英軍によってイラク攻撃が開始される前に、世界中で数千万の人々がイラク攻撃反対を表明し、国連でも反対する国が多数を占めていた。日本でも、民衆の多数がイラク攻撃に反対しており、数万の人々がイラク攻撃反対デモを繰り返していた。国会でも野党と一部の与党議員が小泉首相の攻撃支持表明に反対していた。
 それにもかかわらず、小泉首相はイラク攻撃開始前から攻撃を支持し、開始後もいち早くイラク攻撃支持を表明した。去る2003年3月19日(日本時間)の国会(国家基本政策委員会合同審査会)を思い起こしていただきたい。フセイン政権が大量破壊兵器を隠していることを疑っているならば査察を継続するべきではないか(民主党)、安保理での決議なしの攻撃は国連憲章に違反するとアナン国連事務総長が言っているではないか(社民党)、フセイン政権に武装解除の意思が無いと国際社会は断定していないではないか(共産党)、という野党の質問に対して、小泉首相は全くまともな答弁ができなかった。小泉首相は、イラクの協力が不十分・大量破壊兵器の脅威・日米同盟の重要性を理由に、攻撃支持を抗弁した。
 2003年3月20日にイラク攻撃が開始され1年半経過した。イラクの民衆を1万五千人以上も殺し、それに倍する人々に重傷を負わせ、多数の人々の生活を奪い、劣化ウラン弾による放射能汚染をもたらし、環境を破壊し、米英側の死傷者も多数出した。そして、イラクは未だに戦闘状態にあり、世界中に怒りと殺戮の連鎖を繰り返させようとしている。
 このような全く間違った侵略戦争を支持し、侵略戦争を助けて自衛隊をイラクに派遣した小泉首相は、直ちに自衛隊を撤退させ責任をとって辞任するべきである。

 なお、2001年10月7日、米国が国際法に違反してアフガニスタンに対する爆撃を開始してから3年が経過した。「9・11」への「報復」を理由に、タリバン政権を転覆するために行ったこの軍事介入も、まがうことなき侵略戦争である。

 日本政府に以下のことを要請する。
1. アフガニスタン、イラクへの攻撃が示すように米国は世界一の侵略国である。米国への追従外交を改めよ。
2. 大量破壊兵器の存在を主張しイラク攻撃をしたブッシュ政権の責任を追及せよ。
3. 日本国憲法の第9条を遵守して、イラクに駐留する陸上自衛隊を即時撤退させよ。アフガニスタン攻撃以来、インド洋で補給支援している海上自衛隊を撤退させよ。
4. イラクに3000人以上の米兵を送り米軍による侵略戦争の重要な拠点である沖縄の米軍基地を縮小・撤廃させよ。
5. 市街地に囲まれ非常に危険な普天間基地の使用を即時中止・返還させるとともに、SACO合意を見直し、辺野古沖のボーリング調査を直ちに中止せよ。
6. 日米安保体制を見直し、国内の米軍基地を縮小・撤廃し、日米地位協定を改善し、思いやり予算を廃止せよ。
  
2004年10月7日
イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委員会(反安保実IX)
 東京都千代田区三崎町3-1-18 市民のひろば気付
 TEL:03-5275-5989/FAX:03-3234-4118

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