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屍集めのフンタ

フアン・カルロス・オネッティ/著
寺尾 隆吉/訳
2011年1月刊行
定価2800円+税
4-6上製・328頁
ISBN978-4-7738-1101-8 C0097

『百年の孤独』のマコンドのように、

『ペドロ・パラモ』のコマラのように、

南米の某国に設定された架空の小都市、サンタ・マリア。

そこに、売春宿を持ち込もうと蠢く人物群、

市議会が許可した売春宿設置が気に入らぬ「紳士同盟」などの動き。

特異な幻想空間のなかで繰り広げられる、壮大な人間悲喜劇!

【著者紹介】フアン・カルロス・オネッティ(オネッティ,J.C)

1909年ウルグアイの首都モンテビデオの生まれ。中等教育すら終えずに、歯科医院の受付、タイヤ販売会社の職員、左官屋など、文学とは縁遠い職を転々としながら創作を始める。1930年にブエノス・アイレスに移り住み、ジャーナリズムで糊口をしのぎながら、ロベルト・アルルトやエドゥアルド・マジェアらと親交を深める。1939年に中編小説『井戸』を発表。1950年代半ばまでブエノス・アイレスとモンテビデオを往復しながらジャーナリズムをこなす一方、『はかない人生』(1950)、『恐ろしい地獄』(1957)などの長編小説を執筆、1961年に発表した『造船所』の成功により「ラテンアメリカ文学のブーム」に合流する。1955年四度目の結婚で生涯の伴侶ドリーを得た後、1957年から75年までモンテビデオ市文芸局図書館責任者を務めたが、74年軍事政権下で投獄され、翌年マドリッドに亡命した。1980年セルバンテス賞受賞。その後体調を崩したものの、1994年に没するまで『その当時』(1987)、『どうでもいい時に』(1993)などの秀作を書き続けた。

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