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そういう暖かい恰好はできません  2008年1月24日

1月24日(木)ゴビンダさん面会に行って来ました。
午後一番に行くつもりだったのですが、用事ができて、けっきょく面会受付締切の20分ほど前、3時40分頃になってしまいました。しかしゴビンダさんによれば、この日は入浴日なので午後2時に仕事が終わり、入浴してさっぱりし、房に戻ったところで面会があったので、タイミングが良かったということです。午後1番に行っていたら、ゴビンダさんの入浴が遅れるか、入浴が終わるまでこちらが待たされることになった可能性があります。
冬場は入浴は週に2回だそうです。木曜日のほか、あと一回が何曜日か聞いてくれば良かったと後から思ったんですが、聞きそびれました。

彼はいつものように穏やかな表情に笑みを浮かべて面会室に入ってきました。今回はとくに重要な用件もなかったので、四方山話に終始しました。
家族のことで気になることある?といったら、いの一番に言ったのは「ラダさんのノドの手術はどうなりましたか」ということでした。ラダさんが手術することになっているけれど、その経過が伝わっていないようで、心配しているようでした。

今年は年賀状が70通くらい来たそうです。宅下げしてあるので、当選番号を調べてください、と言っていました。昨年みたいな幸運があるといいですが。

彼は薄手のジャンパーのようなものをはおっていましたが、それは面会のときだけ着せてもらうもので、通常は冬でも薄手の衣服を何枚か重ね着しているだけのようです。ジャンパーの下をチラリと見せてくれましたが、かなりお粗末で薄手の灰色の上っ張りのようでした。彼はおおぜい一緒に袋貼りのような単純作業をしているようです。その広い工場の中にストーブが2台しかないのでとても寒い。でも幸運なことに、自分の席はそのたった2台のストーブのうちの1台のすぐそばなので、仕事中は温かい。でも、居室に戻ってくるととても寒くてたまらないと言っていました。寒さをしのぐためにも、ストレッチなどの運動を房の中で一生懸命やっているそうです。
僕が着ていたダウンジャケットを見て「そういう暖かい恰好はできません」とぽつりと言っていたのが、とても胸に堪えました。いつも「これ以上、こんな場所で自分の人生を無駄にしたくない」と言っているゴビンダさん。一日も早く本当の春が来るように、もっと何ができるか考えさせられます。
今井恭平