無実のゴビンダさんを支える会

Justice for Govinda Innocence Advocacy Group

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はじめて会ったゴビンダさん  2006年9月14日

今年5月からの受刑者処遇法施行により、面会・手紙のやりとりの制限が緩和されました。今回は、未決時代から面会に行っていた人だけでなく、初対面の支援者も面会が実現。後藤卓美さんが横浜刑務所を訪ね、ゴビンダさんに会ってこられました。横浜刑務所当局の、柔軟で前向きな対応に感謝します。
しかし、他の刑務所では必ずしも制限緩和が十分でない実態もあります。支える会では、これからも、一人でも多くの支援者の面会が実現するように努力していきますので、よろしくお願いします。
以下、後藤さんからの面会報告を掲載します。
 9月14日午後くもり。こんど面会希望者にたいする規制が、かなり緩やかになったということで、客野女史に先導されて片川さんと私の三人でゴビンダさんに面会することになった。私は、一審二審の判決文と新潮文庫にある佐野眞一氏の二冊の本ぐらいは読了していたが、この間とりたてて運動支援はしてこなかった。
 かなり(久しぶりに)緊張した−−−入口にある控え室から、三つの面会室の横にある控え室へ移動。しかし待ち時間は僅少だった。
 プラスチックの仕切り板の向こうにあらわれた体格のいいゴビンダさん。以下印象記。
 まなざしも、話す日本語もしっかりしていて、ナントモ落ちつきのある人でありました。
 向こう側ではなくこちら側、即ちこのシャバで何不自由なく暮らしている私たち俗人にも老成はムズカシイのに、彼には"老成"の二文字も妥当すると思われた。(拘禁性精神的失調はなくなったのですか?!)
 ワタシハ ホントニ ナニモヤッテイマセン。ミナサンノオウエン オネガイシマス。
 今の労働(懲役)は、デパートがお客にくばる買い物袋を作る作業とのこと。仕事になれてくれば、拘禁性の疾患があっても、労働によって多少は"救われる"という面が出てくるのかもしれない。支援者の層を厚くして、とくに若い人達の参加を促していきたい。
後藤卓美(59)大学院生

文中アンダーラインを付した箇所は、原文では傍点です。(事務局)