北川省一の本
良寛、〈独遊〉の書
北川省一著/46判・210p/93.8/1600円+税
良寛を生んだ辺境・越州。そこで法華聖、のちには捨聖となった良寛。その物外遊戯の世界に分け入って、妖艶にして枯淡な良寛「書」の魅力を語る。


光を、もっと光を!
北川省一著/46判・222p/91.10/1500円+税
70年安保を目前に、何かが変わる、変わらなければならないと、誰もが思った。受験を控える主人公・横山健一は、ある日、密かにたった一人のテロ行為を決行する。


良寛、法華聖への道 
北川省一著/46判・248p/89.4/1450円+税
これまで明かされることのなかった良寛若き日の謎=宗門追放の経緯とその後の漂白、やがて至る騰々の日々を綴って、法華聖への道を生きた良寛の姿を描く。


良寛と子どもたち 親と教師のために
北川省一著/46判・220p/88.1/1200円+税
良寛研究のかたわら、子どもたちに童話を語り続けてきた著者が、良寛の歴史的実在に迫りながら現代の教育の荒廃に多くの示唆を与える。


宮沢賢治と沙門良寛 北国の生んだ二人の法華者
北川省一著/46判・220p/86.6/1500円+税
百年の歳月に隔てられた北国の二人を結ぶ、時空を超えた法華経の世界。良寛研究を通じて法華経に出会った著者が綴る、それぞれの時代と人生、秘められた愛・・・・。


三儲軍談 北方派遣軍摩下の勇士は語る
北川省一著/46判・189p/84.9/1200円+税
自称サンチョパンサが、中千島守備隊の一兵卒として応召。大東亜聖戦の「聖なるもの」を時に「性なるもの」として語る、おかしくて哀しい二等兵物語。


越後・柏崎・風土記 
北川省一著/46判・206p/81.2/1500円+税
著者の自伝的小説集。遥かに遠くなつかしい大正中期の柏崎郊外の貧乏長屋に生きる庶民の姿が、次郎少年の目を通して浮かび上る。