あなただけの1冊の本をつくる楽しみ
現代企画室では、自費出版を希望される方々の相談に応じています。
小説、歌集、句集、旅行記、自叙伝、日記、画集、展覧会カタログ、写真集、随筆集、学術書など、どんな分野の本でもお引き受けして、ご希望に応じた、しっかりした美しい本をつくります。

長年、美術書・美術作品集も手がけてきていますから、専属のデザイナーが造本に心を砕きます。印刷部数も、まわりの方々にお贈りすることに限定する少部数でも、ご予算によっては書店に配本できるだけの、ある程度の部数でも、どんなケースも可能です。

原稿の内容と分量を検討したうえでのお見積りから作業は始まります。

どうぞ、お気軽にご相談ください。
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これまでに現代企画室がお手伝いした自費出版刊行物のなかから、
いくつかをご紹介します。いずれも非売品です。
『父の庭』
 企画・編集をされた棚橋美知代さんの言葉
「この本のタイトル『父の庭』には、いろんな思いがあります。父のカメラの趣味は、十代の頃すでに始まっていたようです。

現像も焼き付けも自宅でやって手伝わせてくれた幼い日々を思い出します。六八歳で現役を退いてから花や鳥への興味も次第に増して、自分が庭で育てた植物をカメラに収めるようになりました。

日本野鳥の会に入会し、庭に来る鳥の名前にも詳しくなり、瞬間の形を得意のカメラで撮らえては楽しんでいました。

引退してから約二十年間、生き物の温かい観察者であり、又、母の俳句の優しい批評家であった父の心の世界を「庭」として、この度この本を皆様にお届けします。」

植川千代さんの俳句のいくつかをご紹介します。

夏椿落つ白妙のままはずみ
白牡丹弁開く時葉を揺らし
菜の花畑ふとせり上がる没り日燃え
飛び翔つか片栗の花強く反り


雑草の声:宮沢賢治の作品を通して聖書に親しむために』
木村百代著

 目次 

日本の児童文学の周辺
無意識と言葉
クラムボンの世界   
寓話を超えた動物たちの物語
イーハトブと岩手
風の又三郎と高田三郎 
銀河鉄道の夜    
作品から見た賢治の女性観
セロ弾きのゴーシュ
農民芸術概論綱要

 あとがき
「十数年前になる。普通電車しか止まらない私鉄の小さな駅のプラットホームで、汚れた作業着を着た中年の男が、大声で大演説をしているのに出会った。

永田町の先生方からは聞いたことがないしっかりした内容で、政治、経済、学校教育などつぎつぎに自分の考えをはきだしている。どうしようもない口惜しさがあふれた彼の演説を聞きながら、どんなに立派な考えを持ち、どんなに大声を出しても、相手が線路ではどうにもならない、ではどうすればいいか、一介の主婦に過ぎない私になにができるか、たとえ力がなくても線路に聞かせえ終わりにするようなことだけはしたくない、そんなことを考えていた。

いま振返ってみるとこれこそ真正の雑草の声である。彼の演説を聞いたのは線路だけではなかった。少なくとも彼は声をあげて言葉にしたのである。それをわたしが聞き、考えた。わたしたちひとりひとりの力はその程度でしかない。しかしいつかそれがひとつになり大きな力になる。私はそれを信じている。(以下略)」


『医療ノート』
木村健一・工藤明人著

目次から
症例研究 
欲求不満テストより見たアルコール中毒患者の性格傾向「山谷地域」労務者の肝機能障害について
いわゆる「ジャパゆきさん」にみられた急性幻覚妄想状態と悪性症候群
急性薬物中毒の2症例:中学生の自殺企図について
男子アルコール依存者とその妻のPicture Frustration Test
他25例の研究

論文 
収奪・治安管理としての社会保障:保安処分としての医療のシス        テム化
シンナー遊び「規制」のもつ治安的意味
優性保護法改悪に反対する
末期医療の論理:人は安楽に死ねるのか?
「患者満足度」を考える。あえて「患者満足」に抵抗する
他4論文

まえがき

「思えばその時々に書いたものは、その人にとっては排泄物のようなものです。完成するまでは、何かに突き動かされるように必死で書くのだが、書き終わってしまえば、書いたものはすでに過去のものなのです。しかし何となくいとおしく、きちんと後始末・整理してやらねばならないと思ってしまいます。

だから筆者は思い入れたっぷりで整理しようとしますが、他人のウンチを見せられる読者の方はたまったものではないですね。すいませんとしかいいようがありません。この本は、数年前から工藤君と共同してまとめようと準備していたのですが、木村が病気したりして中断されていました。

この数年、関西の友人から、『木村はすでに死んだとの噂があるが生きているのか』との手紙をもらい何と返事していいのかわからずそのままにしているのですが、とりあえず、この論文集を完成することになりました。

ともかく、なにはともあれ、まあいろいろあるが、熱い『友情と連帯』の挨拶として、この小冊子が貴方の元に届くと思うと、いてもたってもいられないくらいのいい気持ちです。」