辺野古海上基地建設のためのボーリング調査の即時中止を求める申し入れ書


 

防衛施設庁長官 山中昭栄様
                          2004年9月4日

 4月19日未明、那覇防衛施設局が強行しようとした、名護市辺野古の新海上基地
建設にともなうボーリング調査のための資材置き場建設着工のもくろみは、オジー、
オバーたちを先頭にした地元住民の迅速・果敢な行動によって阻止されました。それ
以来、すでに139日にわたって「命を守る会」、ヘリ基地反対協などの座り込み阻
止行動が1日も休まず継続され、工事強行はストップしています。
 しかしついに昨日9月3日、那覇防衛施設局は「住民説明会」を行い、週明けの9
月6日にも、ボーリング調査のための工事開始を強行しようとしています。しかし防
衛施設庁や那覇防衛施設局職員50人を動員して昨夜午後6時半から瀬嵩の久志支所
ホールで開催された「住民説明会」は、住民たちの「着工抗議」の場に変わりました。
ホール前には300人に上る人びとが参加して「辺野古に海上基地を作るな!」の抗
議行動が展開され、会場内でも参加者から「住民を無視した軍事基地なんか認めない」
という怒りの声が渦巻きました。
 しかし防衛施設庁・那覇防衛施設局は、こうした形だけの「住民説明会」開催とい
う体裁だけで、機動隊をも動員して週明けから、座り込む住民を暴力的に排除して工
事着工の準備を進めています。私たちは、こうした暴挙を絶対に認めるわけにはいき
ません。昨年11月に訪沖したラムズフェルド国防長官みずから「世界で最も危険な
基地」と認めていた宜野湾市の普天間基地から飛び立った米軍の大型ヘリCH53D
が、隣接する沖縄国際大学構内に墜落し、炎上するという大事故が8月13日に起こ
りました。
 この事故を契機に、沖縄では普天間基地の全面返還とともに、「代替基地」の辺野
古海上への「移設」にも反対するという声が大きく広がっています。「米軍基地と住
民の安全は両立しない。すべての米軍基地を撤去せよ」という訴えは、すでに住民世
論となっています。明日、9月5日には事故現場の沖縄国際大学で、普天間基地の全
面返還を求める大集会が開かれます。
 こうした時期に、なぜ辺野古海上基地建設のためのボーリング調査を強行しようと
いうのでしょうか。私たちは、それがもはや破綻に瀕したSACO最終報告にしがみ
つき、あくまで辺野古基地建設を強行しようとする日本政府・防衛施設庁の危機感の
現れだと判断せざるをえません。すでに米政府からもSACO報告「見直し」の声が
上がっています。普天間基地の全面返還と辺野古への新基地建設計画を放棄する機会
が訪れました。いまこそ防衛施設庁は、普天間ヘリ墜落事故の深刻性を直視し、地元
住民や沖縄の人びとの声に耳を傾けて、辺野古基地建設計画の撤回を最終的に決断す
べきです。
 私たちは、座り込みを続ける辺野古の住民、基地の全面撤去を求める沖縄の人びと
と連帯し、防衛施設庁がボーリング調査をやめ、辺野古新基地建設計画そのものを撤
回することを強く求めます。
 新しい反安保行動をつくる実行委員会・第9期(準)
 東京都千代田区三崎町3−1−18近江ビル4F/TEL03−5275−5989

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