現代企画室

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それでも彼を死刑にしますか
網走からペルーへ——永山則夫の遙かなる旅

大谷 恭子/著
団藤 重光/序文
道浦 母都子/跋文
2010年8月刊行
定価1600円+税
4-6並製・232頁
ISBN978-4-7738-1014-1 C0032

死刑、無期、死刑。各級裁判所の異なる判決に翻弄されても「生」への希望を失わなかった永山則夫。彼には夢があった。貧しい子どもたちも、学びながら仲間意識を育てることができるような塾をつくること。理不尽な処刑を経て、いま彼の夢は遠くペルーにたどり着いた。旧版『死刑事件弁護人』から十一年、裁判員制度がはじまった現在にふたたび問う、「それでも彼を死刑にしますか?」

【著者紹介】大谷 恭子(オオタニ キョウコ)

1978年弁護士登録。第二東京弁護士会所属。日本女子大学非常勤講師。沖縄大学客員教授。内閣府障がい者制度改革推進会議委員。元東京拘置所視察委員会委員。「永山子ども基金」代表。連合赤軍(永田洋子さん)事件、金井康治君自主登校裁判、アイヌ民族肖像権裁判(チカップ美恵子さん)、地下鉄サリン(広瀬健一さん)事件、日本赤軍(重信房子さん)事件などを担当。著書に『共生の法律学』(有斐閣)、『若い女性の法律ガイド』(共著、有斐閣)など。

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