無実のゴビンダさんを支える会

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ネパールからの新聞雑誌が待ち遠しい  2005年8月23日

客野です。

 今日の午後、ゴビンダさんに面会してきました。
 午後12時40分に受付をすませ、50分から中の待合室へ。1時から面会開始。今日は先客が1人だけだったので、ほとんど待たさることなく面会室に呼ばれました。
「暑いのに、来てくれてありがとう」ゴビンダさんは、涼しげな水色の半袖作業服を着て出てきました。
「先週はお盆のため仕事が休めたのはよかったけど、何もすることなくて退屈しました。読むものも何もなくなっちゃって。今度、ネパールからの新聞雑誌はいつ来ますか?」と訊くので、「31日にならないと届かないので、それまでこれでがまんして」と、昨日、西小山のネパール雑貨店で入手した新聞と雑誌3冊を窓越しに見せました。すると、「ちゃんと買ってきてくれたんだ。エライ、エライ!」と大喜び。
 でも、新聞はすぐに入れてくれるけれど、雑誌は手元に届くまで3ヶ月もかかるのだそうです。どうしてそんなに時間がかかるのかわかりませんが、そのあたりの事情も考慮して、これから読み物をきらさないように注意してあげないといけませんね。

 家族に手紙を書かなくちゃと気にしながらも、家族のことを思い出すのがつらくてなかなか書けずにいたけれど、ようやくラダさんへの手紙を書いて、4日に客野宛に送ったとのこと。しかし、今日現在、まだ届いていません。ネパール語なので、検閲に時間がかかっているのでしょう。ラダさんからも、来日する知り合いに手紙を託送するようなことを聞いていましたが、それもまだ届いていません。ネパールの家族との文通は、いろいろな事情があいまって、なかなか難しいです。やはり当面は蓮見さんはじめネパール語の話せる方々から、ラダさんとの電話で仲介していただくのがベストのようです。 (蓮見さんからの手紙は、所要4日でゴビンダさんに届いてるそうです)。

 山田会長からのメッセージを読みました。 「いつも気にかけています。ぜひとも、未来への希望を捨てず、健康に留意しながら頑張ってください」
 これを聞いたゴビンダさんは、再審の状況について、神田先生から17日に説明があった。今度の裁判官は、「この事件は有名だし、裁判の経緯も承知しているから、慎重に審理する」と言ったとのこと。ショルダーバッグのDNA鑑定をしてくれれば、私は絶対に触れていないのだから、私が無実だということが証明されるはず。まだ時間がかかるけど、そこに期待をかけてがんばりますと言っていました。
 10日に瑞慶覧さんが面会に来てくださって、救援会からの支援金をいただいた。お礼の手紙(どんなふうに書いていいか迷って、まだ書いていないけれど)、近いうちに必ず書いて送りますとのこと。

 熊野さんからのメッセージも読みました。
「7月29日から3週間ほど休暇でアメリカに行っていました・・・(中略)・・・この夏はずっと暑さが厳しかったそうですね。ゴビンダさんは体の調子はどうですか?食欲ありますか?眠れますか?どうか体に気をつけてしっかり夏を乗り切ってください」

「暑いから食欲はあまりないけど、まだこんなに太ってるから、大丈夫」と、おなかをたたいてました。
 変化のない生活だから、一人で部屋にいると、どうしても家族のこととか、裁判のこととか、いろいろ心配な事ばかり考えて、眠れなくなっちゃう」のだそうです。「私たちは、ゴビンダさんのことも家族のことも、大切に思っている。どうしても困ったことがあれば力になるから、私たちを信じて、今夜は安心してぐっすり眠ってください」と言って、窓越しに手を合わせて別れました。
 次回は、9月20日(火)を予定しています。