現代企画室

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人類の選択のとき
地球温暖化と海面の上昇 生命圏の崩壊はすでに始まっている

岡留 恒健/著
2014年10月刊行
定価1500円+税
4-6上製・152頁
ISBN978-4-7738-1421-7 C0036

国際線のパイロットとして、地球レベルにおける温暖化と生物の保存との関係に注目。
広く人類の課題である温暖化を防止する方途としても一読に値する良書。
緒方貞子(国際協力機構特別顧問)

国際線パイロットとして大空から、登山家として世界の高峰から、著者は地表や大気の変化、とくに氷雪の減少に気づき原因を調べはじめる。そして「1980年頃を境に、人類の大量消費は地球の限界を超えた」との結論に達した。本書は、著者が40年にわたって学び、考え抜いた地球の温暖化問題を、著者も含む「非専門家」に向けて平易に説いた警鐘の書であり、同時に、終の棲家と定めた里村での暮らしから得た「循環の思想」に立ち、美しい地球を続く世代にのこすための方策を述べた提言の書である。

【著者紹介】岡留 恒健(オカドメ コウケン)

1934年、福岡県福岡市に生まれる。1956年~ 1957年、テニスのデビスカップ日本代表。慶應義塾大学卒業。日本航空に地上職で入社、5年後に熱望し操縦士に転向、機長。約30年、日本航空を通じてユニセフ普及に従事。元日本ユニセフ評議員。夢みるこども基金元理事。1986年、エベレスト登山、酸素ボンベは不使用。現在、山梨県北杜市に住む。著書:『機長の空からの便り―山と地球環境へのメッセージ』(山と溪谷社、1993年)、『永い旅立ちへの日々』(現代企画室、2012年)