叢書・知の分水嶺


インディアスを〈読む〉 世界史の舞台として
原広司・池田浩士ほか著/A5判・324p/84.10/2500円+税
ラテンアメリカを舞台に起こった歴史的事件をいかに読むか。歴史観の変革を迫る好著。石原保徳・菅孝行・花崎皋平・和田春樹・山崎カヲル・太田昌国ほか


 ガウディを〈読む〉
北川フラム編/A5判・336p/84.4/2800円+税
19世紀末から20世紀初頭を疾駆したカタロニアの異才アントニオ・ガウディ。その全豹を、中山公男・東野芳明・磯崎新・鈴木博之・神吉敬三・らが縦横に論ずる。


折口信夫を〈読む〉
中上健次ほか著/A5判・288p/81.12/2000円+税
人文科学全域に多大な影響を与え続ける折口とは何物か?折口学の魅力を多角的に解きあかす論集。白川静・泰恒平・藤井貞和・鈴木満男・松田修・饗庭孝男ほか。


小林秀雄を〈読む〉
大江健三郎ほか著/A5判・286p/81.5/2000円+税
小林秀雄の登場をまって、近代批評は確立した。人間を問い続けたその思想を解読し、新たな〈知〉の出発点に据える。山口昌男・前田愛・吉本・柄谷・樺山ほか。


吉本隆明を〈読む〉
埴谷雄高著/A5判・286p/81.3/2000円+税
拠るべき原理が見失われている時代にあって人間・国家・思想・文学の原理を営々と問い続ける吉本思想の骨太さに真っ向から挑む論稿群。鶴見/橋本/鮎川ほか。