
てぶくろくんのおはなし
レオニート・チシコフ/絵
マリーナ・モスクヴィナ/文
鴻野わか菜/訳
2025年7月刊行
定価2200円+税
B5変上製・96頁
ISBN978-4-7738-2509-1 C0771
自分にとっての宝物を探す、
すべての人に捧げる物語
手袋職人の辰吉うっかりつくってしまった、片方だけの手袋。ひとりぼっちのてぶくろくんは、世界のどこかにいるかもしれない相棒の手袋を探す旅に出ます。てぶくろくんは、たどり着いたお寺で読み書きを学び、困っている村を助けるために龍と戦い、大きな船に乗って海を渡ってアメリカへ。そして宇宙船に乗って月へ飛び出します。
波乱万丈のてぶくろくんの冒険は、東かがわにおける手袋産業の育て親、棚次辰吉という実在の人物をモチーフにした物語です。本書は「瀬戸内国際芸術祭2025」で東かがわ手袋ギャラリーを舞台に制作されたレオニート・チシコフとマリーナ・モスクヴィナによるアート作品に呼応してつくられた絵本で、「たくさんの思いが編み込まれた手袋は、世界をこえて宇宙にも届く」というメッセージが込められています。
[瀬戸内国際芸術祭2025]
夏会期 8月1日(金)-8月31日(日)
秋会期 10月3日(金)-11月9日(日)
瀬戸内国際芸術祭の作品展示会場のひとつ、「東かがわ手袋ギャラリー」は、日本一の手袋産地として知られる香川県・東かがわ市の手袋づくりの歴史と、現在に続くものづくりの息吹を体感できる場所。レオニート・チシコフとマリーナ・モスクヴィナがこの場所のために手袋をモチーフにしたアート作品を展開。
すべての人に捧げる物語
手袋職人の辰吉うっかりつくってしまった、片方だけの手袋。ひとりぼっちのてぶくろくんは、世界のどこかにいるかもしれない相棒の手袋を探す旅に出ます。てぶくろくんは、たどり着いたお寺で読み書きを学び、困っている村を助けるために龍と戦い、大きな船に乗って海を渡ってアメリカへ。そして宇宙船に乗って月へ飛び出します。
波乱万丈のてぶくろくんの冒険は、東かがわにおける手袋産業の育て親、棚次辰吉という実在の人物をモチーフにした物語です。本書は「瀬戸内国際芸術祭2025」で東かがわ手袋ギャラリーを舞台に制作されたレオニート・チシコフとマリーナ・モスクヴィナによるアート作品に呼応してつくられた絵本で、「たくさんの思いが編み込まれた手袋は、世界をこえて宇宙にも届く」というメッセージが込められています。
[瀬戸内国際芸術祭2025]
夏会期 8月1日(金)-8月31日(日)
秋会期 10月3日(金)-11月9日(日)
瀬戸内国際芸術祭の作品展示会場のひとつ、「東かがわ手袋ギャラリー」は、日本一の手袋産地として知られる香川県・東かがわ市の手袋づくりの歴史と、現在に続くものづくりの息吹を体感できる場所。レオニート・チシコフとマリーナ・モスクヴィナがこの場所のために手袋をモチーフにしたアート作品を展開。
【著者紹介】レオニート・チシコフ(レオニート・チシコフ)
1953年生まれ。ニージニー・セルギ(旧ソ連)出身。現代ロシア美術を代表するアーティスト。パスタ、古着などの身近な素材を使った作品制作や、月のオブジェを世界各地で撮影するプロジェクト、アーティストブックや戯曲など多くのジャンルで活躍している。瀬戸内国際芸術祭やいちはらアート×ミックスなどの日本の芸術祭でも作品を発表。絵本に『かぜをひいたおつきさま』(徳間書店)、『そらにかえったにゅうどうぐも』(成山堂書店)など。
【著者紹介】マリーナ・モスクヴィナ(マリーナ・モスクヴィナ)
1954年生まれ。モスクワ出身。モスクワ大学ジャーナリスト学部卒業。風変わりだが幸せな一家を描いた代表作『ぼくの犬はジャズが好き』(小学館)は各国語に訳され、国際アンデルセン賞佳作賞を受賞。絵本『ワニになにがおこったか』(偕成社)などの数々の作品によって児童文学作家として人気を博する。世界中を旅する冒険家でもある。北極、ネパールなどの旅行記や、日本の旅の印象をユーモアをまじえて描いた『枕草子』などの旅行記でも知られる。
【著者紹介】鴻野わか菜(コウノ・ワカナ)
1973年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。ロシア東欧美術・文学・文化研究。単著に『生きのびるためのアート―現代ロシア美術』(五柳書院)、編著書に『カバコフの夢』(現代企画室)、『現代ロシア文学入門』(東洋書店新社)など。