LA SIESTA

家保さんの思い出vol.7
我が家の猫事情(6)
─日常風景(夜間の部)─ 

2010年3月29日掲載

 夜、少し冷え込む。Pm.11:00、消灯・就寝。と、しばらくして「トントントン」と静かな足音がドアの隙間から部屋の中へ。ピョンとベッドに跳び乗り、左肩口を前足で引っ掻いて「布団の中に入れとくれ」の催促です。

 そのまま左脇に潜り込み腕枕でごろり。このところ何故かイッチーが一番乗りです。続いてミーコの到着。イッチーの奥へごそごそと潜り込みます。しばらくして別の足音。今度はカル(現最長老、10歳)の登場です。「ウゥー」と右脇の先客を牽制しながら左脇の定位置に入り込みます。
 足元のホットカーペットはいつの間にかサンサンとゴン、ロックに占拠され、最後にニンニンがカルに遠慮しながら左脇の奥に潜り込み、二階寝室に全員集合と相成ります。(シンシンだけは一階の母のベッドを専用にしています。)
 しばらくはそれぞれが寝場所を微調整しながら、落ち着いたところで「おやすみ」です。(猫さんたちもヒト同様、レム睡眠時にはよく夢を見ているようです。手先やヒゲがピクピク動いたり、耳をクルクル動かしたりしている時、一体どんな夢を見ているのでしょうね。)

《カル》

 さて夜も更けて、草木も眠る丑三つ時、右肩口を引っ掻くロックの右(?)手。「ニャゴー」と文句を言いながらもちょっとだけ場所を譲ってくれるイッチーとミーコです。さらにゴンが割り込んでくることもあるのですが、こうなるともういけません。一悶着(猫パンチの応酬)は必至です。でも、ロックもゴンも決して左脇に潜り込もうとはしません。怒りんぼで鬱陶しいカルが鎮座する神聖な場所だからです。(辛うじて脇をすり抜けられるのはニンニンだけ。)zzzzz......(勿論、寝返りはうてません。窮屈でもひたすら我慢。限界までガマン、ガマン。もうかなり慣れちゃいました。おかげさまで結構寝相は良くなりましたかねえ。)
 朝、お目覚めです。「みんな、おはよう!」あちこちでウーンと伸びをしながら毛繕い。さあ今日もはじまるよ!メデタシ メデタシ。
(イエティ)

《ゴン、サンサン、ロック》