北陵クリニック事件と熱海冤罪事件

人権と報道・連絡会10月定例会

10月17日(月)午後6時から
日本ビルヂング5階・同志社大学東京オフィス

大手町(地下鉄東西線大手町またはJR東京駅八重洲口から地下道でB8出口、日本ビル地下商店街エレベーターで5階へ)。

「北陵クリニック事件・控訴審の現状」と「熱海冤罪事件・控訴審判決」について、 報告を受けます。

北陵クリニック事件
北陵クリニック事件の裁判は、現在仙台高裁で控訴審が開かれていますが、非常に厳しい状況です。7月20日の第3回公判では、弁護側が申請していた証拠調べについて、裁判長が「迅速審理のため」と称してすべて却下、被告本人尋問も却下し、弁護側に「次回公判での最終弁論」を求めるという強引な訴訟指揮を行いました。
弁護側はこれを拒否し、証拠調べ継続を求めていますが、メディアはこうした裁判状況の報道に消極的です。
例会では、阿部泰雄弁護士から控訴審の現状・今後の闘いについて、メディア問題も含めて報告していただきます。

追記: 10月5日、仙台高裁は、被告人・弁護人の激しい抗議を押し切り、結審を宣告しました。現在、弁護側は裁判官の忌避を申し立てています。
強引な結審について(新聞報道)


熱海冤罪事件
熱海冤罪事件は9月15日、東京高裁で控訴審判決がありました。判決は一審判決を破棄、・「窃盗」については無罪・通帳の引き出しについては、本人の同意がなく、一部を除き詐欺罪が成立し、有罪・・として懲役6月(執行猶予つき、一審・懲役10月より減刑)という内容でした。一審で、本人が「人質司法」からやむなく認めた「窃盗」を無罪としたのは大きな成果です。例会では、被告Sさんを支えてきた山本麻衣子さんから、判決の概要・今後の取り組みなどについて報告していただきます。  

人権と報道・連絡会