思想・哲学

モグラ叩き時代のマルキシズム
菅孝行編/46判・286p/85.5/1500円+税
マルクス葬送の大合唱に迎合せず、真摯にマルクスを読み直す人々[広松/伊藤/山之内/福岡/花崎/網野/山崎/柴田/沖浦/小谷/梶村/岡村/河宮]と編者が問答する。



現象学のデフォルマシオン
リチャード・カーニー編 毬藻/庭田/松葉訳/46判・248p/88.5/1800円+税
リクール、レヴィナス、マルクーゼ、ブルトン、デリダ――現象学から出発し、それと決別し、新たな思想領域に挑む刺激的な現代思想家との対論。 「現象学のデフォルマシオン」表紙



[復刻]ジャズ宣言
平岡正明著/46判・272p/90.10/2200円+税
60年代……当時浮上しつつあった「第三世界」論を背景に、時代を必死に、したたかに、かつ楽しく生きぬいた若き精神の鼓動をすくいとった革命的ジャズ論。 「復刻 ジャズ宣言」表紙



主体の後に誰が来るのか?
バリバール/デリダ/リオタールほか 鵜飼哲・港道隆ほか訳/A5判・352p/96.3/3800円+税
<主体性の批判、あるいは脱構築>に向けて編まれた複数の著者による論考群。「戦後50年」の日本の現在と本テクストを架橋する港道隆氏の解説を付す。 「主体の後に誰が来るのか?」表紙



歓待のユートピア  歓待神(ゼウス)礼讃
ルネ・シェレール著 安川慶治訳/A5判・288p/96.10/3500円+税
人はなぜ、自分と異なる者を排除せずにはいられないのか。あらゆる形で歓待を制限する時代風潮に抗して、国家理性への反逆としての「歓待の精神」を考える。 「歓待のユートピア」表紙



国家を越える市民社会  動員の世紀からノマドの世紀へ
斉藤日出治著/A5判・280p/98.12/3200円+税
20世紀を特徴づける、国民国家による市民社会の動員体制の時代は終わりつつある。自己反省能力を備えた<ノマド>的個人が主体となるオルタナティブを論じる。 「国家を越える市民社会」表紙