夫婦強盗殺人で死刑確定へ 高橋被告の上告棄却

 横浜市鶴見区で金融・不動産業者の夫婦を殺害し現金を奪ったとして強盗殺人罪に問われた元電気工事業高橋和利被告(71)の上告審判決で、最高裁第3小法廷は28日、1、2審の死刑判決を支持し、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。
 堀籠幸男裁判長は判決理由で「金目当ての計画的な犯行で、罪は極めて悪質だ。なんら落ち度のない2人の命を奪った結果も重大で、死刑はやむを得ない」とした。
 判決によると、高橋被告は1988年6月20日、融資を受けていた鶴見区の金融・不動産業尹仁鉉さん=当時(65)=の事務所で、尹さんと妻小林ハツ子さん=同(60)=をバールのようなもので殴って殺害し、室内にあった1200万円を奪った。
(共同通信) - 3月28日11時32分更新