【メディア情報】 琉球新報(01月04日〜01月08日)、東京新聞(01月10日)
   久間長官「滑走路1本でもいい」 県首脳「弾力姿勢」と歓迎
   V字形変更なし 普天間代替で19日に協議会 
   
V字形案のまま海側に 普天間移設
     


(一言)
 年が明けて、辺野古新基地建設(普天間代替施設)の議論が騒がしくなった。昨年暮れに開催された2回目の普天間移設措置協議会を受け、いよいよということか。しかし、県知事の公約「3年以内の普天間閉鎖状態」、「現行のV字案は認めない」があり、政府をゆさぶっているよう。久間長官の発言もちぐはぐ。それでも、 政府は、藻場移植調査や環境アセスメントなどできることはどんどん進めようとしている。辺野古新基地建設(普天間代替施設)はV字案、I字案、V字海側案?

○琉球新報(01月04日 朝)
久間長官「滑走路1本でもいい」 県首脳「弾力姿勢」と歓迎
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-18412-storytopic-3.html
 久間章生防衛庁長官が普天間飛行場移設でV字形滑走路に固執しない考えを示したことについて県首脳は3日、「弾力的な姿勢は高く評価したい。従来の『(代替施設の位置を)1センチたりとも動かせない』という政府の姿勢なら協議は決裂だが、県民が納得できる対応が形として示されるなら、合意形成はできるはずだ」と述べ、移設案修正の可能性を歓迎した。

○琉球新報(01月07日 朝)
普天間移設V字案、藻場移植調査へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-20247-storytopic-3.html
【東京】防衛庁は米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部移設で影響を受ける藻場について、別の場所に種子を移植し、育成させることが可能かどうかを検討するための文献調査を実施する。 2006年度の補正予算案に調査費1000万円を計上しており、25日召集の通常国会で予算成立後、年度内にも業者を選定し、調査に着手する。同庁は「代替施設建設によって影響を受ける藻場への対応を考える必要がある」と説明している。…。
○琉球新報(01月08日 朝)
V字形変更なし 普天間代替で19日に協議会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-20267-storytopic-3.html
仲井真弘多知事は7日夜、来県した鈴木政二官房副長官と那覇市の沖縄ハーバービューホテルで会談し、19日に第3回の普天間移設措置協議会を開催することを確認した。会談で鈴木氏は「政府としてはこれまで通り、(日米で)合意したV字案で進めたい」と移設計画に変更がないことを強調し、V字形滑走路案に修正の可能性を示唆した久間章生防衛庁長官の発言を否定した。これに対し仲井真知事は記者団に「現行のV(字案)は認めないという選挙で公約したスタンスは変わっていないことを申し上げた」と強調した。
 政府は移設作業を急ぐため今月中にも環境影響評価(アセスメント)の手続きを開始する意向で、次の協議会で地元の理解を求める見通し。
…。 V字案見直しを示唆した久間長官発言をめぐっては塩崎恭久官房長官、麻生太郎外相らが5日の記者会見で、政府案を変更する考えがないことを強調していた。
○琉球新報(01月08日 朝)
足並み乱れに不信感を表明
会談終了後、仲井真知事は記者団に、久間防衛庁長官がV字案に固執しない考えを表明しながら、塩崎官房長官らが否定したことを念頭に「一体どういうことかと思う」と、政府内の足並みの乱れに不信感を表明した。

○東京新聞(1月10日 朝)
V字形案のまま海側に 普天間移設
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070110/mng_____sei_____002.shtml
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、同県が防衛省(旧防衛庁)に対し、昨年五月に日米合意したキャンプ・シュワブ(名護市)沿岸部にV字形滑走路を建設する「V字形案」を微修正する提案を行っていたことが九日、分かった。具体的には、反対派の妨害が排除できる「制限水域」の範囲内で滑走路を海側にずらす。県側の具体的な修正案が明らかになったのは初めて。
 これは同県の仲里全輝副知事が八日、東京都内で同省の守屋武昌事務次官と会談した際、提示した。仲里氏は「V字形、制限水域内であれば微修正の範囲内だ。日米合意を変更する必要もなく実現可能性が高い」と修正を真剣に検討するよう要請した。制限水域は米軍が管理する水域で、一般の船舶は入れない。
 また、仲里氏は、県側が同意できる案の見通しがつくまでは、移設のための環境影響評価(アセスメント)などの手続きに着手しないよう要望した。これに対し、守屋氏は明確な返答はしなかったという。
以上

連絡先
新しい反安保行動をつくる実行委員会第10期(反安保実X)
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