反安保実 NEWS 第4号

反安保実の取り組みから

■6・18東北アジアの平和と歴史認識を問う集会 
     渡辺健樹
           
  


 六月一八日、「日韓条約から四〇年―東北アジアの平和と歴史認識を問う集会」が開かれ、会場の東京・豊島区民センターには一八〇人が結集した。夕方の前段池袋デモで繁華街を行き交う人たちにアピールした後、午後六時から本集会が開始された。
 はじめに呼びかけの「朝鮮侵略一〇〇年、朝鮮解放・分断六〇年、日韓条約から四〇年を問う2005年運動」から基調報告が提起された。六月二〇日の小泉首相の訪韓を控え、日本の民衆の立場から小泉への批判と要求として、@靖国・教科書・「竹島」―日本の進路をめぐり鋭く問われる歴史認識問題、Aあらためて四〇年目の日韓条約を問う―加害の歴史の清算を、B朝鮮半島の南北分断と日本の責任―和解・平和・統一への努力を支持し、寄与しよう、C日本の戦争国家化阻止、核も米軍基地もない平和な東北アジアを、等について日本と朝鮮半島の戦前・戦後を通じた歴史的視点を踏まえて提起された。
 続いて、「歴史認識と教科書問題」について高嶋伸欣・琉球大教授が講演。高嶋さんは、「いま明治以降の日本を日本人自身がどう総括するのかをアジアの人々は注視している」と述べながら、先日のバンドン会議五〇周年式典で小泉首相は再び「お詫び」「反省」を述べたが、同じ日に多数の国会議員が靖国参拝し、中山文科相・町村外相らが妄言を繰り返している事例を挙げ、「口先ではなく行動で示せ、というアジアの人々の思いは我慢の限界となっていることを理解すべきだ」と指摘した。そして「つくる会」歴史・公民教科書について、侵略の美化・正当化と自国中心主義などの問題点を具体的に挙げ、とくに日本が独力でヨーロッパの支配から免れたかのような視点への批判として、インド・中国・朝鮮の抵抗こそが列強に多大なコストを強い、政策転換を余儀なくさせたことが影響したと指摘し、「つくる会」教科書を採択させない働きかけを各地域で強めようと提起した。
 集会はさらに、米軍再配置・基地強化との闘いに移り、沖縄・辺野古の闘いについて沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの木村事務局長から、神奈川のキャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部移転問題と反対運動について岩本香苗・相模原市議から報告を受けた。
 会場のひときわ大きな拍手の中を、韓国・平澤(ピョンテク)からのゲスト、シン・ジョンウォンさん(米軍基地拡張に反対するペンソン住民対策委組織局長)、チョン・テファさん(デチュ里老人会会長)が登壇した。駐韓米軍再配置計画の焦点の一つで、基地拡張計画が進められ、お二人が住むペンソン地区では二八五万坪が拡張予定となり、村も田畑も奪われようとしている。「今でも年間七〇〇件もの米軍犯罪があり、民家に銃弾も飛んでくる」「日本軍基地に土地を追われ、今度は米軍が土地を奪おうとしている」と訴え、この間の三〇〇日を越える座り込み・ロウソクデモなどの闘いの様子がつぶさに報告された。沖縄などと同じ問題を抱え闘っている韓国ゲストに、連帯を込めて大きな拍手が起こった。
 VAWW―NETジャパン、脱WTO草の根キャンペーン、韓統連のアピールを受け、最後に発言者全員が登壇。韓国式と日本式のシュプレヒコールでエールを交換し、ともに連帯して闘うことを確認しあった。
  渡辺健樹(日韓民衆連帯全国ネットワーク)

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