現代企画室

お問い合わせ
  • twitter
  • facebook

地のなかの革命
沖縄戦後史における存在の解放

森 宣雄/著
2010年7月刊行
定価3000円+税
4-6上製・480頁
ISBN978-4-7738-1013-4 C0031

沖縄と奄美、世界をつなぐ「消尽する革命」の大地

新史料と哲学によって明らかにされた新たなる世界史



1956年「島ぐるみ闘争」を準備し2010年の「普天間返還を求める県民大会」にまでつながる、占領下に生まれた「存在の解放」の思想とは?

「……献身のなかの変革を党派のものではなく「郷土」のものとして地下に浸みこませること——それによって基地のない未来を基地の地下に用意する。「郷土」は、そこでは所与の共同体や不変の原郷であるのではなく、基地沖縄の変革において新たにつくり出される、変革の大地である」(本書より)

【著者紹介】森 宣雄(モリ ヨシオ)

1968年横浜市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。聖トマス大学人間文化共生学部准教授。著書『台湾/日本—連鎖するコロニアリズム』(インパクト出版会、2001年)、共編著『戦後初期沖縄解放運動資料集』全3巻(不二出版、2004−05年)、『現代沖縄の歴史経験』(青弓社、2010年)、共著『台湾大地震 1935年中部大震災紀実』(遠流出版公司、台北、1996年)、『複数の沖縄』(人文書院、2003年)、『岩波講座 アジア・太平洋戦争』(岩波書店、2006年)など。

syohyo