LA SIESTA

家保さんの思い出vol.9
我が家の猫事情」(8)
-夏から秋へ-

2010年10月9日掲載

 いやはやこの夏は猛暑日に次ぐ猛暑日、何とも暑い日々が続きました。我が家の元気ものたちも少々グロッキー気味でしたね。日中のダレきった姿ときたら全身の筋肉が緩みっぱなし。まさにとろけたチーズ状態で、(シャレているわけではないですが)ダリの「記憶の固執」と題された絵を彷彿とさせるものでした。
 寝(やす)むときはお互いに距離を置いて、思い思いのお気に入りの場所でドテっととろけている様をよく見かけました。しかしながら、さしもの暑さも峠を越え、一転肌寒さを感じるこの頃です。この季節の変わり身のはやさには、ちょっとついて行けない感がありましたが、猫たちの変わり身のはやさにも驚かされます。椅子に座ってくつろいでいると、いつの間にかロックやイッチー、ニンニン やサンサンが膝の上でゴロゴロと喉を鳴らしているのです。テーブルの上には場所の空くのを待ち構えているカルやゴンが陣取り、時には膝の場所取り合戦が勃発することも。突然の修羅場に大あわてという事態に陥るのはまさに予期せぬ出来事であまり心臓に良いとは思えませんね。そんなこんなしながらも、寝(やす)むときはいつの間にか仲良くくっつき合っています。
 本当に気温変化に敏感なのですね。
 猫の平熱は 39℃ ~ 40℃といいますから、ヒトより3℃ほど高いようです。それだけ寒さには敏感と言えるのでしょう。
 今から冬場が思いやられます。