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グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性
いかに繋がり、いかに変えるか

上智大学グローバル・コンサーン研究所/編
国際基督教大学社会科学研究所/編
クリストフ・アギトン/著
シコ・ウィッタケル/著
秋本 陽子/著
河添 誠/著
松本 哉/著
2010年11月刊行
定価1600円+税
4-6並製・192頁
ISBN978-4-7738-1017-2 C0036

市場の論理をすべてに押しつける新自由主義に、「市民社会」はいかにして対抗するのか。

反貧困、労働者の連帯、お金に囚われないライフスタイルの提案など、国内・海外の最前線で闘う活動家が集い、「もうひとつの世界」実現のためにかわした討論の記録。



「世界社会フォーラム」「素人の乱」「反貧困ネットワーク」「ATTAC」など、注目すべき「対抗」運動の実践をわかりやすく紹介。

経済・通信のグローバル化は、新自由主義とセットで世界の分断を押し進めるだけではなく、これまでにない広がり、柔軟性もつネットワークで人びとを繋げる可能性をもつ。

不況・貧困のただ中で生きる人たちに向けた、世の中をもっと暮らしやすく変えていくためのヒント満載の書。

(本書は、2009年11月に上智大学で開催された同名の国際シンポジウムを書籍化したものです。)

【著者紹介】クリストフ・アギトン(アギトン,C.(クリストフ))

一九五三年生まれ。一七歳からLCR(革命共産主義者同盟)で活動、一九八九年にフランス・テレコムに入社、CFDT(フランス民主主義労働同盟)に加入のち除名。独立労組SUD(連帯・統一・民主)を創設。一九九三年に反失業運動AC!(失業に反対する連帯行動)、一九九六年に「失業に反対するヨーロッパ行進」、一九九八年にATTAC(市民のために金融取引に課税を求めるアソシエーション)の創設に参加。世界社会フォーラムにおいても国境を超えた社会運動のあり方を模索している。また、パリ第一大学(パンテオン・ソルボンヌ)にてインターネットと社会について教鞭をとる。

主著:『「もうひとつの世界」への最前線—グローバリゼーションに対して立ちあがる市民たち』(増田一夫・稲葉奈々子訳、現代企画室、二〇〇九年)、『フランス社会運動の再生—失業・不安定雇用・社会的排除に抗し』(共著、湯川順夫訳、柘植書房新社、二〇〇一年)

【著者紹介】シコ・ウィッタケル(ウィッタケル,C.(シコ))

一九三一年生まれ。世界社会フォーラム設立発起人のひとりで、現在、世界社会フォーラム国際評議会およびWSFブラジル組織委員会委員。ブラジル・カトリック司教協議会(CNBB)が設立したブラジル正義と平和委員会(CBJP)代表。六四年、軍事クーデターの発生でフランスに亡命。八二年ブラジルに戻り、社会的連帯のための民衆教育運動に参加する。二〇〇六年、社会運動に貢献した人に贈られるRight Livelihood Awardを受賞。世界社会フォーラムが「オープン・スペース」であるべきだと主張する。

主著:Towards a New Politics: What Future for the World Social Forum? (Delhi : Vasudhaiva Kutumbakam, 2006),

Changer le monde [nouveau] mode, d'emploi (Paris: ditions de lAtelier/ditions Ouvrires, 2006)、 「開かれた空間としての世界社会フォーラム」『帝国への挑戦』(ジャイ・センほか編、武藤一羊ほか監訳、作品社、二〇〇五年)

【著者紹介】秋本 陽子(アキモト ヨウコ)

元東京都新宿労政事務所外国人労働相談員。移住労働者問題に取り組む過程で、二〇〇一年にATTACジャパンの設立に参加し、以来、世界社会フォーラムに参加するとともに、自由貿易および新自由主義が引き起こすさまざまな問題に取り組む。

主著:『外国人をサポートするための生活マニュアル』(英訳、スリーエーネットワーク、二〇〇七年)、『日本政府よ!嘘をつくな!』(共著、作品社、二〇〇四年)、『入管収容施設—スウェーデン、オーストリア、連合王国、そして日本』(共著、現代人文社、二〇〇一年)

【著者紹介】河添 誠(カワゾエ マコト)

一九六四年、東京生まれ。東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程中退。二〇〇〇年一二月、「ひとりでもだれでもどんな働き方でも入れる若者のための労働組合」首都圏青年ユニオンの結成に参加。二〇〇五年一一月より、首都圏青年ユニオン専従者。二〇〇六年九月より首都圏青年ユニオン書記長。二〇〇七年、湯浅誠氏(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)とともに、ワーキング・プアのための互助ネットワーク・反貧困たすけあいネットワークの結成をよびかけ、現在、同ネットワーク代表運営委員も兼務。労働運動の情報ネットワーク・レイバーネット日本の共同代表でもある。反貧困ネットワークのメンバーのひとりでもある。牛丼チェーン「すき家」の残業代不払い事件、SHOP99店長の「名ばかり管理職」問題、三菱ふそうトラック・バス株式会社川崎工場での「派遣切り」「期間工切り」、日産自動車本社での「派遣切り」などで活動をすすめている。

主著:『労働、社会保障政策の転換を—反貧困への提言』(共著、岩波ブックレット、二〇〇九年)、『生きづらさの臨界』(共編著、旬報社、二〇〇八年)

【著者紹介】松本 哉(マツモト ハジメ)

一九七四年生。一九九四年法政大学入学後、一九九七年「法政の貧乏くささを守る会」結成。学食闘争やくさや闘争などを展開したのち「全日本貧乏学生総連合(全貧連)」を結成。二〇〇一年「貧乏人大反乱集団」結成。二〇〇五年高円寺にリサイクル店「素人の乱」をオープン。六本木ヒルズでの「クリスマス粉砕集会」、放置自転車撤去に反対する「俺のチャリを返せデモ」、中古家電売買規制に反対する「PSE法反対デモ」、土地所有に反対する「家賃をタダにしろデモ」、二〇〇七年杉並区議選立候補など、既成の運動概念にとらわれない自由で創造的な行動が注目を集めている。

主著:『貧乏人の逆襲!—タダで生きる方法』(筑摩書房、二〇〇八年)、『貧乏人大反乱』(アスペクト、二〇〇八年)、『素人の乱』(共編、河出書房新社、二〇〇八年)、『さよなら下流社会』(共著、ポプラ社、二〇〇八年)

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