反安保実 NEWS 第1号

 反安保実の取り組みから
  幾つもの団体と共闘し、様々な取り組みを多様に展開
              山本英夫
  


 第9期を立ち上げた以降の私達は、幾つもの諸団体との共闘を課題ごとに追求してきた。以下簡単にふりかえる。
 第一は、前期から継続してきた辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会(二〇団体)による毎週月曜日夜の防衛施設庁・防衛庁に対する抗議行動だ(〇五年一月四日を除く)。同実行委員会は一〇月二四日午後、一一月二八日午後、新宿駅西口で街頭情宣活動を行った。また一〇月二五日(沖縄)県民会議東京行動に連帯する一日行動が取り組まれ、関係省庁行動などが行われ、夜は同代表団報告会が新宿の牛込箪笥区民ホールで開催された。さらに一二月一一日午後、海上基地建設を止めよう!集会が渋谷の宮下公園で約二五〇人が参加して取り組まれた。この集会とデモは辺野古現地での攻防がより激しさを増し、防衛施設局側によって、反対派の仲間達に負傷者が出る状況下で行われたのだ。
 第二に、イラクも朝鮮半島にも平和を!10・23シンポジウムがある。これは二〇〇五年が朝鮮侵略 一〇〇年、朝鮮解放・分断六〇年、日韓条約から四〇年にあたり、その前段の集会として多くの団体、諸個人によって実行委員会が結成された。シンポのパネリストに当実行委員会から池田五律が参加し、米軍再配置と日本の戦争国家化について発言した。
 第三にイラク占領・派兵反対などの取り組みが多数行われた。
 先ず一〇月一三日夜のネコババ会議粉砕!10・13集会とデモだ。これは日本政府がイラク復興会議を主催することに対する抗議のデモであり、戦争ビジネスをやめろ!、すべての占領軍はただちに撤兵しろ!を併せて取り組んだ。同実行委員会は海外派兵をやめろ!戦争抵抗者の会、医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議、障害者・介助者反戦、靖国解体企画、有事立法\改憲阻止反帝国際連帯反戦闘争実行委員会、そして私達の六団体が呼びかけて結成された一日共闘だ。当日の参加者は約一三〇名。
 一〇月下旬、イラク現地で香田証生君が何者かに拉致され、自衛隊の撤退を要求された小泉首相が「テロリストには屈しない」と発言し香田君を見殺しにする状況が現出した。これに対して、戦争抵抗者の会が呼びかけ、一〇月三一日午後、中野で緊急集会とデモが行われた(約五〇名)。これに私達も参加した。
 一一月一〇日夜、ファルージャへの軍事作戦に抗議し停止を求める集会が戦争反対・有事をつくるな!市民緊急行動などの呼びかけでアメリカ大使館近くのJT前で開催され、私達も参加し抗議の声をあげた(約二五〇名)。
 一二月五日午後、小泉は自衛隊を撤退させろ!出て来い小泉12・ 5仮公邸デモを10・13と同じ枠組みで取り組んだ。恵比寿公園から五反田駅までのデモの後、仮公邸近くまで要請行動を整然と貫徹し、代表が仮公邸の門前に多数の要求書をつきつけてきた。なお当実行委員会も要求書を提出。
 第四に、防衛庁が朝霞駐屯地で行った観閲式に対して、観閲式反対!自衛隊はイラクから即時撤退せよ!11・7練馬集会が開催された。この実行委員会に私達も賛同し、当日は練馬側、朝霞側(別の実行委)の集会にもそれぞれ参加した。
 第五に、武器輸出に踏み込む経団連に対し、他団体とも共同でデモ等に取り組んだ(13頁参照)。
 第六に、一二月六日夜、防衛庁制服組が自民党の憲法草案に関与していたことが発覚したことに対して、「許すな憲法改悪!市民連絡会」が呼びかけた防衛庁抗議行動が行われた。私達も賛同するとともに糾弾の声明を防衛庁に提出した。
 ということで今日まで忙しい日々が続いており、〇五年はますます大変な事態になるだろう。 (やまもと ひでお/実行委)

 イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委員会(反安保実IX)
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